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公開番号
2025032628
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-12
出願番号
2023138018
出願日
2023-08-28
発明の名称
燃焼器
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F23D
14/22 20060101AFI20250305BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約
【課題】火炎が上流側へと逆流することを防ぐためにセラミックフォームを設けると、混合気の流通抵抗が大きくなる。
【解決手段】燃焼器10は、筒体11と、連続気孔を有するセラミックフォーム21と、筒体11に取り付けられている点火プラグ20と、を備えている。筒体11は、燃料の供給口としての第1供給口13と、空気の供給口としての第2供給口14と、燃焼ガスの排出口15と、を有している。セラミックフォーム21は、筒体11の内部における第1供給口13に対して下流側であって点火プラグ20に対して上流側に位置している。セラミックフォーム21は、筒体11の中心軸線CLに沿って延び、且つセラミックフォーム21における下流側の端面で開口する空隙21Sを有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
筒体と、連続気孔を有するセラミックフォームと、前記筒体に取り付けられている点火プラグと、を備えており、
前記筒体は、燃料の供給口と、空気の供給口と、燃焼ガスの排出口と、を有しており、
前記燃料の供給口側を上流側とし、前記排出口側を下流側としたとき、
前記セラミックフォームは、前記筒体の内部における前記燃料の供給口に対して下流側であって前記点火プラグに対して上流側に位置しており、
前記セラミックフォームは、前記筒体の中心軸線に沿って延び、且つ前記セラミックフォームにおける下流側の端面で開口する空隙を有する
燃焼器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、燃焼器に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1の燃焼器は、円管状の外壁と、メインバーナと、パイロットバーナと、点火装置と、を備えている。メインバーナ及びパイロットバーナは、外壁に接続している。メインバーナ及びパイロットバーナは、いずれも燃焼ガス及び燃焼用空気の供給源に接続している。したがって、外壁の内部には、メインバーナ及びパイロットバーナを介して、燃焼ガス及び空気の混合気が供給される。点火装置は、外壁の内部に供給された混合気に点火する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平7-280215号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
燃焼器において、燃料中の可燃成分分率や空気中の酸素分率が希薄な状態であっても安定した燃焼ができるように、高濃度の可燃燃料によるパイロットバーナを使用したり旋回流による火炎安定化を行ったりするなどの工夫が必要なことがある。このような燃焼器は混合気の流速や燃料の発熱量、空気中の酸素濃度によって、安定した燃焼が難しくなることがある。そこで、希薄な混合気条件で安定燃焼を行うため、特許文献1のようなセラミックフォームを使った予混合燃焼器が提案されている。しかし、特許文献1のような燃焼器においては、セラミックフォーム内を混合気が流通する際の抵抗が大きくなってしまう問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、本発明は、筒体と、連続気孔を有するセラミックフォームと、前記筒体に取り付けられている点火プラグと、を備えており、前記筒体は、燃料の供給口と、空気の供給口と、燃焼ガスの排出口と、を有しており、前記燃料の供給口側を上流側とし、前記排出口側を下流側としたとき、前記セラミックフォームは、前記筒体の内部における前記燃料の供給口に対して下流側であって前記点火プラグに対して上流側に位置しており、前記セラミックフォームは、前記筒体の中心軸線に沿って延び、且つ前記セラミックフォームにおける下流側の端面で開口する空隙を有する燃焼器である。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、炎の逆流や吹き飛びを抑制しつつも、燃焼器内を流通する混合気に対する流体抵抗やそれによる圧力損失の増加を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、燃焼器の概略図である。
図2は、燃焼器内部における混合気の流速を示す説明図である。
図3は、変更例のセラミックフォームの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
<燃焼器の概略構成>
図1に示すように、燃焼器10は、筒体11を備えている。筒体11は、外筒12と、内筒17とを有している。なお、図1では、外筒12を透過して内筒17等を実線で図示している。外筒12は、内部に空洞を有する円柱状である。具体的には、外筒12は、円筒状の円周壁12Aと、円周壁12Aの一方側の開口を塞ぐ第1端壁12Bと、円周壁12Aの他方側の開口を塞ぐ第2端壁12Cと、を有している。外筒12の中心軸線CLは、筒体11の中心軸線である。
【0009】
また、外筒12は、燃料の供給口としての第1供給口13と、空気の供給口としての第2供給口14と、排出口15と、を有している。第1供給口13は、筒状である。第1供給口13は、第1端壁12Bを貫通している。すなわち、第1供給口13は、外筒12の内外を連通させている。第1供給口13は、燃料供給源30からの燃料の供給を受ける。燃料供給源30は、例えば燃料電池である。したがって、第1供給口13は、燃料電池のアノードから排出される反応済みの排燃料ガスの供給を受ける。そのため、この実施形態の燃焼器10は、希薄な水素、一酸化炭素等の残留燃料ガスを燃焼する。
【0010】
第2供給口14は、筒状である。第2供給口14は、円周壁12Aにおける第1端壁12Bの近傍を貫通している。すなわち、第2供給口14は、外筒12の内外を連通させている。第2供給口14は、空気供給源40からの空気の供給を受ける。空気供給源40は、例えば燃料電池である。したがって、第2供給口14は、燃料電池のカソードから排出される、一部の酸素が消費された反応済みの空気の供給を受ける。
(【0011】以降は省略されています)
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