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公開番号2024135949
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023046870
出願日2023-03-23
発明の名称ロータリーキルン
出願人ノリタケ株式会社
代理人個人,個人
主分類F27B 7/08 20060101AFI20240927BHJP(炉,キルン,窯;レトルト)
要約【課題】熱処理後の材料の温度を下げて排出すること
【解決手段】
ロータリーキルン10は、加熱管12の第1端12a側に設けられた材料供給部13と、第2端12b側に設けられた材料回収部14と、第2端12b側において、加熱管12の中心部に挿入された状態で支持された内筒15と、内筒15の外周面において周方向に複数設けられ、それぞれ内筒15から分岐し、かつ、加熱管12の内周面に沿って軸方向に延びた分岐管と、加熱管12の外に延びた内筒15の一端に挿入された状態で、内筒15に対して相対回転可能に支持された熱風供給管17と、加熱管12を回転させる駆動機構18と、を備えている。内筒15は、加熱管12に対してバネ101を介して支持されている。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
略円筒形の加熱管と、
前記加熱管の第1端側に設けられた材料供給部と、
前記加熱管の第2端側に設けられた材料回収部と、
前記加熱管の前記第2端側において、前記加熱管の中心部に挿入された状態で支持された内筒と、
前記加熱管の中で前記内筒の外周面において周方向に複数設けられ、それぞれ前記内筒から分岐し、かつ、前記加熱管の内周面に沿って軸方向に延びた分岐管と、
前記加熱管の外に延びた前記内筒の一端に挿入された状態で、前記内筒に対して相対回転可能に支持された熱風供給管と、
前記加熱管を回転させる駆動機構と
を備え、
前記内筒は、前記加熱管にバネを介して接続されている、
ロータリーキルン。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記内筒は、前記加熱管の第2端側の端部に設けられた第1バネを介して接続されている、請求項1に記載されたロータリーキルン。
【請求項3】
前記第1バネは、周方向に複数間欠的に配置された複数のバネ材で構成されている、請求項2に記載されたロータリーキルン。
【請求項4】
前記第1バネを構成する前記複数のバネ材は、それぞれ前記内筒から前記加熱管の径方向に沿って延びている、請求項3に記載されたロータリーキルン。
【請求項5】
前記第1バネを構成する前記複数のバネ材は、それぞれ前記径方向に沿った長さ方向の中間部が湾曲した板バネで構成されている、請求項4に記載されたロータリーキルン。
【請求項6】
前記加熱管の中心部に配置され、前記分岐管が接続されたマニホールドと、前記マニホールドから前記加熱管の外に延びた少なくとも1つの排気管とを有し、
前記マニホールドは、前記加熱管に第2バネを介して接続されている、
請求項1に記載されたロータリーキルン。
【請求項7】
前記第2バネは、周方向に複数間欠的に配置された複数のバネ材で構成されている、請求項6に記載されたロータリーキルン。
【請求項8】
前記第2バネを構成する前記複数のバネ材は、それぞれ前記内筒から前記加熱管の径方向に沿って延びている、請求項7に記載されたロータリーキルン。
【請求項9】
前記第2バネを構成する前記複数のバネ材は、それぞれ前記径方向に沿った長さ方向の中間部が湾曲した板バネで構成されている、請求項8に記載されたロータリーキルン。
【請求項10】
前記内筒は、前記加熱管の第2端側の端部に設けられた第1バネを介して接続されており、
前記加熱管の中心部に配置され、前記分岐管が接続されたマニホールドと、前記マニホールドから前記加熱管の外に延びた少なくとも1つの排気管とを有し、
前記マニホールドは、前記加熱管に第2バネを介して接続されており、
前記第1バネは、前記第2バネよりも稼働幅が大きい、
請求項1に記載されたロータリーキルン。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ロータリーキルンに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特開2000-246210号公報には、スクリューコンベアからの廃棄物を中空内に受け入れる横型の回転ドラムを設けるとともに、廃棄物加熱用の熱媒体としての加熱ガスを流通させる複数本の伝熱管を回転ドラムの中空内に、その回転ドラムの長手方向に沿う状態に設け、伝熱管に対する加熱ガス供給部と加熱ガス排出部と熱分解ガス・熱分解残渣排出部とを設けて構成された熱分解ドラムが開示されている。
【0003】
特開2006-57974号公報には、加熱管を配設したドラム本体の一端に加熱ガス入口ハウジングを、ドラム本体の他端に加熱ガス出口ハウジングを夫々設けた熱分解ドラムと、熱分解ガスの一部を燃焼させた燃焼排ガスを加熱ガスとして加熱ガス入口ハウジングへ供給する熱分解ガス燃焼炉とを備えた廃棄物の熱分解設備が開示されている。
【0004】
特許7125532号公報には、略円筒形の加熱管の内部に配置された内筒と、内筒から分岐した複数の分岐管と、内筒を通じて分岐管に熱風を供給する熱風供給管とを備えたロータリーキルンが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2000-246210号公報
特開2006-57974号公報
特許7125532号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、ロータリーキルンの各部材は、熱処理中に熱膨張する。ロータリーキルンの熱膨張に起因する歪みを小さく抑制したい。
【課題を解決するための手段】
【0007】
ここで開示されるロータリーキルンは、加熱管と、材料供給部と、材料回収部と、内筒と、分岐管と、駆動機構とを備えている。加熱管は、略円筒形の管である。材料供給部は、加熱管の第1端側に設けられている。材料回収部は、加熱管の第2端側に設けられている。内筒は、加熱管の第2端側において、加熱管の中心部に挿入された状態で支持されている。分岐管は、加熱管の中で内筒の外周面において周方向に複数設けられ、それぞれ内筒から分岐し、かつ、加熱管の内周面に沿って軸方向に延びている。熱風供給管は、加熱管の外に延びた内筒の一端に挿入された状態で、内筒に対して相対回転可能に支持されている。駆動機構は、加熱管を回転させる機構である。ここで、内筒は、加熱管にバネを介して接続されている。かかるロータリーキルンによれば、熱膨張によって内筒と加熱管とに、寸法差が生じた場合でも、加熱管に内筒が取り付けられている部位が相対的にずれることが許容される。このため、熱膨張に起因する歪みが小さく抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、ロータリーキルン10の縦断正面図である。
図2は、図1のII-II側面矢視図である。
図3は、図1のIII-III側面矢視図である。
図4は、図1に示された加熱管12のIV-IV断面図である。
図5は、図1に示された加熱管12のV-V断面図である。
図6は、図1に示された加熱管12のVI-VI断面図である。
図7は、図1に示された加熱管12のVII-VII断面図である。
図8は、図1に示された加熱管12のVIII-VIII断面図である。
図9は、加熱管12の断面図である。
図10は、ロータリーキルン10Aの縦断正面図である。
図11は、ロータリーキルン10Bの縦断正面図である。
図12は、図11のXII-XII断面図である。
図13は、ロータリーキルン10Cの縦断正面図である。
図14は、ロータリーキルン10Cの縦断正面図である。
図15は、図14中のXV-XV矢視図である。
図16は、内筒15と熱風供給管17との接続構造を示す縦断正面図である。
図17は、図13中のXVII-XVII矢視図である。
図18は、排気管82の取付構造を示す側面図である。
図19は、分岐管16の支持構造の他の形態を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示における典型的な実施形態の1つについて、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の図面においては、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付して説明している。また、各図における寸法関係(長さ、幅、厚みなど)は実際の寸法関係を反映するものではない。
【0010】
《ロータリーキルン10》
図1は、ロータリーキルン10の縦断正面図である。ロータリーキルン10は、図1に示されているように、加熱管12と、材料供給部13と、材料回収部14と、内筒15と、分岐管16と、熱風供給管17と、駆動機構18と、排気ダクト20とを備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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