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公開番号2025131097
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-09
出願番号2024028612
出願日2024-02-28
発明の名称アクチュエータ
出願人株式会社不二越
代理人個人,個人
主分類H01F 7/06 20060101AFI20250902BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】プランジャやコイルを内包するケース状のヨークの剛性を高めることができ、アクチュエータ駆動時における耐衝撃性を向上することが可能なアクチュエータを提供する。
【解決手段】本発明にかかるアクチュエータの構成は、シャフト軸と一体に移動するプランジャと、コイルと、それらを内包する箱状のケースとを備えるアクチュエータであって、ケースにおいて、シャフト軸方向の一方の面を前面、他方の面を背面としたとき、ケースは、背面、上面、底面を含む第1ボディと、前面と両側面を含む第2ボディと、を組み合わせてなり、第1ボディの背面に設けられた突起部と、第2ボディの一対の側面の開放端に設けられた嵌合穴とで構成されるスナップフィット構造と、第1ボディの上面および底面の開放端に設けられたカシメ部と、第2ボディの前面に設けられた切欠とで構成されるカシメ構造とを有することを特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
シャフト軸と一体に移動するプランジャと、コイルと、それらを内包する箱状のケースとを備えるアクチュエータであって、
前記ケースにおいて、前記シャフト軸方向の一方の面を前面、他方の面を背面としたとき、
前記ケースは、
前記背面、上面、底面を含む第1ボディと、
前記前面と両側面を含む第2ボディと、
を組み合わせてなり、
前記第1ボディの背面に設けられた突起部と、前記第2ボディの一対の側面の開放端に設けられた嵌合穴とで構成されるスナップフィット構造と、
前記第1ボディの上面および底面の開放端に設けられたカシメ部と、前記第2ボディの前面に設けられた切欠とで構成されるカシメ構造とを有することを特徴とするアクチュエータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シャフト軸と一体に移動するプランジャと、コイルと、それらを内包する箱状のケースとを備えるアクチュエータに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
車両には、例えばクラッチを動作させるクラッチアクチュエータ等、種々のアクチュエータが搭載されている。アクチュエータは駆動源となるソレノイドを備えていて、ソレノイドとしては例えば特許文献1にソレノイド装置が開示されている。
【0003】
特許文献1のソレノイド装置は、「プランジャの軸方向と直交する方向に沿って1対のコイル端子片が突設されたソレノイド部と、上記コイル端子片の突出方向から上記ソレノイド部に結合されるコネクタ部と、上記ソレノイド部とコネクタ部とに設けられて上記コネクタ部をソレノイド部に結合したときに互いに係合する係合部と」を有している。
【0004】
特許文献1のソレノイド装置のソレノイド部は、電磁石ブロックと、この電磁石ブロックで駆動されるプランジャとを備えている。電磁石ブロックは、「上向きコ字形のヨーク、このヨークの中央片部に立てて固定されたストッパプランジャ、軸方向の両端側にそれぞれつば部が一体形成されて上記ストッパプランジャに外嵌された絶縁性合成樹脂からなる筒形のコイルスプール、このコイルスプールに巻回されたコイルおよびヨークカバーなどからなる」としている。
【0005】
特許文献1では、上記ヨークの左右両側片部の各上端には、それぞれ突部および切欠部が形成されている。また上記ヨークカバーの左右両側端面には、凹部および凸部がそれぞれ形成されている。そしてヨークカバーを上側つば部上に重合させて上記突部および切欠部にそれぞれヨークカバーの凹部および凸部を嵌着することにより、コイルスプールをヨークに一体に固定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許3409435号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1のようにヨークの突部および切欠部と、ヨークカバーの凹部および凸部とを嵌合した構成であると、それらの固定強度が低い。このため、アクチュエータの駆動時にプランジャ等が動作することによって衝撃が生じると、それに起因する摩耗や変形によって嵌合が外れてしまう可能性がある。このため、特許文献1の技術には更なる改善の余地があった。
【0008】
本発明は、このような課題に鑑み、プランジャやコイルを内包するケース状のヨークの剛性を高めることができ、アクチュエータ駆動時における耐衝撃性を向上することが可能なアクチュエータを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明にかかるアクチュエータの代表的な構成は、シャフト軸と一体に移動するプランジャ(可動鉄心)と、コイル(ソレノイド)と、それらを内包する箱状のケース(ヨーク)とを備えるアクチュエータであって、ケースにおいて、シャフト軸方向の一方の面を前面、他方の面を背面としたとき、ケースは、背面、上面、底面を含む第1ボディと、前面と両側面を含む第2ボディと、を組み合わせてなり、第1ボディの背面に設けられた突起部と、第2ボディの一対の側面の開放端に設けられた嵌合穴とで構成されるスナップフィット構造と、第1ボディの上面および底面の開放端に設けられたカシメ部と、第2ボディの前面に設けられた切欠とで構成されるカシメ構造とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、プランジャやコイルを内包するケース状のヨークの剛性を高めることができ、アクチュエータ駆動時における耐衝撃性を向上することが可能なアクチュエータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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