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公開番号
2025085153
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-05
出願番号
2023198830
出願日
2023-11-24
発明の名称
ピストン型ポンプ
出願人
株式会社コスメック
代理人
個人
主分類
F04B
27/12 20060101AFI20250529BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約
【課題】吸入時における揺動斜板の浮き上がりを低摩擦で押さえることにより、効率を向上させたピストン型ポンプを提供すること。
【解決手段】回転駆動体の上に、中心軸に対して交差する傾斜軸を軸心とするベアリングを介して搭載され、リング面が頭頂部に設けられた揺動斜板と、ピストンの関節と揺動斜板の関節の間に連結され、揺動斜板の往復揺動をピストンの往復運動に変換するピストンロッドと、ピストンが下死点付近に引き下げられる角度位置で回転駆動体から突出した軸部と、軸部の先端であって、リング面に対向する押さえ部と、軸部が中心を貫通し、押さえ部とリング面との間に配置されたスラストベアリングとを具備する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
中心軸の周囲に配列された複数のシリンダボア内に収容されたピストンと、
前記中心軸を中心に回転する回転駆動体と、
前記回転駆動体の上に、前記中心軸に対して交差する傾斜軸を軸心とするベアリングを介して搭載され、前記傾斜軸を中心としたリング面が頭頂部に設けられた揺動斜板と、
前記ピストンの関節と前記揺動斜板の関節の間に連結され、前記揺動斜板の往復揺動を前記シリンダボア内での前記ピストンの往復運動に変換するピストンロッドと、
前記傾斜軸を中心とした面内における角度位置であって、前記ピストンが下死点に引き下げられる角度位置付近において前記回転駆動体から突出した軸部と、
前記軸部の先端であって、前記リング面に対向する押さえ部と、
前記軸部が中心を貫通し、前記押さえ部と前記リング面との間に配置されたベアリングとを具備することを特徴とするピストン型ポンプ。
続きを表示(約 330 文字)
【請求項2】
請求項1のピストン型ポンプにおいて、
前記回転駆動体は、クランクハウジングのボア内にベアリングを介して回転可能に支持されており、前記回転駆動体の下端にキー溝が設けられており、
キーが突設された回転駒が主軸に装着されるモータが前記クランクハウジングに固定されると、前記キーが前記キー溝に嵌合することを特徴とするピストン型ポンプ。
【請求項3】
請求項1のピストン型ポンプにおいて、
前記軸部と前記押さえ部はボルトの軸部と頭部であって、前記ボルトは、前記ピストンが下死点付近に引き下げられる前記傾斜軸を中心とした角度位置に対して前記回転駆動体に設けられた螺子孔に螺入されていることを特徴とするピストン型ポンプ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、中心軸の周囲に配列された複数のシリンダボア内にピストンを収容し、回転運動をピストンの往復直線運動に変換して圧力流体を発生させるピストン型ポンプに関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
回転運動をピストンの往復直線運動に変換して圧力流体(減圧も含む)を発生させるポンプとして、特許文献1や特許文献2に開示されるようなピストン型ポンプが知られている。このようなピストン型ポンプでは、揺動斜板の中心軸が回転駆動体の中心軸に対して傾斜するように支持されている。揺動斜板は、回転力を受けず、回転駆動体に対して相対回転可能なように回転駆動体にラジアルベアリングとスラストベアリングを介して取り付けられている。
【0003】
回転駆動体の中心軸をピストンの往復方向とするシリンダは、揺動斜板に連結されたピストンロッドにピストンを連結している。回転運動は回転駆動体を介して揺動斜板の軸方向の往復揺動に変換され、ピストンロッドによりピストンが往復運動をする。ピストンの往復運動によってシリンダ内の吸入ポートと吐出ポートが開閉されて、圧縮流体を発生させる。
【0004】
吸入ポートからシリンダ内に流体を引き入れる吸入のときに、軸方向においてピストンロッドを介してシリンダ側に浮き上げる力を揺動斜板が受ける。従来のピストン型ポンプでは、揺動斜板の浮き上がりを阻止するために、止め輪が回転駆動体に取り付けられている。具体的には、回転駆動体と揺動斜板との間のラジアルベアリングの上側であって、揺動斜板に当接する位置に止め輪が取り付けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特公昭57-43743号公報
特開平5-231309号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
浮き上がろうとする揺動斜板に止め輪が当接して浮き上がりを阻止するが、その際、揺動斜板と止め輪は、互い押し付けられて摩擦する。この時に大きな負荷が発生し、ピストン型ポンプの効率を著しく低下させている。
【0007】
本発明の目的は、吸入時における揺動斜板の浮き上がりを低摩擦で押さえることにより、効率を向上させたピストン型ポンプを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のピストン型ポンプは、中心軸の周囲に配列された複数のシリンダボア内に収容されたピストンと、
前記中心軸を中心に回転する回転駆動体と、
前記回転駆動体の上に、前記中心軸に対して交差する傾斜軸を軸心とするベアリングを介して搭載され、前記傾斜軸を中心としたリング面が頭頂部に設けられた揺動斜板と、
前記ピストンの関節と前記揺動斜板の関節の間に連結され、前記揺動斜板の往復揺動を前記シリンダボア内での前記ピストンの往復運動に変換するピストンロッドと、
前記傾斜軸を中心とした面内における角度位置であって、前記ピストンが下死点付近に引き下げられる角度位置において前記回転駆動体から突出した軸部と、
前記軸部の先端であって、前記リング面に対向する押さえ部と、
前記軸部が中心を貫通し、前記押さえ部と前記リング面との間に配置されたベアリングとを具備することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、回転駆動体から揺動斜板が浮き上がらないよう受け止めるときの摩擦を減らすことができ、効率を向上させたピストン型ポンプを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
ピストン型ポンプを示す図で有り、図1Aは正面図、図1Bは平面図である。
ピストン型ポンプX-X断面図であり、図2Aはモータ付きのピストン型ポンプ、図2Bはモータを外したピストン型ポンプを示す図である。
Z-Z断面図である。
Y-Y断面図である。
揺動斜板と回転駆動体の関係を示す図であり、図5Aは揺動斜板と回転駆動体およびこれに付随する部材を分解した状態を示す図、図5Bは傾斜軸c2方向から揺動斜板と回転駆動体を見た図、図5Cは回転駆動体が回転したときの揺動斜板を示した図である。
図6は吸入路と吐出路を示す図であり、図6Aは平面視における吸入路と吐出路の配置を示す図、図6Bは吸入路を示す図、図6Cは吐出路を示す図である。
ピストン型ポンプを真空ポンプとして使用するときの状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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