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公開番号
2025095249
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-26
出願番号
2023211142
出願日
2023-12-14
発明の名称
温水装置
出願人
株式会社ノーリツ
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
F23N
5/24 20060101AFI20250619BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約
【課題】複数種類のガスの各々を使用する温水装置にガスに応じた部品が使用されているか否かを判定する技術を提供する。
【解決手段】温水装置が実行する処理は、第1試運転モードにて第1点火動作(ファンの回転数:r(1)、点火判定時間:t(1)(秒)))を実行するステップ(S710)と、点火が検知された場合に(ステップS720にてYES)、ガスと調整部品との組み合わせが異常であると判定するステップ(S730)と、第2試運転モードにて第2点火動作(ファンの回転数:r(2)、点火判定時間:t(2)(秒)))を実行するステップ(S750)と、点火が検知された場合に(ステップS760にてYES)、ガスと調整部品との組み合わせが正常であると判定するステップ(S780)と、点火が検知されなかった場合に(ステップS760にてNO)、ガスと調整部品との組み合わせが異常であると判定するステップ(S790)とを含む。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
複数種類のガスの各々を燃料として使用可能な温水装置であって、前記複数種類のガスのうちの第1種類のガスの発熱量は、第2種類のガスの発熱量よりも大きく、前記温水装置は、
空気の吸入口およびガスの吸入口を有し、空気およびガスの燃焼室への供給路を有し、通過する空気によって生じる負圧に応じてガスが吸引されるベンチュリと、
ガスの供給路に交換可能に組み込まれて、ガスの種類に応じた供給量を規定する流路を有する調整部品と、
空気およびガスを混合して、前記混合された空気およびガスを前記燃焼室に供給するファンと、
ガスを燃焼させるためのバーナと、
前記バーナを点火する点火部と、
前記燃焼室で燃焼が行なわれていることを検知するセンサと、
複数の試運転モードで前記温水装置を作動させる制御装置とを備え、
前記制御装置は、
前記複数の試運転モードのうちの第1試運転モードにおいて、通常の点火時の回転数よりも少ない回転数として予め設定された回転数で前記ファンを回転させ、
前記点火部に前記バーナを点火させ、
前記バーナの点火から予め定められた第1時間が経過するまでに燃焼が検知された場合に、前記第1種類のガスが前記燃焼室に供給されており、前記第2種類のガスのための調整部品が前記温水装置に組み込まれているとして、燃料として使用されるガスと前記調整部品との組み合わせが誤りであると判定する、温水装置。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
前記制御装置は、
前記第1試運転モードにて燃焼が検知されなかった場合には、前記第1試運転モードを終了して、前記第1試運転モードと異なる第2試運転モードに移行し、
通常の点火時の回転数として予め規定された回転数で前記ファンを回転させ、
前記点火部に前記バーナを点火させ、
前記バーナの点火から予め定められた第2時間が経過するまでに燃焼が検知されなかった場合に、前記燃焼室には前記第2種類のガスが供給されており、前記第1種類のガスのための調整部品が前記温水装置に組み込まれているとして、燃料として使用されるガスと前記調整部品との組み合わせが誤りであると判定し、
前記第2時間が経過するまでに燃焼が検知された場合に、当該組み込みが正しいと判定する、請求項1に記載の温水装置。
【請求項3】
前記第1種類のガスは、液化石油ガスであり、
前記第2種類のガスは、天然ガスである、請求項1または2に記載の温水装置。
【請求項4】
いずれかの前記判定の結果を報知する報知手段をさらに備える、請求項1または2に記載の温水装置。
【請求項5】
前記報知手段は、
前記温水装置に設けられた表示装置もしくはスピーカ、または、
前記温水装置と無線通信可能なリモートコントローラ、もしくは、前記温水装置と無線通信可能な情報通信端末に前記報知の結果を表わす信号を送信する送信器を含む、請求項4に記載の温水装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は温水装置に関し、より特定的には、複数のガスを熱源として使用可能な温水装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、熱源として異なる種類のガスの各々に対応できる温水装置が知られている(たとえば、特許文献1~5参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第3070720号公報
特開2007-24354号公報
特開2004-61026号公報
特許第2567302号公報
特許第3918550号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
温水装置は、熱源の燃料として使用されるガスに応じて、当該ガスに対応する部品を使用する場合がある。ガスの発熱量はそれぞれ異なるため、温水装置を正常に作動させるためには、ガスに応じた部品を使用する必要がある。したがって、ガスと部品との組み合わせが正しいか否かを正確に判定する技術が必要とされている。
【0005】
本開示は、上述のような背景に鑑みてなされたものであって、その目的の一つは、ガスと当該ガスに応じて使用されるべき部品との組み合わせが正しいか否かを判定できる温水装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
ある実施の形態に従うと、複数種類のガスの各々を燃料として使用可能な温水装置が提供される。複数種類のガスのうちの第1種類のガスの発熱量は、第2種類のガスの発熱量よりも大きい。温水装置は、空気の吸入口およびガスの吸入口を有し、空気およびガスの燃焼室への供給路を有し、通過する空気によって生じる負圧に応じてガスが吸引されるベンチュリと、ガスの供給路に交換可能に組み込まれて、ガスの種類に応じた供給量を規定する流路を有する調整部品と、空気およびガスを混合して、混合された空気およびガスを燃焼室に供給するファンと、ガスを燃焼させるためのバーナと、バーナを点火する点火部と、燃焼室で燃焼が行なわれていることを検知するセンサと、複数の試運転モードで温水装置を作動させる制御装置とを備える。制御装置は、複数の試運転モードのうちの第1試運転モードにおいて、通常の点火時の回転数よりも少ない回転数として予め設定された回転数でファンを回転させ、点火部にバーナを点火させ、バーナの点火から予め定められた第1時間が経過するまでに燃焼が検知された場合に、第1種類のガスが燃焼室に供給されており、第2種類のガスのための調整部品が温水装置に組み込まれているとして、燃料として使用されるガスと調整部品との組み合わせが誤りであると判定する。
【0007】
ある局面において、制御装置は、第1試運転モードにて燃焼が検知されなかった場合には、第1試運転モードを終了して、第1試運転モードと異なる第2試運転モードに移行し、通常の点火時の回転数として予め規定された回転数でファンを回転させ、点火部にバーナを点火させ、バーナの点火から予め定められた第2時間が経過するまでに燃焼が検知されなかった場合に、燃焼室には第2種類のガスが供給されており、第1種類のガスのための調整部品が温水装置に組み込まれているとして、燃料として使用されるガスと調整部品との組み合わせが誤りであると判定し、第2時間が経過するまでに燃焼が検知された場合に、当該組み込みが正しいと判定する。
【0008】
ある実施の形態に従う温水装置は、複数種類のガスのいずれかのガスと調整部品との組み合わせが正しいか否かを判定できる。
【0009】
この発明の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解されるこの発明に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施の形態に従う温水装置100のハードウェア構成の一部を表わす図である。
給気部140におけるベンチュリ152とベンチュリ継ぎ手160との構成をより具体的に表わす図である。
点火時のCO2の体積パーセント濃度(vol%)と、混合気が点火するまでに要する時間との関係を表わす図である。
点火時のファン154の回転数と、混合気が点火するまでに要する時間との関係を表わす図である。
同一ガスのファン154の回転数と混合気が点火するまでに要する時間との関係を表わす図である。
温水装置100において、ガスの種類に応じた調整部品170がベンチュリ152に取り付けられているか否かを判定する処理の概要を表わす図である。
温水装置100の制御回路110が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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