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公開番号
2025008837
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023111388
出願日
2023-07-06
発明の名称
駆動装置
出願人
株式会社アイシン
代理人
主分類
F16H
57/021 20120101AFI20250109BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】転がり軸受と固定側部材の間に油を供給する構成において、転がり軸受と固定側部材とが流体潤滑状態となりやすい構造を提供する。
【解決手段】固定側部材と、転がり軸受と、駆動源に駆動連結され、固定側部材に転がり軸受を介して軸まわりに回転可能に支持される回転側部材と、を備え、転がり軸受は、回転側部材及び固定側部材のうちの、一方の部材に圧入されるとともに、他方に嵌合され、転がり軸受における他方の部材に径方向で対向する表面、又は、他方の部材における転がり軸受に径方向で対向する表面には、油を受け入れ可能な溝が形成され、溝は、回転側部材が一の方向に回転している状態で転がり軸受と他方の部材との間の隙間を流れる油に対し楔効果を発生させるように、形成される、駆動装置が開示される。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
固定側部材と、
転がり軸受と、
駆動源に駆動連結され、前記固定側部材に前記転がり軸受を介して軸まわりに回転可能に支持される回転側部材と、を備え、
前記転がり軸受は、前記回転側部材及び前記固定側部材のうちの、一方の部材に圧入されるとともに、他方に嵌合され、
前記転がり軸受における前記他方の部材に径方向で対向する表面、又は、前記他方の部材における前記転がり軸受に径方向で対向する表面には、油を受け入れ可能な溝が形成され、
前記溝は、前記回転側部材が一の方向に回転している状態で前記転がり軸受と前記他方の部材との間の隙間を流れる油に対し楔効果を発生させるように、形成される、駆動装置。
続きを表示(約 370 文字)
【請求項2】
前記溝は、前記回転側部材の回転軸に沿った軸方向かつ軸まわりの周方向に延在し、
前記溝は、前記回転側部材の回転軸に対して垂直方向に視て、軸方向の端部が、前記端部よりも軸方向内側の中心側部分よりも深さが深い、請求項1に記載の駆動装置。
【請求項3】
車両に搭載され、
前記溝は、前記転がり軸受の表面に形成され、
前記溝に関して、前記軸方向の端部は、前記中心側部分よりも、前記車両前進時の前記転がり軸受の回転方向で先導側に位置する、請求項1又は2に記載の駆動装置。
【請求項4】
前記溝は、前記回転側部材の回転軸に対して垂直方向に視て、中心部と周辺部とをそれぞれ有する態様で、複数個、点在し、
前記周辺部は、前記中心部よりも深さが浅い、請求項1に記載の駆動装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、駆動装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
転がり軸受のアウタレースの外周面がすきま嵌めされるケースの内周面に、油が供給される潤滑溝として、動力伝達軸の軸方向に対して傾斜しつつ軸方向に延在する潤滑溝を設ける構造が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-034076号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、転がり軸受と固定側部材(例えばケース)の間に油を供給する構成において、転がり軸受と固定側部材の間に流体潤滑状態が形成されない場合、クリープ等により摩耗が促進されるおそれがある。この点、上記のような従来技術では、転がり軸受のアウタレースの外周面とケースが流体潤滑状態にならず、転がり軸受のアウタレースが回転するクリープが発生した場合、ケースが摩耗するおそれがある。
【0005】
そこで、1つの側面では、本開示は、転がり軸受と固定側部材の間に油を供給する構成において、転がり軸受と固定側部材とが流体潤滑状態となりやすい構造の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
1つの側面では、固定側部材と、
転がり軸受と、
駆動源に駆動連結され、前記固定側部材に前記転がり軸受を介して軸まわりに回転可能に支持される回転側部材と、を備え、
前記転がり軸受は、前記回転側部材及び前記固定側部材のうちの、一方の部材に圧入されるとともに、他方に嵌合され、
前記転がり軸受における前記他方の部材に径方向で対向する表面、又は、前記他方の部材における前記転がり軸受に径方向で対向する表面には、油を受け入れ可能な溝が形成され、
前記溝は、前記回転側部材が一の方向に回転している状態で前記転がり軸受と前記他方の部材との間の隙間を流れる油に対し楔効果を発生させるように、形成される、駆動装置が提供される。
【発明の効果】
【0007】
1つの側面では、本開示によれば、転がり軸受と固定側部材の間に油を供給する構成において、転がり軸受と固定側部材とが流体潤滑状態となりやすい構造を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
回転電機及び動力伝達機構を含む車両用駆動システムのスケルトン図である。
本実施例による車両用駆動装置に好適なベアリング構造の説明図であり、軸方向に視た概略図である。
アウタレースの外周面に形成される溝の説明図である。
溝の底部の傾斜の説明図であり、図3のラインA-Aに沿った断面図である。
第1変形例によるベアリングのアウタレースの外周面に形成される溝の説明図である。
第2変形例によるベアリングのアウタレースの外周面に形成される溝の説明図である。
第3変形例によるベアリングのアウタレースの外周面に形成される溝の説明図である。
図7のラインD-Dに沿った断面図である。
第4変形例による溝の説明図であり、ケース側に形成されてもよい溝の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照しながら各実施例について詳細に説明する。なお、図面の寸法比率はあくまでも一例であり、これに限定されるものではなく、また、図面内の形状等は、説明の都合上、部分的に誇張している場合がある。また、図面では、見易さのために、複数存在する同一属性の部位には、一部のみしか参照符号が付されていない場合がある。
【0010】
以下では、まず、本実施例による車両用駆動装置17が好適に適用可能な車両用駆動システム100について説明してから、本実施例による車両用駆動装置17におけるベアリング構造について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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