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公開番号2025135660
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024033529
出願日2024-03-06
発明の名称燃焼装置
出願人株式会社アドバンテック
代理人個人,個人
主分類F23G 5/16 20060101AFI20250911BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約【課題】簡便な制御により、未燃焼ガスを制御し、廃棄物を効率的に一次燃焼させることができる燃焼装置を提供する。
【解決手段】一次燃焼室3を含む、燃焼装置1であって、一次燃焼室3は、一次燃焼室の底部、一次燃焼室の側壁、及び一次燃焼室の天井を有し、一次燃焼室の底部、一次燃焼室の側壁、及び一次燃焼室の天井は、これらにより囲まれた空間である一次燃焼室内空間を構成するとともに、気体の導出ができるようにされた一次燃焼室の導出部と、一次燃焼室内空間に設けられ、複数の空孔である第1の空孔群を有する送風パイプとをさらに有し、第1の廃棄物を燃焼させて得られる、一次燃焼ガスを一次燃焼室の導出部から導出するものである、燃焼装置1。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
一次燃焼ガスが導入される中心接続管(31)を有する燃焼室(5)であって、
前記燃焼室(5)は、前記中心接続管(31)の外部を取り囲む、前記燃焼室の筐体(33)をさらに含み、
前記中心接続管(31)は、複数の空孔である空孔群が設けられ、
前記燃焼室の筐体(33)に送られた気体である燃焼室の供給気体が、前記空孔群を通じて、前記中心接続管(31)内に送られ、前記一次燃焼ガスと、前記燃焼室の供給気体とが混合された気体である燃焼ガスが、前記中心接続管(31)から、前記燃焼室(5)外部へ導出される燃焼室(5)。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
請求項1に記載の燃焼室(5)であって、
前記燃焼室(5)の供給気体は、酸素を含む、燃焼室(5)。
【請求項3】
請求項1に記載の燃焼室(5)であって、
前記空孔群を構成するそれぞれの空孔は、前記中心接続管(31)の中心軸となす角が所定角度増えると、前記中心接続管(31)の長手方向に所定距離ずれた位置となるように設けられる、燃焼室(5)。
【請求項4】
請求項1に記載の燃焼室(5)であって、
前記空孔群は、前記空孔群を構成する複数の空孔が、前記中心接続管(31)の中心軸に対して10°以上80°以下の角度をもって設けられたものである、燃焼室(5)。
【請求項5】
請求項3又は4に記載の燃焼室(5)を二次燃焼室(5)として含む燃焼装置(1)。
【請求項6】
請求項5に記載の燃焼装置(1)であって、
前記燃焼装置(1)は、二次燃焼室(5)と接続された一次燃焼室(3)と、前記二次燃焼室(5)と接続された三次燃焼室(7)とをさらに含み、
前記燃焼室の筐体(33)は、前記二次燃焼室の筐体(33)であり、
前記中心接続管(31)に設けられた空孔群は、第2の空孔群であり、
前記燃焼室の供給気体は、前記二次燃焼室の供給気体であり、
前記燃焼ガスは、二次燃焼ガスであり、
前記一次燃焼室(3)は、
前記一次燃焼室の底部(11)、前記一次燃焼室の側壁(13)、及び前記一次燃焼室の天井(15)を有し、前記一次燃焼室の底部、前記一次燃焼室の側壁、及び前記一次燃焼室の天井は、これらにより囲まれた空間である一次燃焼室内空間を構成するとともに、
前記二次燃焼室へ気体の搬送ができるようにされた前記一次燃焼室の導出部(17)と、
前記一次燃焼室内空間に設けられ、複数の空孔である第1の空孔群を有する送風パイプ(19)とをさらに有し、
第1の廃棄物を燃焼させて得られる、一次燃焼ガスを前記一次燃焼室の導出部(17)から前記二次燃焼室(5)へ導出するものであり、
前記二次燃焼室(5)は、
前記二次燃焼ガスが、前記中心接続管(31)から、前記三次燃焼室(7)へ導出されるものであり、
前記三次燃焼室(7)は、
前記三次燃焼室の底部(51)、前記三次燃焼室の側壁(53)、及び前記三次燃焼室の天井(55)を有し、前記三次燃焼室の底部、前記三次燃焼室の側壁、及び前記三次燃焼室の天井は、これらにより囲まれた空間である三次燃焼室内空間を構成するとともに、
前記三次燃焼室内に送られる気体である三次燃焼室の供給気体を送るための気体供給管(57)と、
前記二次燃焼ガスを前記三次燃焼室内空間に導入するための三次燃焼室の導入部(61)と、
前記三次燃焼室内空間において、前記二次燃焼ガスと前記三次燃焼室の供給気体とが混合されたうえで燃焼されて得られる三次燃焼ガスが排出される排出路(63)と、をさらに有する、
燃焼装置(1)。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、燃焼装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
廃棄物を燃焼させる燃焼装置が知られている。燃焼装置は、複数の燃焼室と、燃焼室の間を接続する経路とを含む。そして、燃焼装置は、廃棄物を燃焼させつつ燃焼ガスを高温にすることで、有害なガスが外気に放出されることを防止していた(例えば、特許文献1、特許文献2及び特許文献3を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平7-229610号公報
特開2019-020055号公報
特開2021-063600号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一次燃焼ガスは、濃度が濃い未燃焼ガスである。このため一次燃焼ガスを直接燃焼させると、未燃焼ガスが残留しやすい。よって、一次燃焼ガスを、簡易な装置により、完全燃焼しやすいガスとすることが望まれる。また、燃焼効率を高め、廃棄物を無害化できたり、環境基準を満たしたうえで、廃棄物を処理できる燃焼装置が望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題は、例えば、一次燃焼ガスを燃焼室に運搬する途中において、適切に、酸素を含む気体を混合等することにより、解決できる。
【0006】
初めの発明は、一次燃焼ガスが導入される中心接続管31を有する燃焼室5に関する。
燃焼室5は、中心接続管31の外部を取り囲む、燃焼室の筐体33をさらに含む。中心接続管31は、複数の空孔である空孔群(第2の空孔群)が設けられる。
そして、燃焼室の筐体33に送られた気体である燃焼室の供給気体が、空孔群を通じて、中心接続管31内に送られ、一次燃焼ガスと、燃焼室の供給気体とが混合された気体である燃焼ガスが、中心接続管31から、燃焼室5外部へ導出される。燃焼室5の供給気体は、酸素を含むものであることが好ましい。燃焼ガスは、燃焼室5内で燃焼されてもよい。
【0007】
空孔群を構成するそれぞれの空孔は、中心接続管31の中心軸となす角が所定角度増えると、中心接続管31の長手方向に所定距離ずれた位置となるように設けられるものが好ましい。空孔群は、空孔群を構成する複数の空孔が、中心接続管31の中心軸に対して10°以上80°以下の角度をもって設けられたものであるものが好ましい。
【0008】
次の発明は、上記したいずれかの燃焼室5を二次燃焼室5として含む燃焼装置1に関する。この燃焼装置1は、二次燃焼室5と接続された一次燃焼室3と、二次燃焼室5と接続された三次燃焼室7とをさらに含む。
この場合、先に説明した燃焼室の筐体33は、二次燃焼室の筐体33であり、中心接続管31に設けられた空孔群は、第2の空孔群であり、燃焼室の供給気体は、二次燃焼室の供給気体であり、燃焼ガスは、二次燃焼ガスである。
そして、一次燃焼室3は、一次燃焼室の底部11、一次燃焼室の側壁13、及び一次燃焼室の天井15を有する。一次燃焼室の底部11、一次燃焼室の側壁13、及び一次燃焼室の天井15は、これらにより囲まれた空間である一次燃焼室内空間を構成する。
【0009】
一次燃焼室3は、二次燃焼室へ気体の搬送ができるようにされた一次燃焼室の導出部17と、一次燃焼室内空間に設けられ、複数の空孔である第1の空孔群を有する送風パイプ19とをさらに有する。
一次燃焼室3は、第1の廃棄物を燃焼させて得られる、一次燃焼ガスを一次燃焼室の導出部17から二次燃焼室5へ導出するものである。
二次燃焼室5は、二次燃焼ガスが、中心接続管31から、三次燃焼室7へ導出されるものである。
三次燃焼室7は、三次燃焼室の底部51、三次燃焼室の側壁53、及び三次燃焼室の天井55を有する。
三次燃焼室の底部51、三次燃焼室の側壁53、及び三次燃焼室の天井55は、これらにより囲まれた空間である三次燃焼室内空間を構成する。
三次燃焼室7は、三次燃焼室内に送られる気体である三次燃焼室の供給気体を送るための気体供給管57と、二次燃焼ガスを三次燃焼室内空間に導入するための三次燃焼室の導入部61と、三次燃焼室内空間において、二次燃焼ガスと三次燃焼室の供給気体とが混合されたうえで燃焼されて得られる三次燃焼ガスが排出される排出路63と、をさらに有する。
【発明の効果】
【0010】
上記の発明によれば、一次燃焼ガスを、簡易な装置により、完全燃焼しやすい二次燃焼ガスとすることができる。また、この発明によれば、燃焼効率を高め、廃棄物を無害化できたり、環境基準を満たしたうえで、廃棄物を処理できる燃焼装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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