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公開番号
2025099153
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023215587
出願日
2023-12-21
発明の名称
ロータリー圧縮機
出願人
株式会社ノーリツ
代理人
個人
主分類
F04C
29/00 20060101AFI20250626BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約
【課題】部品点数の削減とコストダウンを図るようにしたロータリー圧縮機を提供する。
【解決手段】横置型のロータリー圧縮機(1)は、シリンダとシリンダ内を偏心回転する円環状のピストンとクランク軸(9)とを有し冷媒ガスを圧縮する圧縮機構部(5)と、クランク軸(9)を駆動する為の電動要素(6)と、圧縮機構部(5)と電動要素(6)とを収納する本体ハウジング(2)とを備え、本体ハウジング(2)は端部が開放された有底の筒状体であり、この本体ハウジング(2)と、筒状体の端部に固定されたカップ状の蓋体(3)とで密閉容器が構成され、この密閉容器の内部空間を本体ハウジング(2)側と蓋体(3)側とに仕切る仕切部材(20)が設けられ、仕切部材(20)は、本体ハウジング(2)の内面をシールする本体側シール部(22)と、蓋体(3)の内面をシールする蓋体側シール部(23)とを備えている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
シリンダとシリンダ内を偏心回転する円環状のピストンと前記ピストンを回転駆動するクランク軸とを有し冷媒ガスを圧縮する圧縮機構部と、前記クランク軸を駆動する為の電動要素と、前記圧縮機構部と電動要素とを収納する本体ハウジングとを備え、前記クランク軸の軸心は水平方向に延伸する横置型のロータリー圧縮機であって、
前記本体ハウジングは端部が開放された有底の筒状体であり、この本体ハウジングと、前記筒状体の端部に固定されたカップ状の蓋体とで密閉容器が構成され、この密閉容器の内部空間を前記本体ハウジング側と前記蓋体側とに仕切る仕切部材が設けられ、
前記仕切部材は、前記本体ハウジングの内面をシールする本体側シール部と、前記蓋体の内面をシールする蓋体側シール部とを備えていることを特徴とするロータリー圧縮機。
続きを表示(約 370 文字)
【請求項2】
前記仕切部材は、前記クランク軸の端部を支持する軸受部を備えていることを特徴とする請求項1に記載のロータリー圧縮機。
【請求項3】
前記仕切部材と前記蓋体部の内側の空間部に冷媒ガスが戻るように構成され、前記空間部の下部には冷凍機油の貯留部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のロータリー圧縮機。
【請求項4】
前記仕切部材の上部には冷媒ガスの導入口があり、前記導入口から前記仕切部材の内部を下方に向って延びる冷媒通路が設けられて前記圧縮機構部の冷媒吸入口に接続されていることを特徴とする請求項3に記載のロータリー圧縮機。
【請求項5】
前記冷媒通路と前記貯留部とを連通させるための連通孔を備えていることを特徴とする請求項4に記載のロータリー圧縮機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、横置型のロータリー圧縮機に関し、特に軸受け機能を有する仕切部材に複数の機能を持たせて部品点数の削減とコストダウンを図ったものに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、シリンダとシリンダ内を偏心回転する円環状のピストンと前記ピストンを回転駆動するクランク軸とを有し冷媒ガスを圧縮する圧縮機構部と、前記クランク軸を駆動する為の電動要素と、前記圧縮機構部と電動要素とを収納する本体ハウジングとを備えたロータリー圧縮機は広く実用に供されている。
【0003】
例えば、特許文献1に記載の密閉型回転式圧縮機においては、ハウジング内に、回転式圧縮機構部と、電動モータとを組み込み、圧縮機構部の両側において回転軸部材の端部を1対の軸受端板で支持し、それら軸受端板を圧縮機構部のシリンダ部材に固定している。
【0004】
特許文献2に記載の2段圧縮機構を有する立型のロータリー圧縮機においては、ハウジング内に圧縮機構部と、電動モータとを組み込み、圧縮機構部は、端板部と、高圧側圧縮部と、中間仕切板と、低圧側圧縮部と、端部側端板部とを有する。
ハウジングの上端部はハウジング本体は別体の蓋部で構成され、ハウジングの下端部はハウジング本体とは別体の底部で構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第4778772号公報
特公昭62-11200号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
通常、圧縮機のハウジングを圧縮機構部の近傍位置で分割した構造とすることが組立て作業面から有利となる。この場合、ハウジングの分割部をシート状のパッキン等でシールする構造を採用するのが一般的であるが、パッキン等によるシール構造の信頼性と耐久性を確保することが難しい。
【0007】
また、通常、シリンダはハウジングの内面に焼き嵌め又は熔接により固定され、回転軸を支持する軸受端版をシリンダにボルト結合等で固定する構造が採用されるが、シリンダの軸穴の軸心と軸受端版の軸受の軸心の同心度の精度を高めることが困難である。
【0008】
本発明の目的は、ハウジングを本体ハウジングとカップ状の蓋体とで構成し、内部空間を仕切る仕切部材に複数の機能を持たせて部品点数の削減とコストダウンを図るようにしたロータリー圧縮機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1のロータリー圧縮機は、シリンダとシリンダ内を偏心回転する円環状のピストンと前記ピストンを回転駆動するクランク軸とを有し冷媒ガスを圧縮する圧縮機構部と、前記クランク軸を駆動する為の電動要素と、前記圧縮機構部と電動要素とを収納する本体ハウジングとを備え、前記クランク軸の軸心は水平方向に延伸する横置型のロータリー圧縮機であって、前記本体ハウジングは端部が開放された有底の筒状体であり、この本体ハウジングと、前記筒状体の端部に固定されたカップ状の蓋体とで密閉容器が構成され、この密閉容器の内部空間を前記本体ハウジング側と前記蓋体側とに仕切る仕切部材が設けられ、前記仕切部材は、前記本体ハウジングの内面をシールする本体側シール部と、前記蓋体の内面をシールする蓋体側シール部とを備えていることを特徴としている。
【0010】
上記の構成によれば、本体ハウジングと、その端部に固定されたカップ状の蓋体とで密閉容器が構成され、この密閉容器の内部空間を本体ハウジング側と蓋体側とに仕切る仕切部材が設けられ、この仕切部材に、本体ハウジングの内面をシールする本体側シール部と、蓋体の内面をシールする蓋体側シール部とを設けたため、仕切部材に内部空間を仕切る仕切り機能と、本体ハウジングの内面と蓋体の内面の2箇所をシールするシール機能を持たせることができ、部品点数の削減とコストダウンを図ることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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