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公開番号
2025070759
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2023181280
出願日
2023-10-20
発明の名称
圧力制御システム
出願人
株式会社不二越
代理人
個人
,
個人
主分類
F27D
7/06 20060101AFI20250424BHJP(炉,キルン,窯;レトルト)
要約
【課題】熱処理装置において、浸炭室を真空排気する真空ポンプユニットのメンテナンス性を、低ランニングコストで向上させる。
【解決手段】鋼部材Wが設置された状態で浸炭ガスが導入される浸炭室2,3に一端が接続される第一流路11と、第一流路11の他端が接続され、浸炭室2,3を減圧する第一真空ポンプユニット12と、第一流路11と異なる流路であって、浸炭室2,3に一端が接続される第二流路13と、第二流路13の他端が接続され、第二真空ポンプユニット14と、浸炭室2,3に鋼部材Wが設置された状態において、浸炭室2,3に浸炭ガスが導入されるタイミング以前の期間内に設定される第一期間に、第一真空ポンプユニット12によって浸炭室2,3を減圧し、前記タイミングを含むとともに前記第一期間と重複しない期間内に設定される第二期間に、第二真空ポンプユニット14によって浸炭室2,3を減圧する制御装置21と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
鋼部材が設置された状態で浸炭ガスが導入される浸炭室に一端が接続される第一流路と、
前記第一流路の他端が接続され、前記浸炭室を減圧する第一真空ポンプユニットと、
前記第一流路と異なる流路であって、前記浸炭室に一端が接続される第二流路と、
前記第二流路の他端が接続され、第二真空ポンプユニットと、
前記浸炭室に前記鋼部材が設置された状態において、前記浸炭室に前記浸炭ガスが導入されるタイミング以前の期間内に設定される第一期間に、前記第一真空ポンプユニットによって前記浸炭室を減圧し、前記タイミングを含むとともに前記第一期間と重複しない期間内に設定される第二期間に、前記第二真空ポンプユニットによって前記浸炭室を減圧する制御装置と、
を備えることを特徴とする圧力制御システム。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記制御装置は、前記第二期間が終了し前記浸炭室から前記鋼部材が抽出された後の期間内に設定される第三期間に、前記第一真空ポンプユニットによって前記浸炭室を減圧することを特徴とする請求項1に記載の圧力制御システム。
【請求項3】
前記浸炭室は複数であり、
前記第一流路の前記一端側は、各浸炭室にそれぞれ接続される複数の第一流路片に分岐し、
前記第二流路の前記一端側は、各浸炭室にそれぞれ接続される複数の第二流路片に分岐し、
各第一流路片にそれぞれ設けられる第一弁と、
各第二流路片にそれぞれ設けられる第二弁と、
を更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の圧力制御システム。
【請求項4】
前記制御装置は、前記第一真空ポンプユニットが各浸炭室を減圧するタイミングが互いに重複しないように各第一弁を開閉制御するとともに、前記第二真空ポンプユニットが各浸炭室を減圧するタイミングが互いに重複しないように各第二弁を開閉制御することを特徴とする請求項3に記載の圧力制御システム。
【請求項5】
前記制御装置は、複数の前記浸炭室のうち一の浸炭室を前記第二期間に前記第二真空ポンプユニットが減圧するタイミングと、複数の前記浸炭室のうち他の浸炭室を前記第一期間に前記第一真空ポンプユニットが減圧するタイミングとを重複させるとともに、前記他の浸炭室を前記第二期間に前記第二真空ポンプユニットが減圧するタイミングと、前記一の浸炭室を前記第一期間に前記第一真空ポンプユニットが減圧するタイミングとを重複させるように、前記第一弁及び前記第二弁を開閉制御することを特徴とする請求項4に記載の圧力制御システム。
【請求項6】
前記浸炭室から抽出された前記鋼部材を加熱保持する降温均熱室と、
一端が前記降温均熱室に接続され、他端が前記第一流路に接続される第三流路と、
前記第三流路に設けられる第三弁と、
前記第三流路と異なる流路であって、一端が前記降温均熱室に接続され、他端が前記第二流路に接続される第四流路と、
前記第四流路に設けられる第四弁と、
を更に備えることを特徴とする請求項3に記載の圧力制御システム。
【請求項7】
前記制御装置は、前記第一真空ポンプユニットが、複数の前記浸炭室のうちいずれかの前記浸炭室とともに前記降温均熱室を減圧するように、前記第一弁、前記第二弁、前記第三弁、及び、前記第四弁を開閉制御することを特徴とする請求項6に記載の圧力制御システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、鋼部材の熱処理装置に設けられる圧力制御システムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
熱処理装置を用いて、鋼部材に対して浸炭室において浸炭ガスを用いた浸炭処理を行い、その後、降温均熱室において鋼部材を加熱保持する処理があり、例えば下記特許文献1に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許第7267793号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで浸炭室に浸炭ガスを導入する際、真空排気を行う真空ポンプユニットに、浸炭ガス由来のタールや煤等の汚れが付着してしまう。そのため、例えば、上記特許文献1においては浸炭室の圧力容器内に水素を投入し、煤の発生を抑制する方が開示されている。
【0005】
しかしながら、上記特許文献1に開示された方法では、メンテナンス性は向上するものの、定期的に水素ガスを用いるためにランニングコストが高くなるという問題があった。
【0006】
上述の問題に鑑み、本発明は、熱処理装置において、浸炭室を真空排気する真空ポンプユニットのメンテナンス性を、低ランニングコストで向上させる、圧力制御システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、鋼部材が設置された状態で浸炭ガスが導入される浸炭室に一端が接続される第一流路と、前記第一流路の他端が接続され、前記浸炭室を減圧する第一真空ポンプユニットと、前記第一流路と異なる流路であって、前記浸炭室に一端が接続される第二流路と、前記第二流路の他端が接続され、第二真空ポンプユニットと、前記浸炭室に前記鋼部材が設置された状態において、前記浸炭室に前記浸炭ガスが導入されるタイミング以前の期間内に設定される第一期間に、前記第一真空ポンプユニットによって前記浸炭室を減圧し、前記タイミングを含むとともに前記第一期間と重複しない期間内に設定される第二期間に、前記第二真空ポンプユニットによって前記浸炭室を減圧する制御装置と、を備える。
【0008】
また、前記制御装置は、前記第二期間が終了し前記浸炭室から前記鋼部材が抽出された後の期間内に設定される第三期間に、前記第一真空ポンプユニットによって前記浸炭室を減圧する。
【0009】
また、前記浸炭室は複数であり、前記第一流路の前記一端側は、各浸炭室にそれぞれ接続される複数の第一流路片に分岐し、前記第二流路の前記一端側は、各浸炭室にそれぞれ接続される複数の第二流路片に分岐し、各第一流路片にそれぞれ設けられる第一弁と、各第二流路片にそれぞれ設けられる第二弁と、を更に備える。
【0010】
また、前記制御装置は、前記第一真空ポンプユニットが各浸炭室を減圧するタイミングが互いに重複しないように各第一弁を開閉制御するとともに、前記第二真空ポンプユニットが各浸炭室を減圧するタイミングが互いに重複しないように各第二弁を開閉制御する。
(【0011】以降は省略されています)
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