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公開番号
2025135111
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-18
出願番号
2024032729
出願日
2024-03-05
発明の名称
浸漬ヒーター
出願人
株式会社サンコー
代理人
主分類
F27D
11/02 20060101AFI20250910BHJP(炉,キルン,窯;レトルト)
要約
【課題】組み立て、製造が容易であり、溶湯の深さが種々変化しても、安定した加熱が行え、3相、幅広の加熱にも適用できる浸漬ヒーターを提供する。
【解決手段】高熱伝導性セラミックス素材で形成された保護体1内にカートリッジヒーター2を引き抜き可能に挿入設置する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
高熱伝導性セラミックス素材で形成された保護体1内に複数本のカートリッジヒーター2、2・・・を収納し、両者の隙間に絶縁物3を詰め、カートリッジヒーター2を保護体1より引き抜き可能として成る浸漬ヒーター。
続きを表示(約 110 文字)
【請求項2】
高熱伝導性セラミックス素材で形成された保護体1に複数の挿入穴4、4・・・を施し、その挿入穴4にカートリッジヒーター2を収納し、カートリッジヒーター2を保護体1より引き抜き可能として成る浸漬ヒーター。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、窒化ケイ素又は炭化ケイ素を主体とするセラミックス等の高熱伝導性セラミックス素材で形成された保護体1内にカートリッジヒーター2を引き抜き可能に配置したもので、保護体1が筒状の場合は、両者の空隙に高熱伝導率物質の粉末又はスラリーの絶縁物3を充填するものであり、保護体1に挿入穴4を設けた場合には、カートリッジヒーター2を挿入穴4に引き抜き可能に挿入したもので、両者の隙間に絶縁物3を詰めるもので、何れの場合も、全体の熱伝導率を高めた浸漬ヒーターの構造の改良に関するものである
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
今までの浸漬ヒーターの構造としては、窒化ケイ素保護管内にニクロム線を収納したものであるが、ニクロム線は保護管内壁にできるだけ近く設置し、その熱を保護管に伝えて低融点溶融金属の加熱・保温に使用していた。例えば図1は弊社が発売するもので、Si3N4の保護管11に収納されるニクロム線12が単一なので、単相しかできず、また発熱部が湯面より上になると、発熱体のその部分の温度はヒーター素材の融点を越えてしまうので、使用できる溶融金属の底からの深さには限定があり、使用勝手が悪く、また寿命が短くなる欠点があった。
【0003】
この図1の例では、中心部に熱電対15が挿入されたものであり、ニクロム線12の巻回部分が発熱部、ニクロム線12に接続されているリード線16の部分が非発熱部である。
【0004】
即ち、この従来タイプの浸漬ヒーターを、例えばアルミの溶湯加熱に使用する場合、アルミの融点は660℃であるから、保護管11の窒化ケイ素の特性から、常温から直接アルミ溶湯に挿入しても保護管11が割れることはなく、また炭化ケイ素の保護管11でも、耐熱衝撃が700℃なので挿入しても割れることはないのであるが、窒化ケイ素の保護管11では、その急冷に対する耐熱衝撃性は250℃なので、ニクロム線12が入っているところと、入っていないとことが併存すると、両者の境界部分で温度差が大きくなり、歪が生じて割れる可能性がある。
【0005】
図2はその加熱状態の一例を、本発明の場合と比較して示すもので、炉17内に収容されたアルミ、亜鉛等の溶湯20中に浸漬ヒーターを投入して加熱するもので、ニクロム線12が発熱部、リード線16部分が非発熱部分に対応する。従ってその境界部分が湯面に略一致することになる。従ってその湯面に対応して浸漬ヒーターを上下させる必要があり、その精度は±10mm程度に設定する必要がある。
【0006】
従ってメーカー側は10mm単位の湯面下限ラインを確認して発熱部の位置を決定し、納入していた。そうしないと断線が回避できないからである。
【0007】
また、このような浸漬ヒーターの発熱体は、ニクロム線を使用しない場合、内部が密閉状態となるため、発熱体が酸欠を起こして鉄系の高温用発熱体は短時間でも断線しやすい傾向にあった。
【0008】
図3はフランスのレシゲル社から販売されているタイプで、Si3N4の保護管11内に設置されるニクロム線12は複数本なので、3の倍数のニクロム線を挿入すれば3相で可能であるが、組み立てに際し、ニクロム線12は形状が安定せず、ニクロム線12と保護管11との隙間に充填する特殊絶縁材18、例えば窒化ホウ素(BN)のパッキングとその固形化と云う特殊技術と、複数本のニクロム線12の結線に相当の熟練を要しており、日本では安定して商品を供給できるメーカーは存在しないのが実情である。図中、15は熱電対である。
【0009】
https://www.ipros.jp/product/detail/2000517956(レシゲル社の浸漬ヒーターのWeb)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明が解決しようとする課題は、
(1)制作に熟練を要しない構造を有するものであって、
(2)3相ヒーターも適用でき、
(3)湯面の変動に耐らえるものであり、
(4)表面ワット密度の低容量化による寿命の向上ができ、
(5)ヒーターのメンテナンス(交換)の容易さを有する
そのような浸漬ヒーターを提供しようとするものである。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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