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公開番号
2025147573
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-07
出願番号
2024047891
出願日
2024-03-25
発明の名称
石油燃焼器
出願人
株式会社トヨトミ
代理人
主分類
F23N
5/20 20060101AFI20250930BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約
【課題】 消火後に燃料がポット内に落下して音が発生するのを防止できる石油燃焼器を提供する。
【解決手段】 側壁に多数の空気孔4aを備えるポット4と、ポット4が配置される風胴3と、風胴3に接続されてポット4に燃焼空気を供給する燃焼ファン5と、燃料貯留部7の燃料をポット4に供給する燃料ポンプ8とを備える。ポット4と燃料ポンプ8を接続する燃料パイプ9には高所Aを備え、高所Aから燃料ノズル9aまでを下り勾配とし、燃焼ファン5と燃料貯留部7に同圧ホース17を接続し、燃料貯留部7と燃料パイプ9の高所Aに空気パイプ18を接続する。制御装置13は、消火信号を受けて燃料ポンプ8を停止して燃焼ファン5を所定回転数に設定し、炎検出手段16からの炎不検出の信号で燃焼ファン5を第2の所定回転数に設定し、設定時間経過後に燃焼ファン5を停止することで、燃料パイプ9内の燃料を押し出して燃料が残らないようにする。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
側壁に多数の空気孔を備えるポットと、前記ポットが配置される風胴と、前記風胴に接続されて前記ポットに燃焼空気を供給する燃焼ファンと、
燃料を貯留する燃料貯留部と、前記燃料貯留部の燃料を前記ポットに供給する燃料ポンプと、前記ポットと前記燃料ポンプとを接続する燃料パイプとを備え、
前記燃料パイプの先端の燃料ノズルを前記ポット内に位置させ、前記燃料ポンプによって前記燃料貯留部の燃料を前記ポットに供給する石油燃焼器において、
前記燃料パイプは高所を備え、高所から燃料ノズルまでを下り勾配とし、
前記燃焼ファンと前記燃料貯留部とを接続する同圧ホースと、前記燃料貯留部と前記燃料パイプの高所に接続する空気パイプとを備えると共に、
前記ポット内の炎の有無を検出する炎検出手段を備え、
制御装置は、消火信号を受けて前記燃料ポンプを停止し、前記燃焼ファンを所定回転数に設定し、前記炎検出手段からの炎不検出の信号で、前記燃焼ファンを第2の所定回転数に設定し、前記第2の所定回転数に設定してから設定時間経過後に前記燃焼ファンを停止することを特徴とする石油燃焼器。
続きを表示(約 150 文字)
【請求項2】
前記制御装置は、消火信号を受けた時点の前記燃焼ファンの回転数が所定回転数より低い場合に、前記燃焼ファンを前記所定回転数に変更し、消火信号を受けた時点の前記燃焼ファンの回転数が所定回転数以上の場合に、前記燃焼ファンの回転数を保持することを特徴とする請求項1記載の石油燃焼器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、液体燃料を燃焼させて暖房に利用する石油燃焼器に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
ポット式の石油燃焼器は、側壁に多数の空気孔を備えるポットと、ポットに燃焼空気を供給する燃焼ファンと、燃料を貯留する燃料貯留部と、燃料貯留部の燃料をポットに供給する燃料ポンプとを備え、燃料ポンプとポットの間に燃料パイプを接続して、燃料貯留部の燃料を燃料ポンプによってポットに供給し、燃焼ファンによってポットの側壁の空気孔から空気を供給するようになっている。
【0003】
ポット式の石油燃焼器は、消火時に燃料ポンプが停止して燃料の供給が停止した後も燃料パイプに残る燃料がポット内に供給されると、ポット内の燃料が全て燃焼し尽して消火するまでの時間が長くかかり、この間に臭気を発生させることがある。また、燃料パイプに燃料が残っている場合、消火後に燃料パイプ内の燃料がポット内に落下することがあり、このときはまだポットの底面が高温であるため、ポットの熱で燃料が気化して大きな音を発生させることがあり、消火後に大きな音がすると非常に気になるものであった。
【0004】
そこで、燃料パイプの途中に燃焼ファンの送風圧がかかる空気パイプを接続し、燃料パイプと空気パイプとの連結部からポットに至る燃料パイプの途中に高所を設けたものがある。(特許文献1参照)。また、燃料ポンプとは別に、燃料パイプに吸引ポンプを取り付けたものがある。(特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2002-213741号公報
特開2005-42934号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1のものでは、消火時に燃料ポンプが停止して燃料の供給が停止すると、燃料パイプ内の燃料が高所を越えて空気パイプ内に吸引され、ポット内に燃料が供給されないようにすることで、消火するまでの時間を短くすることができる。また、消火後に燃料パイプ内の燃料がポット内に落下するのを防止している。
【0007】
特許文献2のものでは、消火時に燃料ポンプが停止して燃料の供給が停止した後、吸引ポンプを駆動して燃料パイプ内に残る燃料を吸引し、ポット内に燃料が供給されないようにすることで、消火するまでの時間を短くすることができる。また、消火後に燃料パイプ内の燃料がポット内に落下するのを防止している。
【0008】
しかしながら、特許文献1の場合は燃料パイプの形状が複雑になり、特許文献2の場合は燃料ポンプとは別に吸引ポンプを備える必要があり、いずれの場合も部品点数や加工費が多く生産コストがかかる問題があった。
【0009】
本発明の目的は、簡略な構造でも消火までの時間が安定すると共に、消火後の音の発生を防止することができる石油燃焼器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この発明は、上記の課題を解決するもので、側壁に多数の空気孔4aを備えるポット4と、前記ポット4が配置される風胴3と、前記風胴3に接続されて前記ポット4に燃焼空気を供給する燃焼ファン5と、燃料を貯留する燃料貯留部7と、前記燃料貯留部7の燃料を前記ポット4に供給する燃料ポンプ8と、前記ポット4と前記燃料ポンプ8とを接続する燃料パイプ9とを備え、前記燃料パイプ9の先端の燃料ノズル9aを前記ポット4内に位置させ、前記燃料ポンプ8によって前記燃料貯留部7の燃料を前記ポット4に供給する石油燃焼器1において、前記燃料パイプ9は高所Aを備え、高所Aから燃料ノズル9aまでを下り勾配とし、前記燃焼ファン5と前記燃料貯留部7とを接続する同圧ホース17と、前記燃料貯留部7と前記燃料パイプ9の高所Aに接続する空気パイプ18とを備えると共に、前記ポット4内の炎の有無を検出する炎検出手段16を備え、制御装置13は、消火信号を受けて前記燃料ポンプ8を停止し、前記燃焼ファン5を所定回転数に設定し、前記炎検出手段16からの炎不検出の信号で、前記燃焼ファン5を第2の所定回転数に設定し、前記第2の所定回転数に設定してから設定時間経過後に前記燃焼ファン5を停止することを特徴とする石油燃焼器である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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