TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025059665
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023169899
出願日2023-09-29
発明の名称予混合装置
出願人リンナイ株式会社
代理人弁理士法人青莪
主分類F23D 14/62 20060101AFI20250403BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約【課題】空気供給路6にモータ駆動式のバタフライ弁62が設けられると共に、ガス供給路7にモータ駆動式の可変絞り弁74が設けられた予混合装置であって、コントローラ8に、可変絞り弁74の開度が所定開度になったときにオフからオンに切換る第1検知スイッチ7471を接続する第1コネクタ81と、バタフライ弁62の開度が所定開度になったときにオフからオンに切換る第2検知スイッチ6231を接続する第2コネクタ82とを設けるものにおいて、第1と第2の各コネクタ81,82に対する第1と第2の各検知スイッチ7471,6231の誤接続を生じてもこれを判別できるようにする。
【解決手段】コントローラ8は、第1コネクタ81と第2コネクタ82とに第1検知スイッチ7471と第2検知スイッチ6231とが正しく接続されているか否かを判別する検知スイッチ判別制御を行うように構成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
空気に燃料ガスを混合し、混合気をファンを介してバーナに供給する予混合装置であって、
ファンの上流側の空気供給路と、空気供給路に設けられたガス吸引部に下流端が接続されたガス供給路と、ガス供給路に介設された二次ガス圧を大気圧に調圧するゼロガバナと、ゼロガバナの下流側のガス供給路の部分に介設されたモータ駆動式の可変絞り弁と、ガス吸引部よりも上流側の空気供給路の部分に介設されたモータ駆動式のバタフライ弁と、可変絞り弁の開度が所定開度になったときにオフからオンに切換る第1検知スイッチを有する可変絞り弁の動作確認用の第1検知手段と、バタフライ弁の開度が所定開度になったときにオフからオンに切換る第2検知スイッチを有するバタフライ弁の動作確認用の第2検知手段と、第1検知スイッチを接続する第1コネクタと第2検知スイッチを接続する第2コネクタとを有する制御手段とを備えるものにおいて、
制御手段は、第1コネクタと第2コネクタとに第1検知スイッチと第2検知スイッチとが正しく接続されているか否かを判別する検知スイッチ判別制御を行うように構成されることを特徴とする予混合装置。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記第1検知スイッチがオフからオンに切換る時点とオンからオフに切換る時点との間の前記可変絞り弁の駆動モータの回転位相差と、前記第2検知スイッチがオフからオンに切換わる時点とオンからオフに切換わる時点との間の前記バタフライ弁の駆動モータの回転位相差とを異ならせ、前記制御手段は、前記第1と第2の各コネクタに入力される各検知スイッチからの信号がオフ信号からオン信号に切換わる時点とオン信号からオフ信号に切換わる時点との間の各弁の駆動モータの回転位相差に基づいて前記検知スイッチ判別制御を行うことを特徴とする請求項1記載の予混合装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、空気に燃料ガスを混合し、混合気をファンを介してバーナに供給する予混合装置に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種の予混合装置として、ファンの上流側の空気供給路と、空気供給路に設けられたガス吸引部に下流端が接続されたガス供給路と、ガス供給路に介設された二次ガス圧を大気圧に調圧するゼロガバナと、ゼロガバナの下流側のガス供給路の部分に介設されたモータ駆動式の可変絞り弁と、ガス吸引部よりも上流側の空気供給路の部分に介設されたモータ駆動式のバタフライ弁と、制御手段とを備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。ここで、燃料ガスの供給量は、二次ガス圧である大気圧とガス吸引部に作用する負圧との差圧に比例して変化する。そして、ガス吸引部に作用する負圧は、ファン回転数に応じて変化するため、燃料ガスの供給量は、ファン回転数、即ち、空気の供給量に比例して変化する。また、空気供給量に対する燃料ガス供給量の比率は、可変絞り弁の開度に応じて変化する。従って、可変絞り弁の開度をガス種に応じた所定の基準開度にすると共に、要求燃焼量に応じてファン回転数を制御することにより、空気過剰率が所定の適正値で要求燃焼量に応じた量の混合気がバーナに供給されることになる。
【0003】
更に、上記従来例のものでは、燃焼能力をバタフライ弁及び可変絞り弁の開度変化で少なくとも大小2段に切換える制御を行うようにしている。即ち、要求燃焼量が比較的大きな場合には、バタフライ弁の開度を開き側の所定の大能力開度にすると共に、可変絞り弁の開度を基準開度たる大能力開度にすることで、燃焼能力を大能力に切換えて、空気過剰率が適正値で比較的大きな要求燃焼量に対応する量の混合気がバーナに供給されるようにし、要求燃焼量が比較的小さな場合には、バタフライ弁の開度を閉じ側の所定の小能力開度にすると共に、可変絞り弁の開度を基準開度よりも小さな所定の小能力開度にすることで、燃焼能力を小能力に切換えて、空気過剰率が適正値で比較的小さな要求燃焼量に対応する量の混合気がバーナに供給されるようにしている。
【0004】
また、従来、特許文献2により、可変絞り弁の開度が所定開度になったときにオフからオンに切換る第1検知スイッチを有する可変絞り弁の動作確認用の第1検知手段を備える予混合装置や、特許文献3により、バタフライ弁の開度が所定開度になったときにオフからオンに切換る第2検知スイッチを有するバタフライ弁の動作確認用の第2検知手段を備える予混合装置も知られている。第1と第2の両検知手段を備える場合、制御手段に、第1検知スイッチを接続する第1コネクタと、第2検知スイッチを接続する第2コネクタとが設けられる。
【0005】
ここで、コストダウンを図るには、第1と第2の各コネクタとして同一種類のコネクタを用いることが望まれる。然し、この場合には、第1コネクタに第2検知スイッチ、第2コネクタに第1検知スイッチを誤って接続する可能性がある。従来は、第1と第2の各コネクタに対する第1と第2の各検知スイッチの誤接続を生じてもこれを判別できない。そのため、第1コネクタと第2コネクタとを種類の異なるものとして、誤接続を防止しているのが現状である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2021-25722号公報
特開2022-150178号公報
特開2017-187185号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、以上の点に鑑み、第1と第2の各コネクタに対する第1と第2の各検知スイッチの誤接続を生じてもこれを判別できるようにした予混合装置を提供することをその課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明は、空気に燃料ガスを混合し、混合気をファンを介してバーナに供給する予混合装置であって、ファンの上流側の空気供給路と、空気供給路に設けられたガス吸引部に下流端が接続されたガス供給路と、ガス供給路に介設された二次ガス圧を大気圧に調圧するゼロガバナと、ゼロガバナの下流側のガス供給路の部分に介設されたモータ駆動式の可変絞り弁と、ガス吸引部よりも上流側の空気供給路の部分に介設されたモータ駆動式のバタフライ弁と、可変絞り弁の開度が所定開度になったときにオフからオンに切換る第1検知スイッチを有する可変絞り弁の動作確認用の第1検知手段と、バタフライ弁の開度が所定開度になったときにオフからオンに切換る第2検知スイッチを有するバタフライ弁の動作確認用の第2検知手段と、第1検知スイッチを接続する第1コネクタと第2検知スイッチを接続する第2コネクタとを有する制御手段とを備えるものにおいて、制御手段は、第1コネクタと第2コネクタとに第1検知スイッチと第2検知スイッチとが正しく接続されているか否かを判別する検知スイッチ判別制御を行うように構成されることを特徴とする。
【0009】
本発明によれば、検知スイッチ判別制御により、第1と第2の各コネクタに対する第1と第2の各検知スイッチの誤接続を生じてもこれを判別できる。そのため、第1と第2の各コネクタとして同一種類のコネクタを用いることが可能になり、コストダウンを図ることができる。
【0010】
ここで、可変絞り弁の駆動モータとバタフライ弁の駆動モータとを順番に回転させて、可変絞り弁の駆動モータの回転時に第1コネクタに入力される信号がオフ信号からオン信号に切換えられたりオン信号からオフ信号に切換えられる場合に、第1コネクタに第1検知スイッチが正しく接続されていると判断し、バタフライ弁の駆動モータの回転時に第2コネクタに入力される信号がオフ信号からオン信号に切換えられたりオン信号からオフ信号に切換えられる場合に、第2コネクタに第2検知スイッチが正しく接続されていると判断するように検知スイッチ判別制御を行うことが可能である。然し、これでは、可変絞り弁の駆動モータとバタフライ弁の駆動モータとを順番に回転させる必要があるため、検知スイッチ判別制御に時間がかかってしまう。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
たき火台
1か月前
三浦工業株式会社
ボイラ
1か月前
個人
燃焼装置
1か月前
株式会社ノーリツ
燃焼装置
1か月前
三浦工業株式会社
ボイラ
22日前
株式会社カトー
火葬設備
1か月前
リンナイ株式会社
燃焼装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
燃焼器
1か月前
リンナイ株式会社
予混合装置
6日前
中外炉工業株式会社
蓄熱式水素燃焼設備
1か月前
中外炉工業株式会社
アンモニア燃焼設備
1か月前
リンナイ株式会社
全一次燃焼式バーナ
6日前
京セラ株式会社
ヒータ
15日前
株式会社ノーリツ
予混合装置およびこれを備えた燃焼装置
1か月前
リンナイ株式会社
ガスバーナ並びにガスコンロ
1か月前
株式会社ナリタテクノ
燃焼装置
14日前
三菱重工パワーインダストリー株式会社
燃焼設備
28日前
三菱重工業株式会社
燃料加熱システムの充圧方法
13日前
東京瓦斯株式会社
水素燃焼式ダクトバーナ
15日前
三菱重工業株式会社
ガスバーナ及びこれを備えたボイラ
26日前
東京瓦斯株式会社
水素燃焼式ダクトバーナ
15日前
メタウォーター株式会社
焼却システム
1か月前
国立大学法人 香川大学
燃焼器、及び燃焼方法
1か月前
三菱重工業株式会社
ガスバーナおよびガスバーナの運転方法
20日前
ヒューマニック株式会社
薪ストーブ用蓄熱ユニット
1か月前
三菱重工業株式会社
バーナガンおよびバーナガンの連結方法
1か月前
三菱重工業株式会社
バーナ及びボイラ並びにバーナの運転方法
12日前
イビデン株式会社
燃焼室用断熱材、給湯器及びボイラー
7日前
三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社
灰押出装置
26日前
三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社
灰押出装置
21日前
三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社
灰押出装置
1か月前
静岡製機株式会社
固体燃料燃焼装置
1か月前
三新テクニカサービス株式会社
焼却設備、及び焼却灰除去方法
22日前
三菱重工パワーインダストリー株式会社
ガスバーナ、および燃焼設備
28日前
JFEスチール株式会社
ボイラーの制御方法及び制御装置
20日前
株式会社神鋼環境ソリューション
焼却炉の制御装置、及び焼却炉の制御方法
28日前
続きを見る