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公開番号2025095214
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023211073
出願日2023-12-14
発明の名称弁箱
出願人前澤工業株式会社
代理人個人,個人
主分類F16K 27/04 20060101AFI20250619BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】鋳造時の湯流れを阻害せず、応力の集中を防ぎつつ強度を高めることができる弁箱を提供する。
【解決手段】上部から弁体を収容する上部開口11を備え箱状を呈する弁箱本体2と、一端が弁箱本体2の前部14及び後部15にそれぞれ接続され、流路を形成する一対の胴部3と、弁箱本体2の前部14及び後部15において、胴部3との交差部13に設けられた補強部4と、を備え、鋳造で形成される弁箱1であって、補強部4は、交差部13の周方向に連続して設けられた外周肉厚部21と、弁箱本体2の前部14及び後部15の上側に設けられた横長ブロック状の上肉厚部22と、を備えていることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
上部から弁体を収容する上部開口を備え箱状を呈する弁箱本体と、
一端が弁箱本体の前部及び後部にそれぞれ接続され、流路を形成する一対の胴部と、
前記弁箱本体の前部及び後部において、前記胴部との交差部に設けられた補強部と、を備え、鋳造で形成される弁箱であって、
前記補強部は、
前記交差部の周方向に連続して設けられた外周肉厚部と、
前記弁箱本体の前部及び後部の上側に設けられた横長ブロック状の上肉厚部と、を備えていることを特徴とする弁箱。
続きを表示(約 150 文字)【請求項2】
前記補強部は、
前記弁箱本体の前部及び後部の左右両側に、周方向に沿って設けられた縦長ブロック状の側肉厚部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の弁箱。
【請求項3】
鋳造により一体的に成形されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の弁箱。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は弁箱に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、弁箱及び弁体を備えた仕切弁が開示されている。当該弁箱は、箱状を呈する弁箱本体と、弁箱本体に接続された一対の胴部と、を備えている。弁箱本体の上部には、弁箱本体の周方向に亘って外側に張り出す板状のリブが形成されている。また、当該弁箱においては、弁箱本体と胴部とが交差する交差部においてもリブが形成されている。これらのリブを設けることで、弁箱の強度を高めることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-169195号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、板状のリブであると鋳造時に湯流れが阻害され、成形精度が低下するおそれがある。また、胴部が長くなるとリブも長くなるため設計の自由度が低くなる。リブを胴部の途中まで設ける形態であると、その部分に応力が集中するという問題がある。
【0005】
このような課題を踏まえ、本発明は、鋳造時の湯流れを阻害せず、応力の集中を防ぎつつ強度を高めることができる弁箱を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明は、上部から弁体を収容する上部開口を備え箱状を呈する弁箱本体と、一端が弁箱本体の前部及び後部にそれぞれ接続され、流路を形成する一対の胴部と、前記弁箱本体の前部及び後部において、前記胴部との交差部に設けられた補強部と、を備え、鋳造で形成される弁箱であって、前記補強部は、前記交差部の周方向に連続して設けられた外周肉厚部と、前記弁箱本体の前部及び後部の上側に設けられた横長ブロック状の上肉厚部と、を備えていることを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、外周肉厚部及び上肉厚部を設けたため、強度を高めることができ、特に、屈曲及び管軸方向の変位に対して強い耐震性を発揮することができる。また、外周肉厚部及び上肉厚部をブロック状にしたため、鋳造時の湯流れを阻害するのを防ぐことができる。また、外周肉厚部及び上肉厚部は胴部の外周を囲むように設けられているので、応力を分散でき、補強部を胴部の先端部まで延設する必要がない。
【0008】
また、前記補強部は、前記弁箱本体の前部及び後部の左右両側に、周方向に沿って設けられた縦長ブロック状の側肉厚部を備えていることが好ましい。
【0009】
本発明によれば、左右両側に設けた側肉厚部により交差部に係る不均一な応力がより分散されるとともに弁箱本体と胴部の接合強度の低下を防止できる。また、側肉厚部をブロック状にしたため、鋳造時の湯流れを阻害するのを防ぐことができる。
【0010】
また、鋳造により一体的に成形されていることが好ましい。本発明によれば、強度を高めることができるとともに、弁箱を容易に成形することができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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