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公開番号2025109112
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-24
出願番号2024002836
出願日2024-01-11
発明の名称熱処理装置
出願人ノリタケ株式会社
代理人個人,個人
主分類F27B 9/28 20060101AFI20250716BHJP(炉,キルン,窯;レトルト)
要約【課題】処理空間の清浄度の向上。
【解決手段】熱処理装置10は、搬送装置20と、巻出部30と、加熱処理部90と、巻取部60とを備えている。搬送装置20は、帯状の被処理物Aを搬送する。巻出部30は、被処理物Aを巻出す。加熱処理部90は、巻出された被処理物Aが加熱処理される処理空間を内部に有する。巻取部60は、処理された被処理物Aを巻取る。巻出部30および巻取部60のうち少なくとも一方は、一対の保持部34,36と、一対の支持部40,50とを備えている。一対の保持部34,36は、被処理物Aが巻かれたロールA1のコアA2を、軸方向の両側から保持する。一対の支持部40,50は、一対の保持部34,36に保持されたコアA2の両端部A21,A22の下方において、コアA2の端部A21,A22をそれぞれ受ける。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
帯状の被処理物を搬送する搬送装置と、
前記被処理物を巻出す巻出部と、
巻出された前記被処理物が予め定められた搬送経路に沿って搬送されつつ加熱処理される加熱処理部と、
処理された前記被処理物を巻取る巻取部と
を備え、
前記巻出部および前記巻取部のうち少なくとも一方は、
前記被処理物が巻かれたロールのコアを、軸方向の両側から保持する一対の保持部と、
前記一対の保持部に保持された前記コアの両端部の下方において、前記コアの端部をそれぞれ受ける一対の支持部と
を備えた、
熱処理装置。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記支持部は、前記コアを支持する一対の支持ローラを有する、請求項1に記載された熱処理装置。
【請求項3】
前記支持部は、前記コアの端部よりも外側において前記コアを支持する位置よりも上方に突出するガイドを有する、請求項1または2に記載された熱処理装置。
【請求項4】
前記支持部は、高さ方向に沿って延びる支持プレートを有し、
前記支持プレートは、前記高さ方向に沿って延びるリブを有する、請求項1または2に記載された熱処理装置。
【請求項5】
駆動装置をさらに備え、
前記一対の保持部は、それぞれ他方の保持部に向かうに従って径が小さくなっており、
前記駆動装置は、前記一対の保持部を、前記一対の保持部が対向する方向に沿って駆動し、
前記駆動装置が前記一対の保持部を対向方向に駆動することによって、前記一対の保持部が前記コアを保持し、
前記駆動装置が前記一対の保持部を前記対向方向とは反対方向に駆動することによって、前記一対の保持部が前記コアの保持を解除する、請求項1または2に記載された熱処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、熱処理装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許第7285360号公報には、巻出部と、加熱処理部と、冷却部と、巻取部とを備えた熱処理装置が開示されている。巻出部からは、加熱処理前の帯状のシートが巻出される。加熱処理部では、シートが搬送されつつ加熱処理される。冷却部では、加熱処理部で加熱処理されたシートが搬送されつつ冷却される。巻取部では、冷却部で冷却された帯状のシートが巻取られる。巻出部および巻取部では、帯状の被処理物を巻出す巻出ロールおよびシート状の被処理物を巻取る巻取ロールは、適宜取り替えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7285360号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、本発明者は、ロール交換の作業性を向上させたいと考えている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
ここで開示される熱処理装置は、搬送装置と、巻出部と、加熱処理部と、巻取部とを備えている。搬送装置は、帯状の被処理物を搬送する。巻出部は、被処理物を巻出す。加熱処理部では、巻出された前記被処理物が予め定められた搬送経路に沿って搬送されつつ加熱処理される。巻取部は、処理された被処理物を巻取る。巻出部および巻取部のうち少なくとも一方は、一対の保持部と、一対の支持部とを備えている。一対の保持部は、被処理物が巻かれたロールのコアを、軸方向の両側から保持する。一対の支持部は、一対の保持部に保持されたコアの両端部の下方において、コアの端部をそれぞれ受ける。かかる熱処理装置では、ロール交換の作業性が良好である。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、熱処理装置10を示す模式図である。
図2は、巻出部30を示す模式図である。
図3は、コアA2の保持構成を示す模式図である。
図4は、支持部40の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本開示における実施形態の1つについて、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の図面においては、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付して説明している。また、各図における寸法関係(長さ、幅、厚み等)は実際の寸法関係を反映するものではない。上、下、左、右、前、後の向きは、図中、U、D、L、R、F、Rrの矢印でそれぞれ表されている。ここで、上、下、左、右、前、後の向きは、説明の便宜上、定められているに過ぎず、特に言及されない限りにおいて本願発明を限定しない。
【0008】
〈熱処理装置10〉
図1は、熱処理装置10を示す模式図である。熱処理装置10は、帯状(シート状)の被処理物Aを加熱処理するための設備である。この実施形態では、熱処理装置10は、いわゆるロールtoロール方式で帯状の被処理物を搬送しつつ連続的に乾燥させるための装置である。被処理物Aは、例えば、シート基材の両面にそれぞれ電極材料が塗工された二次電池の電極シート、フレキシブル銅張積層板FCCL(Flexible Cupper Clad Laminate)、ポリイミドシートなど帯状のものであれば特に限定されない。熱処理装置10は、帯状(シート状)の種々の被処理物の処理に用いられうる。
【0009】
図1に示されているように、熱処理装置10は、巻出部30と、加熱処理部90と、巻取部60とを備えている。この実施形態では、熱処理装置10は、駆動装置100をさらに備えている。また、熱処理装置10は、加熱処理部90と巻取部60の間に冷却部95を備えている。帯状の被処理物Aは、巻出部30、加熱処理部90、冷却部95、巻取部60の順で搬送されつつ処理される。被処理物Aは、巻出部30に設けられた巻出ロールA1から巻出され、加熱処理部90で加熱処理され、冷却部95で冷却された後、巻取部60に設けられた巻取ロールA6に巻取られる。
【0010】
〈搬送装置20,22〉
搬送装置20,22は、被処理物Aを搬送する装置である。被処理物Aは、予め定められた搬送経路に沿って搬送される。搬送装置20,22は、それぞれ巻出部30の巻出ロールA1が取り付けられている巻出軸32、および、巻取部60の巻取ロールA6が取り付けられている巻取軸62をそれぞれ回転駆動する装置である。搬送装置20,22は、被処理物Aの搬送を制御する装置から構成されうる。搬送装置20,22としては、例えば、モータとインバータが用いられていてもよく、サーボモータ等が用いられていてもよい。また、搬送装置20,22は、被処理物Aにかかる張力を制御する装置を含んでいてもよい。張力を制御する装置としては、例えば、パウダクラッチが用いられうる。搬送装置20,22は、搬送速度を制御する装置および張力を制御する装置が協働する一式の装置によって実現されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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