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公開番号
2025103184
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-09
出願番号
2023220370
出願日
2023-12-27
発明の名称
電動圧縮機
出願人
株式会社豊田自動織機
代理人
個人
,
個人
主分類
F04B
39/00 20060101AFI20250702BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約
【課題】電動圧縮機の耐腐食性を向上させること。
【解決手段】カバー外周部33における隣り合うボルト同士の間に位置する部分には、シール部材50に向けて凸となる凸部60が設けられている。凸部60は、シール部材50をモータハウジング13の端壁13aに向けて押圧する。したがって、カバー外周部33における隣り合うボルト同士の間に位置する部分とモータハウジング13の端壁13aとの間のシール性が良好なものとなる。その結果、カバー外周部33における隣り合うボルト同士の間に位置する部分とモータハウジング13の端壁13aとの間に水分や塩水が溜まってしまうことが抑制される。したがって、カバー30やモータハウジング13の端壁13aが水分や塩水によって腐食してしまうことが抑制される。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
流体を圧縮する圧縮部と、
前記圧縮部を駆動するモータと、
前記モータを駆動するインバータと、
前記インバータを収容するインバータ室を有するハウジングと、を備え、
前記ハウジングは、
前記インバータ室を区画する区画壁と、
前記区画壁と共に前記インバータ室を形成するカバーと、を有し、
前記カバーの外周部であるカバー外周部は、間隔を置いて配置される複数の締結部材によって、前記区画壁に締結されており、
前記カバー外周部と前記区画壁との間には、前記カバー外周部に沿って延在する環状のシール部材が介在されており、
前記カバー外周部が前記複数の締結部材の締結力に伴って前記シール部材を前記区画壁に向けて押圧することにより、前記カバー外周部と前記区画壁との間がシールされている電動圧縮機であって、
前記カバー外周部における隣り合う締結部材同士の間に位置する部分には、前記シール部材に向けて凸となる凸部が設けられており、
前記凸部は、前記シール部材を前記区画壁に向けて押圧することを特徴とする電動圧縮機。
続きを表示(約 940 文字)
【請求項2】
前記シール部材は、前記カバー外周部に向けて凸となる環状のビード部を有し、
前記凸部は、前記ビード部と対向する位置に設けられ、前記ビード部を前記区画壁に向けて押圧することを特徴とする請求項1に記載の電動圧縮機。
【請求項3】
前記カバー外周部は、前記カバー外周部の外縁と前記区画壁との間の隙間を減少させるように前記外縁に向かうにつれて前記区画壁に近づく隙間埋め部を有していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電動圧縮機。
【請求項4】
前記カバー外周部は、前記カバー外周部の外縁と前記区画壁との間の隙間を減少させるように前記外縁に向かうにつれて前記区画壁に近づく隙間埋め部を有しており、
前記隙間埋め部は、前記カバー外周部における前記ビード部と対向する位置よりも前記外縁寄りに位置していることを特徴とする請求項2に記載の電動圧縮機。
【請求項5】
前記カバー外周部は、前記各締結部材がそれぞれ挿通される挿通孔を形成する孔形成部を複数有し、
前記凸部における前記孔形成部に対する突出量は、前記ビード部における原形状での突出量よりも小さいことを特徴とする請求項2又は請求項4に記載の電動圧縮機。
【請求項6】
前記凸部の突出端部は、前記区画壁における前記カバー外周部との合わせ面に沿って延在する平坦部であり、
前記凸部は、前記平坦部に連続するとともに前記平坦部から離れるにつれて前記合わせ面から徐々に離れていく傾斜部を有していることを特徴とする請求項1に記載の電動圧縮機。
【請求項7】
前記隙間埋め部は、前記カバー外周部の外縁に向かうにつれて前記区画壁に向けて徐々に近づいていく勾配壁であることを特徴とする請求項3に記載の電動圧縮機。
【請求項8】
前記カバーは、第1金属層、樹脂層、及び第2金属層が前記カバーの厚み方向でこの順に積み重なることにより形成される3層構造であり、
前記第1金属層の表裏両面、及び前記第2金属層の表裏両面は、めっき層によって被覆されていることを特徴とする請求項1に記載の電動圧縮機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電動圧縮機に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
電動圧縮機は、圧縮部と、モータと、インバータと、ハウジングと、を備えている。圧縮部は、流体を圧縮する。モータは、圧縮部を駆動する。インバータは、モータを駆動する。ハウジングは、インバータ室を有している。インバータ室は、インバータを収容する。ハウジングは、インバータ室を区画する区画壁と、区画壁と共にインバータ室を形成するカバーと、を有している。
【0003】
例えば特許文献1のように、カバーの外周部であるカバー外周部は、間隔を置いて配置される複数の締結部材によって、区画壁に締結されている。カバー外周部と区画壁との間には、カバー外周部に沿って延在する環状のシール部材が介在されている。そして、カバー外周部が複数の締結部材の締結力に伴ってシール部材を区画壁に向けて押圧することにより、カバー外周部と区画壁との間がシールされている。これによれば、例えば、外部からカバー外周部と区画壁との間に侵入しようとする水分や塩水がシール部材によって堰き止められる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-17577号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、カバー外周部における隣り合う締結部材同士の間に位置する部分では、締結部材の締結力に伴うカバー外周部におけるシール部材を区画壁に向けて押圧する押圧力が比較的小さくなる場合がある。すると、カバー外周部における隣り合う締結部材同士の間に位置する部分と区画壁との間のシール性が悪化してしまう虞がある。その結果、カバー外周部における隣り合う締結部材同士の間に位置する部分と区画壁との間に水分や塩水が溜まってしまう場合がある。このように、カバー外周部と区画壁との間に水分や塩水が溜まってしまうと、カバーや区画壁が水分や塩水によって腐食してしまう虞がある。したがって、電動圧縮機の耐腐食性を向上させることが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する電動圧縮機は、流体を圧縮する圧縮部と、前記圧縮部を駆動するモータと、前記モータを駆動するインバータと、前記インバータを収容するインバータ室を有するハウジングと、を備え、前記ハウジングは、前記インバータ室を区画する区画壁と、前記区画壁と共に前記インバータ室を形成するカバーと、を有し、前記カバーの外周部であるカバー外周部は、間隔を置いて配置される複数の締結部材によって、前記区画壁に締結されており、前記カバー外周部と前記区画壁との間には、前記カバー外周部に沿って延在する環状のシール部材が介在されており、前記カバー外周部が前記複数の締結部材の締結力に伴って前記シール部材を前記区画壁に向けて押圧することにより、前記カバー外周部と前記区画壁との間がシールされている電動圧縮機であって、前記カバー外周部における隣り合う締結部材同士の間に位置する部分には、前記シール部材に向けて凸となる凸部が設けられており、前記凸部は、前記シール部材を前記区画壁に向けて押圧する。
【0007】
カバー外周部における隣り合う締結部材同士の間に位置する部分で、締結部材の締結力に伴うカバー外周部におけるシール部材を区画壁に向けて押圧する押圧力が比較的小さくなる場合がある。このような場合であっても、カバー外周部における隣り合う締結部材同士の間に位置する部分には、シール部材に向けて凸となる凸部が設けられており、凸部が、シール部材を区画壁に向けて押圧する。したがって、カバー外周部における隣り合う締結部材同士の間に位置する部分と区画壁との間のシール性を良好なものとすることができる。その結果、カバー外周部における隣り合う締結部材同士の間に位置する部分と区画壁との間に水分や塩水が溜まってしまうことを抑制することができる。したがって、カバーや区画壁が水分や塩水によって腐食してしまうことを抑制することができるため、電動圧縮機の耐腐食性を向上させることができる。
【0008】
上記電動圧縮機において、前記シール部材は、前記カバー外周部に向けて凸となる環状のビード部を有し、前記凸部は、前記ビード部と対向する位置に設けられ、前記ビード部を前記区画壁に向けて押圧するとよい。
【0009】
これによれば、凸部によって、シール部材のビード部を区画壁に向けて好適に押圧することができる。このため、カバー外周部における隣り合う締結部材同士の間に位置する部分と区画壁との間のシール性をさらに良好なものとすることができる。
【0010】
上記電動圧縮機において、前記カバー外周部は、前記カバー外周部の外縁と前記区画壁との間の隙間を減少させるように前記外縁に向かうにつれて前記区画壁に近づく隙間埋め部を有しているとよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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