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公開番号
2024115994
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-27
出願番号
2023021952
出願日
2023-02-15
発明の名称
熱処理炉
出願人
大同特殊鋼株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F27B
9/40 20060101AFI20240820BHJP(炉,キルン,窯;レトルト)
要約
【課題】2000℃以上の炉内温度で被処理物が熱処理された場合であっても、加熱室内の被処理物の検知を行なうことができる熱処理炉を提供する。
【解決手段】熱処理炉1は、2000℃以上の炉内温度で被処理物Wの熱処理が可能な熱処理炉である。熱処理炉1は、ヒータ35によって被処理物Wが加熱される加熱室12と、被処理物Wを支持し搬送する複数の搬送ローラ40と、加熱室12の被処理物Wを検知する検知手段71と、熱処理に関連する動作を管理する制御部65と、を備えている。検知手段71(71A,71B,71C,・・)は、所定の搬送ローラ40に掛る荷重を測定するものである。
【選択図】 図4
特許請求の範囲
【請求項1】
2000℃以上の炉内温度で被処理物の熱処理が可能な熱処理炉であって、
ヒータによって前記被処理物が加熱される加熱室と、
前記被処理物を支持し搬送する複数の搬送ローラと、
前記加熱室内の前記被処理物を検知する検知手段と、
熱処理に関連する動作を管理する制御部と、
を備え、
前記検知手段は所定の前記搬送ローラに掛る荷重を測定するものである、熱処理炉。
続きを表示(約 710 文字)
【請求項2】
前記検知手段はロードセルであり、該ロードセルは前記所定の搬送ローラを回転可能に支持する軸受けの直下に設けられている、請求項1に記載の熱処理炉。
【請求項3】
前記軸受けと前記ロードセルとの間には、断熱材を含んで構成された遮熱部材が設けられている、請求項2に記載の熱処理炉。
【請求項4】
前記被処理物の搬送方向に沿って前記加熱室に複数の前記検知手段が設けられ、
前記加熱室の複数の前記搬送ローラについて荷重測定が可能とされている、請求項1に記載の熱処理炉。
【請求項5】
前記被処理物が載置される搬送トレー及び/又は前記被処理物が内部に収容される搬送容器を用いて前記被処理物が搬送される、請求項1に記載の熱処理炉。
【請求項6】
前記制御部は、前記搬送ローラが正転もしくは逆転方向に所定角度回転するオシレーション動作を実行させるオシレーション制御部と、前記検知手段からの荷重測定信号に基づいて前記被処理物が所定の位置にあるか否かを判定する位置判定部と、を備えている、請求項1~5の何れかに記載の熱処理炉。
【請求項7】
前記加熱室において前記搬送ローラで支持された前記被処理物を上方に持ち上げるリフト装置を更に備え、
前記制御部は、前記被処理物を前記搬送ローラの搬送面から持ち上げ、その後に前記搬送面に戻す昇降動作を実行させる昇降制御部と、
前記検知手段からの荷重測定信号に基づいて前記被処理物が所定の位置にあるか否かを判定する位置判定部と、を備えている、請求項1~5の何れかに記載の熱処理炉。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は熱処理炉に関し、特に炉床部分がローラで構成されたローラハース式の熱処理炉に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば下記特許文献1に記載されているように、炉床部分がローラで構成されたローラハース式の熱処理炉が知られている。ローラハース式の熱処理炉では、ローラ上に載置された鋼やセラミックス等の被処理物がローラの回転により加熱室(加熱区間)に搬送され、ローラで支持された状態で熱処理される。
ここで、加熱室に搬送された被処理物の検知にあたっては、光電センサが用いられていた。光電センサは、加熱室における被処理物の搬送方向の所定位置に配置され、被処理物が所定位置に到達し、該センサの検知光が被処理物により遮られたことで、被処理物の存在を検知する。
【0003】
しかしながら加熱室内が2000℃以上の超高温になると、加熱に伴ない各部から発せられる光が外乱光として働いてしまうため、光を利用した光電センサでは加熱室内の被処理物の検知ができなくなってしまう問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-94174号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は以上のような事情を背景とし、2000℃以上の炉内温度で被処理物が熱処理された場合であっても、加熱室内の被処理物の検知を行なうことができる熱処理炉を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
而してこの発明の第1の局面の熱処理炉は次のように規定される。即ち、
2000℃以上の炉内温度で被処理物の熱処理が可能な熱処理炉であって、
ヒータによって前記被処理物が加熱される加熱室と、
前記被処理物を支持し搬送する複数の搬送ローラと、
前記加熱室の前記被処理物を検知する検知手段と、
熱処理に関連する動作を管理する制御部と、
を備え、
前記検知手段は所定の前記搬送ローラに掛る荷重を測定するものである。
【0007】
このように規定された第1の局面の熱処理炉によれば、検知手段により測定される所定の搬送ローラに掛る荷重の変化に基づいて、被処理物が、所定の搬送ローラ上に有ること検知することができる。このため2000℃以上の炉内温度で被処理物が熱処理された場合であっても、外乱光の発生に影響されることなく加熱室内の被処理物の検知を行なうことができる。
【0008】
ここで、前記検知手段はロードセルとすることができる。この場合、該ロードセルは前記所定の搬送ローラを回転可能に支持する軸受けの直下に設けておくことができる(第2の局面)。
【0009】
またこの第2の局面の熱処理炉において、前記軸受けと前記ロードセルとの間には、断熱材を含んで構成された遮熱部材を設けておくことができる(第3の局面)。
このようにすれば、ロードセルにおける、軸受けと対向する側の部位が遮熱部材により覆われるため、炉内の熱が搬送ローラの軸受けを介してロードセルに伝わることによるロードセルの高温化を抑制することができる。
【0010】
この発明の第4の局面は次のように規定される。即ち、
第1~第3の何れかの局面で規定の熱処理炉において、前記被処理物の搬送方向に沿って前記加熱室に複数の前記検知手段が設けられ、前記加熱室の複数の前記搬送ローラについて荷重測定が可能とされている。
このように規定された第4の局面の熱処理炉によれば、被処理物が加熱室内の何れの位置に存在しているかをより具体的に検知することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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