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公開番号
2025077747
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-19
出願番号
2023190181
出願日
2023-11-07
発明の名称
連続処理炉
出願人
中外炉工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F27B
9/04 20060101AFI20250512BHJP(炉,キルン,窯;レトルト)
要約
【課題】エネルギー効率がより優れており、雰囲気の安定性を向上させる連続処理炉を提供する。
【解決手段】被処理材Sを連続的に搬送して処理する連続処理炉10であって、入口1と、出口2と、被処理材Sを入口1から出口2へ搬送する搬送装置3と、を備えており、搬送装置3の搬送路31は、入口1から入口1と出口2との間に位置する第1中間部311へ向かって、上方に傾斜し、入口1と出口2との間に位置し、第1中間部311と一致する又は第1中間部311より出口2側に位置する、第2中間部312から出口2に向かって下方に傾斜するようになっている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
被処理材を連続的に搬送して処理する連続処理炉であって、
入口と、
出口と、
前記被処理材を前記入口から前記出口へ搬送する搬送装置と、を備えており、
前記搬送装置の搬送路は、前記入口から前記入口と前記出口との間に位置する第1中間部へ向かって、上方に傾斜し、前記入口と前記出口との間に位置し、前記第1中間部と一致する又は前記第1中間部より前記出口側に位置する、第2中間部から前記出口に向かって下方に傾斜するようになっている、連続処理炉。
続きを表示(約 360 文字)
【請求項2】
前記第2中間部から前記出口までの第2傾斜路の水平面に対する第2傾斜角度は、前記入口から前記第1中間部までの第1傾斜路の水平面に対する第1傾斜角度より大きくなっている、請求項1記載の連続処理炉。
【請求項3】
前記連続処理炉は、被処理材を加熱するヒータと、加熱された被処理材を冷却するクーラとを備えており、前記第2中間部は、上下方向において、前記クーラに対応する位置に位置している、請求項1記載の連続処理炉。
【請求項4】
前記連続処理炉は、前記搬送装置の上方に上壁を備えており、
前記上壁は、前記入口近傍において、前記入口に向かって下方に傾斜しており、前記出口近傍において、前記出口に向かって下方に傾斜している、請求項1~3のいずれか1つに記載の連続処理炉。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、被処理材を連続的に搬送して処理する連続処理炉に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
被処理材を連続的に搬送して処理する連続処理炉としては、従来、特許文献1に示されるように、被処理材が搬送される搬送路が水平となっている構成が開示されている。また、特許文献2に示されるように、搬送路に一方向の傾斜(出口に向かって下方に傾斜)を設ける構成も開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-274432号公報
特開昭55-27855号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、連続処理炉では、入口及び出口からの外気の流入と炉内の高温空気の排出とによるエネルギー損失や雰囲気の乱れが課題となっており、例えば、特許文献1では入口の上下方向長さをできるだけ小さくする対応が行われているが、入口及び出口における空気の出入りのさらなる対策が必要である。また、特許文献2では、入口に対して出口が高い位置にあることから、炉内の高温空気が出口から排出されやすく、その分低温の外気が炉内に流入しやすくなっており、炉内のエネルギー損失が大きくなって、炉内の温度が安定しにくいという課題がある。
【0005】
そこで、本発明では、入口及び出口における空気の出入りをさらに低減し、エネルギー効率がより優れており、雰囲気の安定性を向上させる連続処理炉を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、被処理材を連続的に搬送して処理する連続処理炉であって、
入口と、
出口と、
前記被処理材を前記入口から前記出口へ搬送する搬送装置と、を備えており、
前記搬送装置の搬送路は、前記入口から前記入口と前記出口との間に位置する第1中間部へ向かって、上方に傾斜し、前記入口と前記出口との間に位置し、前記第1中間部と一致する又は前記第1中間部より前記出口側に位置する、第2中間部から前記出口に向かって下方に傾斜するようになっている。
【0007】
前記構成によれば、搬送路は入口から第1中間部に向かって上方に傾斜し、第2中間部から出口に向かって下方に傾斜しているので、入口と出口の上下方向位置を第1中間部及び第2中間部に対して下げることができ、その結果、炉内の高温空気が炉外に排出されにくく、また、炉外の空気が炉内に侵入しにくくなり、炉内の温度や雰囲気を安定させやすくすることができる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によると、エネルギー効率がより優れており、雰囲気の安定性を向上させる連続処理炉を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態に係る連続熱処理炉の概略図である。
本発明の実施形態において、第1傾斜路の第1傾斜角度と第2傾斜路の第2傾斜角度とを異ならせた連続熱処理炉の概略図である。
本発明の別の実施形態に係る連続処理炉の概略図である。
本発明の別の実施形態と上壁が異なる形態を有する連続処理炉の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1は、本発明の実施形態に係る連続処理炉10の概略図である。図1に示されるように、連続処理炉10は、被処理材Sを連続処理炉10に搬入する入口1と、被処理材Sを連続処理炉10から搬出する出口2と、被処理材Sを入口1から出口2へ搬送する搬送装置3と、を備えている。
(【0011】以降は省略されています)
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