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公開番号
2025074765
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-14
出願番号
2023185790
出願日
2023-10-30
発明の名称
X線測定装置
出願人
株式会社不二越
代理人
個人
,
個人
主分類
G01B
15/02 20060101AFI20250507BHJP(測定;試験)
要約
【課題】膜厚の算出精度を向上する。
【解決手段】膜が表面に形成された試料2に対して膜厚を測定するX線測定装置1であって、試料2へ照射したX線の回折環を取得する取得部と、回折環における複数のα角のそれぞれに対してピーク強度を特定する特定部と、α角に対するピーク強度の分布に対してフーリエ級数展開を行うフーリエ部と、フーリエ級数展開により算出されたフーリエ係数に基づいて、膜の膜厚を算出する算出部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
膜が表面に形成された試料に対して膜厚を測定するX線測定装置であって、
前記試料へ照射したX線の回折環を取得する取得部と、
前記回折環における複数のα角のそれぞれに対してピーク強度を特定する特定部と、
前記α角に対する前記ピーク強度の分布に対してフーリエ級数展開を行うフーリエ部と、
前記フーリエ級数展開により算出されたフーリエ係数に基づいて、前記膜の膜厚を算出する算出部と、
を備えるX線測定装置。
続きを表示(約 340 文字)
【請求項2】
前記フーリエ係数は、前記フーリエ級数展開における0次の係数である、
請求項1に記載のX線測定装置。
【請求項3】
前記算出部は、前記フーリエ係数が膜厚の指数関数で示された補正情報に基づいて、前記フーリエ係数から前記膜の膜厚を算出する、
請求項1又は2に記載のX線測定装置。
【請求項4】
前記補正情報は、異なる膜厚の基準試料のそれぞれに対してX線を照射して取得した複数の基準回折環に基づいて設定される、
請求項3に記載のX線測定装置。
【請求項5】
前記補正情報は、複数の前記基準回折環により得られたα角に対するピーク強度の分布状態に基づいて設定される、
請求項4に記載のX線測定装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、X線測定装置に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
X線を照射することで、試料の表面に形成された膜の厚さ(膜厚)を測定することができる。例えば特許文献1では、試料へX線を照射し、放出される蛍光X線の線量を計測して膜厚を算出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平7-128042号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、照射したX線の線量等のX線の減衰量に基づいて膜厚を算出する場合、試料において回折した回折環における特定の1つのα角の強度のみしか用いられないと考えられる。この場合には、α角によって検出値がばらつくと膜厚の算出精度が低下する可能性がある。
【0005】
上記課題に鑑み、本発明は、膜厚の算出精度を向上することができるX線測定装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明に係るX線測定装置は、膜が表面に形成された試料に対して膜厚を測定するX線測定装置であって、前記試料へ照射したX線の回折環を取得する取得部と、前記回折環における複数のα角のそれぞれに対してピーク強度を特定する特定部と、前記α角に対する前記ピーク強度の分布に対してフーリエ級数展開を行うフーリエ部と、前記フーリエ級数展開により算出されたフーリエ係数に基づいて、前記膜の膜厚を算出する算出部と、を備える。
【0007】
また、X線測定装置において、前記フーリエ係数は、前記フーリエ級数展開における0次の係数である。
【0008】
また、X線測定装置において、前記算出部は、前記フーリエ係数が膜厚の指数関数で示された補正情報に基づいて、前記フーリエ係数から前記膜の膜厚を算出する。
【0009】
また、X線測定装置において、前記補正情報は、異なる膜厚の基準試料のそれぞれに対してX線を照射して取得した複数の基準回折環に基づいて設定される。
【0010】
また、X線測定装置において、前記補正情報は、複数の前記基準回折環により得られたα角に対するピーク強度の分布状態に基づいて設定される。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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