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公開番号2025088060
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2023202497
出願日2023-11-30
発明の名称内部状態視認機器
出願人株式会社テイエルブイ
代理人
主分類F16T 1/48 20060101AFI20250604BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】内部を通過する流体が気体又は液体のいずれであるかを容易に判別することができる内部状態視認機器の提供。
【解決手段】サイトグラス1の流入口31から流入した流体は、矢印91方向に沿って流出口34から流出するため、流体は浮動空間7内に配置されたボール9を浮動させる。このボール9の浮動を、ボディー蓋5の中央開口55からグラス2を通じて目視すれば流体の流れの状態を確認することができる。グラス2の下面2bにはすりガラス加工によって環形状の凹凸模様20が形成されており、浮動空間7内にある流体が蒸気である場合、凹凸模様20は目視可能に現れる。これに対し、浮動空間7内にドレンが充満し、凹凸模様20の凹みにドレンが浸入している場合、光の乱反射が抑制され、凹凸模様20はグラス2の上部からほとんど視認されなくなり、流体がドレンであることを判別することができる。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
内部を流体としての蒸気又は蒸気の凝縮水が通過する本体部、
前記本体部の外部から内部を視認することが可能なように設けられたガラス部、
前記ガラス部の内部側に位置するガラス面に形成された凹凸表示、
を備えたことを特徴とする内部状態視認機器。
続きを表示(約 170 文字)【請求項2】
請求項1に係る内部状態視認機器において、
前記本体部の内部には、前記流体の通過に従って浮動する球形状の球状浮動体が設けられており、
前記凹凸表示は環形状に沿って形成されており、当該環形状によって表される内側円部を通じて前記球状浮動体を視認することが可能である、
ことを特徴とする内部状態視認機器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願に係る内部状態視認機器は、内部を通過する気体又は液体の状態を外部から視認することが可能な内部状態視認機器の構成に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
産業プラントには配管系統が設置されていることがあり、このような配管系統はボイラーで生成された蒸気を産業プラント内の各所の装置に移送する。配管内の蒸気は、移送中の放熱や各種装置における蒸気の使用に伴って凝縮し、ドレン(凝縮水)を発生させる。
【0003】
配管内に発生したこのようなドレンは蒸気移送の妨げになるため、配管系統に設置されたスチームトラップによって自動的に排水されるが、スチームトラップの作動不良等によってドレンの排出が滞ることがあり、適宜、ドレンの滞留をチェックする必要がある。また、配管系統の管理の一環として、配管内の流体(蒸気やドレン)の流れの状態をチェックすることがある。
【0004】
このため、配管には、内部状態視認機器としてのサイトグラスが接続されて設けられている。サイトグラスはガラス面を通じて配管の内部を視認し、スチームトラップの作動チェックや、その他の配管系統の運転状態のチェックのために用いられる。
【0005】
このようなサイトグラスとして、後記特許文献1に開示された内部可視形弁がある。この内部可視形弁の弁筐1に形成された入口14から蒸気やドレンが流入する。そして、流入した蒸気やドレンは、球弁子11を弁座13から浮上させ、弁孔12から出口15に流出する。このような蒸気やドレンの流れをチェックする際、外筒6を回転させて窓孔5を内筒4の窓孔3に一致させる。そして、窓孔5及び窓孔3を通じて球弁子11の浮動を確認し、蒸気やドレンの流れをチェックする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開昭57-161398号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、前述の特許文献1に開示された技術には、内部を通過する流体が蒸気であるかドレンであるかを容易に判別することができないという問題があった。すなわち、外筒6の窓孔5と内筒4の窓孔3とを通じて球弁子11の浮動を目視すれば、流体が流れていることは確認することが可能である。しかし、特に内部にドレンが充満しているような場合、球弁子11の浮動が蒸気の流れによるものかドレンの流れによるものかを判別するのは容易ではない。
【0008】
そこで本願に係る内部状態視認機器は、これらの問題を解決するため、内部を通過する流体が蒸気又は凝縮水(ドレン)のいずれであるかを容易に判別することができる内部状態視認機器の提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本願に係る内部状態視認機器は、
内部を流体としての蒸気又は蒸気の凝縮水が通過する本体部、
前記本体部の外部から内部を視認することが可能なように設けられたガラス部、
前記ガラス部の内部側に位置するガラス面に形成された凹凸表示、
を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本願に係る内部状態視認機器においては、ガラス部の内部側に位置するガラス面に凹凸表示が形成されている。ここで、凝縮水の光の屈折率は、蒸気の光の屈折率に比較して、よりガラス部を構成するガラス材料の屈折率に近い。
(【0011】以降は省略されています)

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