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公開番号
2025072123
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-09
出願番号
2023182664
出願日
2023-10-24
発明の名称
クラッチアクチュエータ
出願人
株式会社不二越
代理人
個人
,
個人
主分類
F16D
27/108 20060101AFI20250430BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】ハウジングの重量やコストの増大を避けつつ、コイル通電時にクラッチ作動方向と逆方向の力がかかることに起因するハウジングの変形を防止することが可能なクラッチアクチュエータを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明にかかるクラッチアクチュエータの構成は、磁性体からなり開口(開口部118)を有する断面U字状の円環状のボディ110と、ボディの内部に収容されたコイル130と、磁性体からなりボディの開口を封止するストッパ120と、磁性体からなりボディの内径側に配置されたプランジャ150と、プランジャの内径側に嵌合された突出リング160と、非磁性体からなりボディの内部に配置されてコイルが巻回されているボビン140と、を備え、ボディとストッパの間にギャップGが形成されていて、ギャップに非磁性体からなるカラー170が配置されていることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
磁性体からなり開口を有する断面U字状の円環状のボディと、
前記ボディの内部に収容されたコイルと、
磁性体からなり前記ボディの開口を封止するストッパと、
磁性体からなり前記ボディの内径側に配置されたプランジャと、
前記プランジャの内径側に嵌合された突出リングと、
非磁性体からなり前記ボディの内部に配置されて前記コイルが巻回されているボビンと、
を備え、
前記ボディと前記ストッパの間にギャップが形成されていて、
前記ギャップに非磁性体からなるカラーが配置されていることを特徴とするクラッチアクチュエータ。
続きを表示(約 91 文字)
【請求項2】
前記ストッパと前記カラーとのクリアランスは、該ストッパと前記ボビンとのクリアランスよりも小さいことを特徴とする請求項1に記載のクラッチアクチュエータ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両のクラッチを動作させるクラッチアクチュエータに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
車両には、クラッチを動作させるクラッチアクチュエータが搭載されている。例えば特許文献1に「自動車の動力伝達系統において使用される駆動アセンブリ」が開示されている。特許文献1の駆動アセンブリは、「回転駆動可能なハウジングと、出力部と、ハウジングと出力部との間の動力経路に配置された第1のクラッチ部および第2のクラッチ部と、トルクを伝達するために第1のクラッチ部と第2のクラッチ部とを互いに選択的に接続することができるようにクラッチを作動させる制御可能なアクチュエータと、クラッチの作動時に軸方向に可動なターゲットエレメントと、クラッチの少なくとも1つのクラッチ位置を決定するためにターゲットエレメントと協働するセンサと」を備えている。
【0003】
特許文献1のアクチュエータは、電磁石およびピストンを有し、電磁石が通電されたときにピストンがクラッチに向かって付勢されるように構成されている。電磁石は環状のハウジングを有する。ハウジングは、キャリヤエレメントによって第2のハウジング部のスリーブ突出部に配置されていて、クラッチに面した端部においてハウジングの半径方向内側部分に環状の間隙を有している。
【0004】
ピストンは、ハウジングの部分内に軸方向可動に配置されていて、強磁性材料、例えば鉄材料から成るアンカエレメントと、ハイグレード鋼、銅またはアルミニウムなどの常磁性材料から形成されたスリーブとを有する。アンカエレメントは、スリーブ状であり、スリーブに対して押し付けられる。アンカエレメントは強磁性材料から成るので、電磁石が作動させられるとアンカエレメントはクラッチに向かって移動し、環状の間隙が閉鎖される。その終端位置において、アンカエレメントはハウジングの肩部と接触させられ、摩擦接触を生じる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6525553号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1のアクチュエータ5では、電磁石の通電時にはハウジングおよびアンカエレメントによって磁気回路が形成され、それらの間には大きな吸着力が発生する。この状態において吸着を解除する方向の力がアンカエレメントにかかると、ハウジングがアンカエレメントに引っ張られる。すると、ハウジングに撓みが生じてスリーブの突出保持位置が変化し、クラッチを正常に動作させることができなくなってしまうおそれがある。またハウジングに撓みが生じると、ハウジングが電磁石と干渉し、電磁石の損傷を招く恐れがある。
【0007】
上記問題を解決する方法としては、電磁石の磁力を弱め、ハウジングとアンカエレメントとの吸着力を下げることが挙げられる。しかし、この方法であると、クラッチを動作させるためのスリーブの押圧力も低下し、クラッチ性能の低下が生じてしまう。他の方法としては、ハウジングの剛性を高めることが考えられるが、この方法であるとハウジングの重量やコストが増大してしまう。
【0008】
本発明は、このような課題に鑑み、ハウジングの重量やコストの増大を避けつつ、コイル通電時にクラッチ作動方向と逆方向の力がかかることに起因するハウジングの変形を防止することが可能なクラッチアクチュエータを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明にかかるクラッチアクチュエータの代表的な構成は、磁性体からなり開口を有する断面U字状の円環状のボディと、ボディの内部に収容されたコイルと、磁性体からなりボディの開口を封止するストッパと、磁性体からなりボディの内径側に配置されたプランジャと、プランジャの内径側に嵌合された突出リングと、非磁性体からなりボディの内部に配置されてコイルが巻回されているボビンと、を備え、ボディとストッパの間にギャップが形成されていて、ギャップに非磁性体からなるカラーが配置されていることを特徴とする。
【0010】
上記ストッパとカラーとのクリアランスは、ストッパとボビンとのクリアランスよりも小さいとよい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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