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公開番号2024132167
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023042850
出願日2023-03-17
発明の名称連続加熱炉
出願人ノリタケ株式会社
代理人個人,個人
主分類F27B 9/24 20060101AFI20240920BHJP(炉,キルン,窯;レトルト)
要約【課題】シャッタと搬送ローラの干渉を低減する。
【解決手段】連続加熱炉1は、予め定められた搬送方向に沿った空間10iを囲うトンネル状の炉体10と、トンネル状の炉体10をそれぞれ横断し、搬送方向に沿って並べられた複数の搬送ローラ20と、搬送方向において空間10iを仕切るシャッタ91,92と、シャッタ開閉装置95とを備えている。シャッタ91,92が設けられた位置に配置された搬送ローラ20aは、個別に位置調整可能に構成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
予め定められた搬送方向に沿った空間を囲うトンネル状の炉体と、
前記トンネル状の炉体をそれぞれ横断し、前記搬送方向に沿って並べられた複数の搬送ローラと、
前記搬送方向において前記空間を仕切るシャッタと、
シャッタ開閉装置と
を備え、
前記シャッタが設けられた位置に配置された少なくとも一つの搬送ローラは、個別に位置調整可能に構成されている、
連続加熱炉。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記シャッタが設けられた位置に配置された少なくとも一つの搬送ローラの端部は、位置調整可能に構成された複数のローラ支持体に支持されている、請求項1に記載された連続加熱炉。
【請求項3】
一対の支持台をさらに備え、
前記一対の支持台は、それぞれ前記搬送方向に沿って延びており、かつ、前記炉体の幅方向において前記炉体の外部に設けられており、
前記複数のローラ支持体は、前記一対の支持台のうちいずれか一方にそれぞれ取り付けられており、
前記ローラ支持体と前記支持台には、前記支持台に対して前記ローラ支持体を前記搬送方向に沿って位置調整可能な取付構造が設けられている、請求項2に記載された連続加熱炉。
【請求項4】
前記複数の搬送ローラは、それぞれ中空の軸部材であり、
前記複数のローラ支持体は、
筐体と
前記筐体に取り付けられた軸受と、
前記軸受に回転可能に支持され、かつ、少なくとも一端が前記筐体からはみ出たシャフトと
をそれぞれ備えており、
前記複数の搬送ローラのうち少なくとも一つの搬送ローラの両端は、前記ローラ支持体の前記シャフトの一端が挿入された状態でそれぞれ支持されている、請求項3に記載された連続加熱炉。
【請求項5】
前記支持台は、前記ローラ支持体が取り付けられる部位に凸部を有し、
前記ローラ支持体の前記筐体には、前記凸部が入る凹部が形成されている、請求項4に記載された連続加熱炉。
【請求項6】
前記凹部は、前記搬送方向に沿って延びた溝である、請求項5に記載された連続加熱炉。
【請求項7】
前記ローラ支持体は、前記支持台の上面に載せられた状態で前記支持台に取り付けられる、請求項3に記載された連続加熱炉。
【請求項8】
前記ローラ支持体は、高さ調節部材を介して前記支持台の前記上面に載せられた状態で前記支持台に取り付けられる、請求項7に記載された連続加熱炉。
【請求項9】
前記高さ調節部材は、板状である、請求項8に記載された連続加熱炉。
【請求項10】
前記支持台には、前記搬送方向に沿った孔が形成されており、
前記ローラ支持体の前記筐体には、取付穴が形成されており、
前記ローラ支持体は、前記孔に挿通された取付部材と、前記取付穴とによって前記支持台に取り付けられている、請求項4に記載された連続加熱炉。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、連続加熱炉に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特開2020-143883号公報には、ローラ搬送式焼成炉のシャッタ装置が開示されている。シャッタ装置は、炉体内に設けられた上下シャッタ部材と、搬送ローラの間を通って上下シャッタ部材の下端部から下方へ突き出す一対の支持棒と、一対の支持棒を介して上下シャッタ部材を上下方向に駆動して開位置と閉位置とに位置させるシャッタ駆動装置とを含んでいる。シャッタ駆動装置は、炉体の下側に配置されている。かかるシャッタ装置では、シャッタ駆動装置が炉体の下側に配置されていることにより、シャッタ駆動装置に大掛かりな冷却機構を設ける必要がないとされている。
【0003】
特開2000-130953号公報には、被処理材の処理室を区画する部分にもローラが設けられた熱処理炉が開示されている。処理室を区画する部分に設けられたローラは、断熱扉と、当該断熱扉と相対する断熱壁とによって覆われるように構成されている。かかる構成によって、熱損失を少なくすることができるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-143883号公報
特開2000-130953号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明者は、処理室を区画するシャッタを備える連続加熱炉において、シャッタの誤作動を低減したいと考えている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
ここで開示される連続加熱炉は、予め定められた搬送方向に沿った空間を囲うトンネル状の炉体と、トンネル状の炉体をそれぞれ横断し、搬送方向に沿って並べられた複数の搬送ローラと、搬送方向において前記空間を仕切るシャッタと、シャッタ開閉装置とを備えている。シャッタが設けられた位置に配置された少なくとも一つの搬送ローラは、個別に位置調整可能に構成されている。かかる連続加熱炉によると、シャッタの誤操作が低減される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、連続加熱炉1の断面図である。
図2は、連続加熱炉1の断面図である。
図3は、複数の搬送ローラ20の支持構造を示す模式図である。
図4は、ローラ支持体30の模式図である。
図5は、ローラ支持体40の模式図である。
図6は、ローラ支持体30の模式図である。
図7は、高さ調節部材37を示す模式図である。
図8は、シャッタ91,92を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示における実施形態の1つについて、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の図面においては、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付して説明している。また、各図における寸法関係(長さ、幅、厚み等)は実際の寸法関係を反映するものではない。上、下、左、右、前、後の向きは、図中、U、D、L、R、F、Rrの矢印でそれぞれ表されている。ここで、上、下、左、右、前、後の向きは、説明の便宜上、定められているに過ぎず、特に言及されない限りにおいて本願発明を限定しない。
【0009】
図1および図2は、連続加熱炉1の断面図である。図1では、搬送方向に沿った、連続加熱炉1の縦断面が模式的に示されている。図2は、図1のII-II断面図である。図2では、搬送方向を横切る、連続加熱炉1の横断面が模式的に示されている。
【0010】
〈連続加熱炉1〉
連続加熱炉1は、図1および図2に示されているように、炉体10と、複数の搬送ローラ20と、複数のローラ支持体30,40と、シャッタ91,92と、シャッタ開閉装置95とを備えている。連続加熱炉1は、一対の支持台35,45を備えている。連続加熱炉1は、加熱容器に載せられた被処理物(以下、被処理物Aとも称する)を搬送方向に沿って搬送しつつ、連続的に加熱処理する加熱炉である。この実施形態では、連続加熱炉1は、搬送ローラの回転によって被処理物を搬送方向(後方Rrから前方F)に搬送しつつ加熱する、いわゆるローラハースキルンである。図中の矢印は、被処理物Aが搬送される搬送方向を示している。
(【0011】以降は省略されています)

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