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公開番号2025054881
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-08
出願番号2023164080
出願日2023-09-27
発明の名称ロープセット及びロープ
出願人個人
代理人個人
主分類F16G 11/00 20060101AFI20250401BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】多様な使い方が可能であり、部材への着脱も簡単に行える新規なロープセット及びロープを提供する。
【解決手段】本発明に係るロープセット1は、ロープ本体12の長手方向に一定の間隔で突起体15(15a,15b)が固着されたロープ10と、前記突起体15が嵌り込み、嵌り込んだ前記突起体15が係止する係止溝40A,40Bを2つ以上備えるロープ留め具30と、を備える。前記ロープ留め具30は、前記ロープ本体12が挿通可能な外部につながるスリット状の開口溝50A,50Bを有し、前記係止溝40A,40Bは、前記開口溝50A,50Bと連通し、前記ロープ本体12を前記開口溝50A,50Bから前記係止溝40A,40Bに嵌め込むことが可能である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ロープ本体の長手方向に一定の間隔で突起体が固着されたロープと、
前記突起体が嵌り込み、嵌り込んだ前記突起体が係止する係止溝を2つ以上備えるロープ留め具と、
を備えることを特徴とするロープセット。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記ロープ留め具は、前記ロープ本体が挿通可能な外部につながるスリット状の開口溝を有し、
前記係止溝は、前記開口溝と連通し、
前記ロープ本体を前記開口溝から前記係止溝に嵌め込むことが可能なことを特徴とする請求項1に記載のロープセット。
【請求項3】
前記突起体が2個を1組とし、複数組の突起体がロープ本体の長手方向に一定の間隔で固着されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のロープセット。
【請求項4】
前記係止溝は、先端に前記突起体の挿入口を有し、末端に嵌り込んだ前記突起体が係止する係止部を有し、
2つの係止溝の一方を第1係止溝、他方を第2係止溝としたとき、前記ロープ留め具に対する前記挿入口の位置が、第1係止溝と第2係止溝とで反転していることを特徴とする請求項1又は2に記載のロープセット。
【請求項5】
請求項1に記載のロープセットのロープとして使用可能な、ロープ本体の長手方向に一定の間隔で突起体が固着されたロープであり、
前記ロープは、長尺であり、任意の位置で切断可能であり、
切断された前記ロープは、前記ロープ留め具を介して連結可能なことを特徴とするロープ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、部材への取付けも簡単に行えるロープセット及びロープに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
ロープ(含む紐)を棒などの部材に固定する方法としては、ロープを部材に縛り付ける方法が最も単純であるが、ロープが緩まないように堅固に固定することは簡単ではない。またロープを2つの部材にそれぞれ縛り付け2つの部材間に掛け渡すとき、ロープをぴんと張った状態にすることは簡単ではない。
【0003】
今日、ロープを部材に簡単に固定することができる器具が多く開発されている。例えばロープの端部にフックを取り付けたもの、あるいはロープと部材とを連結するSカンなどの連結具などが市販されている。また2つの部材間に掛け渡したロープの張り具合を調整することができる器具も開発されている(例えば特許文献1参照)。
【0004】
特許文献1に記載の張り調整用結び玉係着具及びそれを組み込んだ張り紐は、予め張り紐に適宜間隔で調整用結び玉を設け、この結び玉を張り調整用結び玉係着具に係止することで張り紐の張り具合を調整する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2005-21302号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載の張り紐は、調整用結び玉を予め準備しておく必要があるが、どの位置に設けた結び玉が実際に使用されるか事前に判断することができない。このため複数の結び玉を用意しておく必要があり手間がかかる。現場の状況に合わせ、現場で紐に結び玉を設けこれを用いることもできるが、このやり方では紐を縛る従来の方法と大差がない。
【0007】
また特許文献1に記載の張り調整用結び玉係着具は、結び玉を2つ係止することができるが、構造的に一方の結び玉は、張り調整用結び玉係着具に設けられた通孔に紐を通した後に結び玉を作る必要がある。以上のように特許文献1に記載の張り調整用結び玉係着具及びそれを組み込んだ張り紐は、簡単な構造で紐の張り具合を調整できる点で優れているが、前記の通り結び玉を設ける必要があり手間がかかる。
【0008】
ロープをより使い易くするには、部材に容易に固定できること、ロープの張り具合を調整できること以外に、取付けたロープを簡単に取り外せる、ロープ同士を簡単に連結することができることなども重要である。
【0009】
本発明の目的は、多様な使い方が可能であり、部材への着脱も簡単に行える新規なロープセット及びロープを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、ロープ本体の長手方向に一定の間隔で突起体が固着されたロープと、前記突起体が嵌り込み、嵌り込んだ前記突起体が係止する係止溝を2つ以上備えるロープ留め具と、を備えることを特徴とするロープセットである。
(【0011】以降は省略されています)

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