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公開番号2025116423
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-08
出願番号2024010830
出願日2024-01-29
発明の名称予混合装置およびこれを備えた燃焼装置
出願人株式会社ノーリツ
代理人個人
主分類F23D 14/62 20060101AFI20250801BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約【課題】燃料ガスの種類への対応を容易、迅速かつ適切に行なうことが可能な予混合装置、およびこれを備えた燃焼装置を提供する。
【解決手段】予混合装置Aは、予混合流路形成部材4のベース部44に、流路調整部材2に対向させるための部位として、燃料ガス流路8a,8bの一部が開口した第1の壁面部S1が設けられ、流路調整部材2は、流路調整部材2の後面側の第2の壁面部S2にシール部材7を保持可能な爪部23を有し、管継手部9は、シール部材7が第1および第2の壁面部S1,S2の相互間において挟圧されるように、流路調整部材2を挟み込んだ状態にベース部44に取付け可能である。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
一端側から他端側に向けて空気を流れさせ、かつこの空気に燃料ガスを混合させるための予混合流路を形成している予混合流路形成部材と、
この予混合流路形成部材に設けられ、かつ前記燃料ガスの供給用のガス管が接続される管継手部を取付けるためのベース部と、
終端部が前記予混合流路に前記燃料ガスを流出させるための燃料ガス流出口として形成され、かつ前記管継手部に供給されてきた前記燃料ガスを前記燃料ガス流出口に導くための燃料ガス流路と、
前記燃料ガス流路の一部を形成する開口部を有し、かつこの開口部は前記燃料ガスの種類に対応する開口面積に設定されている流路調整部材と、
この流路調整部材の取付け箇所のシールを図るためのシール部材と、
を備えている、予混合装置であって、
前記ベース部には、前記流路調整部材に対向させるための部位として、前記燃料ガス流路の一部が開口した第1の壁面部が設けられており、
前記流路調整部材は、前記流路調整部材の後面側の第2の壁面部に前記シール部材を保持可能な爪部を有し、
前記管継手部は、前記シール部材が前記第1および第2の壁面部の相互間において挟圧されるように、前記流路調整部材を挟み込んだ状態に前記ベース部に取付け可能であることを特徴とする、予混合装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1に記載の予混合装置であって、
前記流路調整部材は、
内側領域が前記燃料ガス流路の一部を構成する筒状壁部およびこの筒状壁部の一端部側に前記爪部が突設されている本体部材と、
前記筒状壁部の前記一端部側に重ねられ、かつ前記開口部、前記第2の壁面部および前記爪部が挿通する孔部または切欠き部を有する補助部材と、
を備えており、
前記シール部材は、前記本体部材との相互間に前記補助部材が挟まれるように前記補助部材の前記第2の壁面部に重ねられ、かつ前記爪部の先端部側に設けられた係合部と係合している、予混合装置。
【請求項3】
請求項1に記載の予混合装置であって、
前記流路調整部材は、内側領域が前記燃料ガス流路の一部を構成する筒状壁部を備え、かつこの筒状壁部に、前記開口部が設けられている前記第2の壁面部および前記爪部が一体成形された構成である、予混合装置。
【請求項4】
請求項1に記載の予混合装置であって、
前記ベース部には、前面開口状の第1の凹部が設けられ、かつこの第1の凹部には、前記流路調整部材をその後側部分が嵌入した状態に設定可能であり、
前記管継手部を前記ベース部から取り外した状態においては、前記流路調整部材の前側部分が前記ベース部の外方手前側に突出した状態となるように構成されている、予混合装置。
【請求項5】
請求項1に記載の予混合装置であって、
前記ベース部の前記第1の壁面部には、前記爪部が進入可能な第2の凹部が設けられている、予混合装置。
【請求項6】
請求項1に記載の予混合装置であって、
前記予混合流路を並列配置の第1および第2の流路に仕切る仕切り壁部を、さらに備え
ており、
前記燃料ガス流路は、第1および第2の燃料ガス流路に分岐し、かつこれら第1および第2の燃料ガス流路は、前記燃料ガス流出口として、前記第1および第2の流路に燃料ガスを流出可能に設けられた第1および第2の燃料ガス流出口を有しており、
前記流路調整部材の前記開口部としては、前記第1および第2の燃料ガス流路に対応する第1および第2の開口部が設けられている、予混合装置。
【請求項7】
請求項6に記載の予混合装置であって、
前記流路調整部材は、内側領域が前記燃料ガス流路の一部を構成する筒状壁部を備えており、
前記流路調整部材の前記開口部として、前記第1および第2の開口部よりも燃料ガス流れ方向上流に位置する第3の開口部が設けられ、この第3の開口部を通過した燃料ガスが前記第1および第2の開口部に進行するように構成されている、予混合装置。
【請求項8】
請求項1ないし7のいずれかに記載の予混合装置を備えていることを特徴とする、燃焼装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、予混合装置およびこれを備えた燃焼装置に関する。
ここで、「予混合」とは、予混合燃焼(Premixing combustion)を行なうことを目的として、空気と燃料ガスとを予め混合させ、可燃混合ガスを生成する処理である。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
予混合装置の具体例として、特許文献1に記載のものがある。
同文献に記載の予混合装置は、一端側から他端側に向けて空気を流れさせ、かつこの空気に燃料ガスを混合させるための予混合流路を形成している予混合流路形成部材を備えており、この予混合流路形成部材には、ガス管接続用の管継手部が取付けられるベース部が設けられている。ガス管から管継手部に供給された燃料ガスは、所定の燃料ガス流路を通過してその終端の燃料ガス流出口に到達し、予混合流路に流出する。このことにより、予混合流路においては、燃料ガスと空気との混合気が生成され、この混合気は、予混合装置の下流側に供給される。
【0003】
前記燃料ガスとしては、たとえばナチュラルガスとLPガスの2種類があり、これらは成分、発熱量が相違するため、予混合装置を燃料ガスの種類に対応したものとする必要がある。つまり、予混合流路内において発生する負圧が同一である場合、発熱量が多い燃料ガスよりも発熱量が少ない燃料ガスの方が、燃料ガス流出口から予混合流路内への流出量が多くなるように設定する必要がある。
【0004】
そこで、前記特許文献1においては、予混合流路形成部材に所定の流路調整部材を直接または間接的に取付け、この取付け態様を変更するなどして燃料ガス流路の流路抵抗を変更し、燃料ガスの種類に適するものに設定可能としている。このような構成によれば、複数種類の燃料ガスに対して適切に対応することが可能である。
【0005】
しかしながら、前記従来技術においては、次に述べるように、未だ改善すべき余地があった。
【0006】
すなわち、燃料ガスの種類に対応して流路調整部材を変更する作業は、できる限り容易かつ迅速に行なうことができるようにすることが要望される。前記作業は、予混合装置を備えた給湯装置の設置現場で行なわれる場合もあるため、前記要望は一層強い。したがって、前記特許文献1と比較して、燃料ガスの種類に対応するための作業の作業性をより良くすることが望まれる。また、当然ながら、適切なシール性を確保し、不当な燃料ガス漏れなどが生じないように留意する必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特許第7385804号公報
特許第5373671号公報
特許第2857352号公報
実開昭52-159434号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、前記したような事情のもとで考え出されたものであり、燃料ガスの種類への対応を容易、迅速かつ適切に行なうことが可能な予混合装置、およびこれを備えた燃焼装
置を提供することを、その課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
【0010】
本発明の第1の側面により提供される予混合装置は、一端側から他端側に向けて空気を流れさせ、かつこの空気に燃料ガスを混合させるための予混合流路を形成している予混合流路形成部材と、この予混合流路形成部材に設けられ、かつ前記燃料ガスの供給用のガス管が接続される管継手部を取付けるためのベース部と、終端部が前記予混合流路に前記燃料ガスを流出させるための燃料ガス流出口として形成され、かつ前記管継手部に供給されてきた前記燃料ガスを前記燃料ガス流出口に導くための燃料ガス流路と、前記燃料ガス流路の一部を形成する開口部を有し、かつこの開口部は前記燃料ガスの種類に対応する開口面積に設定されている流路調整部材と、この流路調整部材の取付け箇所のシールを図るためのシール部材と、を備えている、予混合装置であって、前記ベース部には、前記流路調整部材に対向させるための部位として、前記燃料ガス流路の一部が開口した第1の壁面部が設けられており、前記流路調整部材は、前記流路調整部材の後面側の第2の壁面部に前記シール部材を保持可能な爪部を有し、前記管継手部は、前記シール部材が前記第1および第2の壁面部の相互間において挟圧されるように、前記流路調整部材を挟み込んだ状態に前記ベース部に取付け可能であることを特徴としている。
(【0011】以降は省略されています)

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