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公開番号2025082336
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-29
出願番号2023195584
出願日2023-11-17
発明の名称射出成形機
出願人株式会社不二越
代理人個人,個人
主分類B29C 45/53 20060101AFI20250522BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】成形品の品質を安定化することができる射出成形機を提供する。
【解決手段】射出成形機1は、一方向に延在し、内部に成形材料が供給されるバレル2と、バレル2の一方向における一端側に設けられたノズル3と、バレル2の内部において一方向に延在し、バレル2内において可塑化した成形材料をノズル3から射出するロッド8と、一方向においてノズル3側へ移動し、バレル2の内部に供給された成形材料をロッド8よりもノズル3側へ押し出すプランジャ6と、プランジャ6がノズル3側へ移動する場合に、プランジャ6を中心軸Xに対して回転させ、バレル6内に供給された成形材料を均す回転制御機構12と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
一方向に延在し、内部に成形材料が供給されるバレルと、
前記バレルの前記一方向における一端側に設けられたノズルと、
前記バレルの内部において前記一方向に延在し、前記バレル内において可塑化した前記成形材料を前記ノズルから射出するロッドと、
前記一方向において前記ノズル側へ移動し、前記バレルの内部に供給された前記成形材料を前記ロッドよりも前記ノズル側へ押し出すプランジャと、
前記プランジャが前記ノズル側へ移動する場合に、前記プランジャを中心軸に対して回転させ、前記バレル内に供給された前記成形材料を均す回転制御機構と、
を備えることを特徴とする射出成形機。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記回転制御機構は、前記プランジャが前記ノズル側へ移動する方向を押込方向として、前記プランジャの位置が所定位置より前記押込方向の上流側である場合に、前記プランジャの前記押込方向への移動と共に前記プランジャを回転させ、前記プランジャの位置が前記所定位置より前記押込方向の下流側である場合に、前記プランジャの前記押込方向への移動と共に前記プランジャが非回転となることを特徴とする請求項1に記載の射出成形機。
【請求項3】
前記回転制御機構は、前記プランジャの前記押込方向への直線運動の一部を、回転運動へ変換する機械要素であることを特徴とする請求項2に記載の射出成形機。
【請求項4】
前記回転制御機構は、前記プランジャに対して固定されたローラフォロアと、前記バレルに対して位置が固定され、前記一方向に対して斜めに形成された前記ローラフォロアの案内溝を有するカムプレートと、により構成されることを特徴とする請求項2又は3に記載の射出成形機。
【請求項5】
前記プランジャの位置が前記所定位置より前記押込方向の上流側である場合に、第1圧力により前記プランジャを前記押込方向へ移動させ、前記プランジャの位置が前記所定位置より前記押込方向の下流側である場合に、前記第1圧力よりも大きい第2圧力により前記プランジャを前記押込方向へ移動させる駆動機構を更に備えることを特徴とする請求項2又は3に記載の射出成形機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、射出成形機に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
例えば自動車の部品の中には、射出成形機を用いて樹脂原料等の成形材料を射出して成形するものがある。
【0003】
例えば特許文献1に、材料供給用開口部から供給される成形材料が均等な分布で供給筒内に蓄積せず不均一状態となるため、押込部材に設けた突起部と凹部の傾斜面により成形材料を移動させて平均化する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-14115号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、バレルへ供給された成形材料に対して押し込む圧力が不均一であると成形品の品質に影響を及ぼす可能性がある。そこで、特許文献1のように傾斜面を設けた押込部材により成形材料を押し込むことで、傾斜面を設けない場合と比較して成形材料を押し込む圧力の均一化を図ることが可能と考えられる。しかしながら、成形サイクルや成形材料の種類等に応じて、押し込む前の成形材料の不均一状態(例えば安息角)がそれぞれ異なる場合がある。このため、固定の角度の傾斜面を設けた押出部材を用いる場合は様々な場合に十分に対応することができず、成形品の品質がばらつく可能性がある。
【0006】
上記課題に鑑み、本発明は、成形品の品質を安定化することができる射出成形機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明に係る射出成形機は、一方向に延在し、内部に成形材料が供給されるバレルと、前記バレルの前記一方向における一端側に設けられたノズルと、前記バレルの内部において前記一方向に延在し、前記バレル内において可塑化した前記成形材料を前記ノズルから射出するロッドと、前記一方向において前記ノズル側へ移動し、前記バレルの内部に供給された前記成形材料を前記ロッドよりも前記ノズル側へ押し出すプランジャと、前記プランジャが前記ノズル側へ移動する場合に、前記プランジャを中心軸に対して回転させ、前記バレル内に供給された前記成形材料を均す回転制御機構と、を備える。
【0008】
また、射出成形機において、前記回転制御機構は、前記プランジャが前記ノズル側へ移動する方向を押込方向として、前記プランジャの位置が所定位置より前記押込方向の上流側である場合に、前記プランジャの前記押込方向への移動と共に前記プランジャを回転させ、前記プランジャの位置が前記所定位置より前記押込方向の下流側である場合に、前記プランジャの前記押込方向への移動と共に前記プランジャが非回転となる。
【0009】
また、射出成形機において、前記回転制御機構は、前記プランジャの前記押込方向への直線運動の一部を、回転運動へ変換する機械要素である。
【0010】
また、射出成形機において、前記回転制御機構は、前記プランジャに対して固定されたローラフォロアと、前記バレルに対して位置が固定され、前記一方向に対して斜めに形成された前記ローラフォロアの案内溝を有するカムプレートと、により構成される。
(【0011】以降は省略されています)

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