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公開番号2024132165
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023042848
出願日2023-03-17
発明の名称連続加熱炉
出願人ノリタケ株式会社
代理人個人,個人
主分類F27B 9/24 20060101AFI20240920BHJP(炉,キルン,窯;レトルト)
要約【課題】被処理物の搬送不良を低減する。
【解決手段】連続加熱炉1は、予め定められた搬送方向に沿った空間10iを囲うトンネル状の炉体10と、トンネル状の炉体10をそれぞれ横断し、搬送方向に沿って並べられた複数の搬送ローラ20と、複数の搬送ローラ20の端部21,22をそれぞれ独立して支持する、複数のローラ支持体30,40と、複数の搬送ローラ20のうち少なくともいずれか一つの搬送ローラ20の異常を検知するローラ異常検知装置90とを備えている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
予め定められた搬送方向に沿った空間を囲うトンネル状の炉体と、
前記トンネル状の炉体をそれぞれ横断し、前記搬送方向に沿って並べられた複数の搬送ローラと、
前記複数の搬送ローラの端部をそれぞれ独立して支持する、複数のローラ支持体と、
前記複数の搬送ローラのうち少なくともいずれか一つの搬送ローラの異常を検知するローラ異常検知装置と
を備えた、
連続加熱炉。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記ローラ異常検知装置は、
複数の検知装置と、
通知装置と
を備えており、
前記複数の検知装置は、それぞれ前記複数の搬送ローラのうち一つの搬送ローラの異常を検知できるように構成されており、
前記通知装置は、前記複数の搬送ローラのうち異常が検知された搬送ローラの情報を通知する、請求項1に記載された連続加熱炉。
【請求項3】
一対の支持台をさらに備え、
前記一対の支持台は、それぞれ前記搬送方向に沿って延びており、かつ、前記炉体の幅方向において前記炉体の外部に設けられており、
前記複数のローラ支持体は、前記一対の支持台のうちいずれか一方にそれぞれ取り付けられており、
前記ローラ支持体と前記支持台には、前記支持台に対して前記ローラ支持体を前記搬送方向に沿って位置調整可能な取付構造が設けられている、請求項1または2に記載された連続加熱炉。
【請求項4】
前記複数の搬送ローラは、それぞれ中空の軸部材であり、
前記複数のローラ支持体は、
筐体と
前記筐体に取り付けられた軸受と、
前記軸受に回転可能に支持され、かつ、少なくとも一端が前記筐体からはみ出たシャフトと
をそれぞれ備えており、
前記複数の搬送ローラのうち少なくとも一つの搬送ローラの両端は、前記ローラ支持体の前記シャフトの一端が挿入された状態でそれぞれ支持されている、請求項3に記載された連続加熱炉。
【請求項5】
前記支持台は、前記ローラ支持体が取り付けられる部位に凸部を有し、
前記ローラ支持体の前記筐体には、前記凸部が入る凹部が形成されている、請求項4に記載された連続加熱炉。
【請求項6】
前記凹部は、前記搬送方向に沿って延びた溝である、請求項5に記載された連続加熱炉。
【請求項7】
前記ローラ支持体は、前記支持台の上面に載せられた状態で前記支持台に取り付けられる、請求項3に記載された連続加熱炉。
【請求項8】
前記ローラ支持体は、高さ調節部材を介して前記支持台の前記上面に載せられた状態で前記支持台に取り付けられる、請求項7に記載された連続加熱炉。
【請求項9】
前記高さ調節部材は、板状である、請求項8に記載された連続加熱炉。
【請求項10】
前記支持台には、前記搬送方向に沿った孔が形成されており、
前記ローラ支持体の前記筐体には、取付穴が形成されており、
前記ローラ支持体は、前記孔に挿通された取付部材と、前記取付穴とによって前記支持台に取り付けられている、請求項4に記載された連続加熱炉。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、連続加熱炉に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特開平9-89461号公報には、ローラハース炉においてセラミックローラの折損を検知する技術が開示されている。同公報に開示されているローラハース炉は、支持受けと、複数のセラミックローラを備えている。支持受けは、複数のセラミックローラを支持している。セラミックローラは、導電性の支持受けによって支持されている。セラミックローラは、従動側の支持受けと接触する面に、導電ペーストが塗布されている。支持受けの上部には、セラミックローラ上面と空隙を開けて導電性バーが設けられている。セラミックローラが折損した場合には、折損したセラミックローラにおいて導電ペーストが塗布された部位、導電性の支持受け、導電性バーが導通する。これによって、ランプ、ブザー等を作動させ、セラミックローラの折損が検知されるとされている。
【0003】
特開平4-36588号公報には、ローラハースキルンにおいてローラの折損を検知する技術が開示されている。同公報に開示されているローラハースキルンは、複数のローラと、複数の支持ユニットと、取付体を有している。各ローラの端部は、支持ユニットの支持軸にそれぞれ支持されている。支持ユニットは、取付体に取り付けられている。取付体には、複数の支持ユニットが取り付けられている。支持ユニットの支持軸は、導電体によって形成されている。支持軸の端部には、検知部が設けられている。検知部の近傍には、導電線が設けられている。ローラが折損すると、検知部と導電線が接触し、検知回路が形成される。検知回路に電流が流れると、表示手段によって、ローラが折損したことが表示されるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平9-89461号公報
特開平4-36588号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明者は、連続加熱炉において、搬送ローラの異常を低減したいと考えている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
ここで開示される連続加熱炉は、予め定められた搬送方向に沿った空間を囲うトンネル状の炉体と、トンネル状の炉体をそれぞれ横断し、前記搬送方向に沿って並べられた複数の搬送ローラと、複数の搬送ローラの端部をそれぞれ独立して支持する、複数のローラ支持体と、複数の搬送ローラのうち少なくともいずれか一つの搬送ローラの異常を検知するローラ異常検知装置とを備えている。かかる連続加熱炉によると、連続加熱炉の炉体と搬送ローラの干渉を解消しやすく、被処理物の搬送不良が低減される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、連続加熱炉1の断面図である。
図2は、連続加熱炉1の断面図である。
図3は、複数の搬送ローラ20の支持構造を示す模式図である。
図4は、ローラ支持体30の模式図である。
図5は、ローラ支持体40の模式図である。
図6は、ローラ支持体30の模式図である。
図7は、高さ調節部材37を示す模式図である。
図8は、ローラ異常検知装置90の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示における実施形態の1つについて、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の図面においては、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付して説明している。また、各図における寸法関係(長さ、幅、厚み等)は実際の寸法関係を反映するものではない。上、下、左、右、前、後の向きは、図中、U、D、L、R、F、Rrの矢印でそれぞれ表されている。ここで、上、下、左、右、前、後の向きは、説明の便宜上、定められているに過ぎず、特に言及されない限りにおいて本願発明を限定しない。
【0009】
図1および図2は、連続加熱炉1の断面図である。図1では、搬送方向に沿った、連続加熱炉1の縦断面が模式的に示されている。図2は、図1のII-II断面図である。図2では、搬送方向を横切る、連続加熱炉1の横断面が模式的に示されている。
【0010】
〈連続加熱炉1〉
連続加熱炉1は、図1および図2に示されているように、炉体10と、複数の搬送ローラ20と、複数のローラ支持体30,40と、ローラ異常検知装置90とを備えている。連続加熱炉1は、一対の支持台35,45を備えている。連続加熱炉1は、加熱容器に載せられた被処理物(以下、被処理物Aとも称する)を搬送方向に沿って搬送しつつ、連続的に加熱処理する加熱炉である。この実施形態では、連続加熱炉1は、搬送ローラの回転によって被処理物を搬送方向(後方Rrから前方F)に搬送しつつ加熱する、いわゆるローラハースキルンである。図中の矢印は、被処理物Aが搬送される搬送方向を示している。
(【0011】以降は省略されています)

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