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公開番号2024124271
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023032310
出願日2023-03-02
発明の名称ロータリーキルン
出願人ノリタケ株式会社
代理人個人,個人
主分類F27B 7/22 20060101AFI20240905BHJP(炉,キルン,窯;レトルト)
要約【課題】複数の炉心管を備えるロータリーキルンにおいて、各炉心管を交換可能に支持する。
【解決手段】ロータリーキルン100は、複数の炉心管10と、中間部支持構造60と、を備えている。複数の炉心管10は、予め定められた回転中心軸CL1の周りに間欠的に配置され、かつ、回転中心軸CL1に沿って延びている。中間部支持構造60は、複数の炉心管10の中間部を支持する。中間部支持構造60は、回転中心軸CL1に沿って間隔を開けて配置された複数の支持プレート61と、複数の支持プレート61に架け渡され、複数の支持プレート61に接合された複数の架設部材62と、を備えている。複数の支持プレート61は、複数の炉心管10が、それぞれ一本ずつ挿通される複数の貫通孔61hを有している。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
予め定められた回転中心軸の周りに間欠的に配置され、かつ、前記回転中心軸に沿ってそれぞれ延びた複数の炉心管と、
前記複数の炉心管の第1端部をそれぞれ支持する第1端部支持構造と、
前記複数の炉心管の第2端部をそれぞれ支持する第2端部支持構造と、
前記第1端部支持構造を前記回転中心軸周りに回転可能に支持する第1支持部と、
前記第2端部支持構造を前記回転中心軸周りに回転可能に支持する第2支持部と、
前記第1端部支持構造と前記第2端部支持構造との間に配置され、前記複数の炉心管の中間部を支持する中間部支持構造と、
前記複数の炉心管のうち少なくとも前記中間部を加熱するヒータと
を備え、
前記中間部支持構造は、
前記回転中心軸に沿って間隔を開けて配置された複数の支持プレートと、
前記複数の支持プレートに架け渡され、複数の支持プレートに接合された複数の架設部材と
を備え、
前記複数の支持プレートは、
前記複数の炉心管が、それぞれ一本ずつ挿通される複数の貫通孔を有する、ロータリーキルン。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
前記複数の架設部材は、前記複数の支持プレートの周縁に取り付けられ、前記回転中心軸に沿って延びた棒状部材である、請求項1に記載されたロータリーキルン。
【請求項3】
前記複数の支持プレートの周縁には切欠きがそれぞれ設けられ、前記複数の架設部材のそれぞれは、前記切欠きに装着された状態で前記複数の支持プレートに接合されている、請求項1に記載されたロータリーキルン。
【請求項4】
前記複数の架設部材は、板状の棒である、請求項1に記載されたロータリーキルン。
【請求項5】
前記複数の架設部材は、一側面が前記回転中心軸に向けて配置されている、請求項4に記載されたロータリーキルン。
【請求項6】
各架設部材は、前記回転中心軸に直交する断面において、
前記複数の支持プレートの周縁において前記回転中心軸に向けられた第1プレート部と、
前記第1プレート部の一側面から前記回転中心軸に向けて径方向に延びた第2プレート部と
を有する、請求項1に記載されたロータリーキルン。
【請求項7】
各架設部材は、隣接する2つの炉心管の間に配置されている、請求項1から6までの何れか一項に記載されたロータリーキルン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ロータリーキルンに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特開昭63-49691号公報には、外熱式ロータリーキルンが開示されている。このロータリーキルンは、円筒形状の加熱炉本体に回転を与える駆動歯車を加熱炉本体の両端部に挿設し、加熱炉本体内部にレトルト管を複数本自動攪拌自在に挿通支持させたことを特徴としている。同公報には、加熱炉本体に回転を与えた場合に、同時にレトルト管の自動攪拌作用によって、湿原料等の微粒子物質を能率的に乾燥、予熱、焼成することができると記載されている。
【0003】
特開昭57-65575号公報で開示されたロータリーキルンは、複数の筒体が略円柱状に束ねられており、その束体が自転するように構成されている。筒体の内側面には、該筒体の中心軸に向かって突出する突条が設けられている。また、隣接する筒体を連通する連通孔が、束ねられた筒体の接触位置に設けられている。同公報では、これによって、砂利(同公報における被処理対象物)の可熱効率をよくすることができると記載されている。
【0004】
特開2008-116190号公報では、内部に回転胴を備えた、片側から投入した原材料を焼成する回転キルン炉が開示されている。この回転胴は、原材料がその内部を通過する複数の管部から構成されている。複数の管部は、回転胴の外周部をなす管部束体を形成しており、同時に回転胴を内側から加熱するための加熱手段を収容するための回転胴内空洞部を形成している。そして、管部は、その内部を隔壁によってさらに複数の区分室に分割するための多分割用隔壁構造部を、少なくとも1個以上有している。同公報では、かかる構成の回転キルン炉によれば、原材料の積層過多による不完全燃焼を防止して、充分かつ均一な加熱・焼成処理をすることができると記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開昭63-49691号公報
特開昭57-65575号公報
特開2008-116190号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、本発明者は、複数の炉心管を備えるロータリーキルンにおいて、各炉心管を交換可能に支持したいと考えている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
ここで開示されるロータリーキルンは、複数の炉心管と、第1端部支持構造と、第2端部支持構造と、第1支持部と、第2支持部と、中間部支持構造と、ヒータと、を備える。複数の炉心管は、予め定められた回転中心軸の周りに間欠的に配置され、かつ、回転中心軸に沿ってそれぞれ延びている。第1端部支持構造は、複数の炉心管の第1端部をそれぞれ支持する。第2端部支持構造は、複数の炉心管の第2端部をそれぞれ支持する。第1支持部は、第1端部支持構造を回転中心軸周りに回転可能に支持する。第2支持部は、第2端部支持構造を回転中心軸周りに回転可能に支持する。中間部支持構造は、第1端部支持構造と第2端部支持構造との間に配置され、複数の炉心管の中間部を支持する。ヒータは、複数の炉心管のうち少なくとも中間部を加熱する。ここで、中間部支持構造は、回転中心軸に沿って間隔を開けて配置された複数の支持プレートと、複数の支持プレートに架け渡され、複数の支持プレートに接合された複数の架設部材と、を備える。複数の支持プレートは、複数の炉心管が、それぞれ一本ずつ挿通される複数の貫通孔を有する。かかる構成によると、複数の炉心管を備えるロータリーキルンにおいて、各炉心管を交換可能に支持することができる。
【0008】
複数の架設部材は、複数の支持プレートの周縁に取り付けられ、回転中心軸に沿って延びた棒状部材であってもよい。
【0009】
複数の支持プレートの周縁には切欠きがそれぞれ設けられ、複数の架設部材のそれぞれは、切欠きに装着された状態で複数の支持プレートに接合されてもよい。
【0010】
複数の架設部材は、板状の棒であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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