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公開番号2025109113
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-24
出願番号2024002837
出願日2024-01-11
発明の名称熱処理装置
出願人ノリタケ株式会社
代理人個人,個人
主分類F27D 1/18 20060101AFI20250716BHJP(炉,キルン,窯;レトルト)
要約【課題】熱処理装置の気密性の維持。
【解決手段】熱処理装置10は、炉体41と、扉46a,46bと、配管47とを備えている。炉体41は、被処理物Aが加熱処理される処理空間40aを内部に有し、かつ、開口41a,41bが形成されている。扉46a,46bは、炉体41の開口41a,41bを塞ぐ。配管47には、冷媒が流れる。扉46a,46bには、扉46a,46bが閉じられた時に炉体41の開口41a,41bの周縁部に重なる領域Rにシール材46cが設けられている。配管47は、炉体41において、シール材46cが押し当てられる領域Rの周囲に取り付けられている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
被処理物が加熱処理される処理空間を内部に有し、かつ、開口が形成された炉体と、
前記炉体の前記開口を塞ぐ扉と、
冷媒が流れる配管と
を備え、
前記扉には、前記扉が閉じられた時に前記炉体の前記開口の周縁部に重なる領域にシール材が設けられており、
前記配管は、前記炉体において、前記シール材が押し当てられる領域の周囲に取り付けられている、
熱処理装置。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
前記炉体と、前記扉とは、ヒンジを介して接続されており、
前記配管は、前記扉が閉じられた時に、前記炉体と、前記扉と、前記ヒンジとで囲まれた空間を通る、請求項1に記載された熱処理装置。
【請求項3】
前記ヒンジは、前記炉体と接続される第1部材と、前記扉と接続される第2部材と、前記第1部材と前記第2部材を繋ぐ第3部材と、前記第1部材と前記第3部材を繋ぐ第1軸と、前記第2部材と前記第3部材を繋ぐ第2軸とを備える、請求項2に記載された熱処理装置。
【請求項4】
前記シール材は、前記開口を囲う位置において周方向に連続して設けられている、請求項1~3のいずれか一項に記載された熱処理装置。
【請求項5】
前記配管は、前記扉の周囲に取り付けられている、請求項1~3のいずれか一項に記載された熱処理装置。
【請求項6】
前記炉体には、前記処理空間を減圧する真空ポンプが接続される、請求項1~3のいずれか一項に記載された熱処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、熱処理装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許第7285360号公報には、巻出部と、加熱処理部と、冷却部と、巻取部とを備えた熱処理装置が開示されている。加熱処理部では、巻出部に設けられた巻出しロールから巻出された帯状の被処理物が搬送されつつ加熱処理される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7285360号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明者は、開閉可能に構成されている扉を備える熱処理装置において、気密性を維持したいと考えている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
ここで開示される熱処理装置は、炉体と、扉と、配管とを備えている。炉体は、被処理物が加熱処理される処理空間を内部に有し、かつ、開口が形成されている。扉は、炉体の開口を塞ぐ。配管には、冷媒が流れる。扉には、扉が閉じられた時に炉体の開口の周縁部に重なる領域にシール材が設けられている。配管は、炉体において、シール材が押し当てられる領域の周囲に取り付けられている。かかる熱処理装置では、熱処理装置の気密性が維持される。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、熱処理装置10を示す模式図である。
図2は、扉46が開かれた状態の加熱処理部40の斜視図である。
図3は、扉46が閉じられた状態の加熱処理部40の平面図である。
図4は、ヒンジ48の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本開示における実施形態の1つについて、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の図面においては、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付して説明している。また、各図における寸法関係(長さ、幅、厚み等)は実際の寸法関係を反映するものではない。上、下、左、右、前、後の向きは、図中、U、D、L、R、F、Rrの矢印でそれぞれ表されている。ここで、上、下、左、右、前、後の向きは、説明の便宜上、定められているに過ぎず、特に言及されない限りにおいて本願発明を限定しない。
【0008】
〈熱処理装置10〉
図1は、熱処理装置10を示す模式図である。熱処理装置10は、帯状(シート状)の被処理物Aを加熱処理するための設備である。この実施形態では、熱処理装置10は、いわゆるロールtoロール方式で帯状の被処理物を搬送しつつ連続的に乾燥させるための装置である。被処理物Aは、例えば、シート基材の両面にそれぞれ電極材料が塗工された二次電池の電極シート、フレキシブル銅張積層板FCCL(Flexible Cupper Clad Laminate)、ポリイミドシートなど帯状のものであれば特に限定されない。熱処理装置10は、帯状(シート状)の種々の被処理物の処理に用いられうる。
【0009】
なお、ここで開示される熱処理装置は、帯状の被処理物Aを加熱処理するロールtoロール方式の装置に限られず、種々の熱処理装置に適用可能である。ここで開示される熱処理装置の構成は、例えば、搬送方向に沿って並べられた複数の搬送ローラによって被処理物を搬送する、いわゆるローラハースキルンにも適用可能である。ここで開示される熱処理装置の構成は、ロールtoロール方式の熱処理装置、ローラハースキルン等の連続式の加熱処理装置に限られない。ここで開示される熱処理装置の構成は、被処理物を炉内で静置した状態で加熱処理する、いわゆるバッチ式の熱処理装置にも適用可能である。
【0010】
図1に示されているように、熱処理装置10は、巻出部30と、加熱処理部40と、冷却部50と、巻取部60とを備えている。帯状の被処理物Aは、巻出部30、加熱処理部40、冷却部50、巻取部60の順で搬送されつつ処理される。被処理物Aは、巻出部30に設けられた巻出ロールA1から巻出され、加熱処理部40で加熱処理され、冷却部50で冷却された後、巻取部60に設けられた巻取ロールA2に巻取られる。
(【0011】以降は省略されています)

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