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公開番号2025034324
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023140636
出願日2023-08-31
発明の名称ボイラ
出願人三浦工業株式会社
代理人個人
主分類F23N 1/00 20060101AFI20250306BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約【課題】燃焼速度が速い燃料との混焼において、逆火リスクを低減させることができるボイラを提供することである。
【解決手段】第1種類のガスと当該第1種類のガスよりも燃焼速度が速い第2種類のガスとを混合させた混合ガスを燃料として燃焼室に供給するための第1燃料供給路(51)と、前記第1燃料供給路(51)に接続され、前記第2種類のガスよりも燃焼速度が遅いガスを前記第1燃料供給路(51)に供給して前記混合ガスに混合させるための第2燃料供給路(52)と、前記第2燃料供給路(52)に設けられた第1調整弁(15)と、前記混合ガスから前記第2種類のガスの混合比率を特定するための特定手段(16、6)と、前記特定手段(16、6)により特定された前記第2種類のガスの混合比率が所定値以上となったときに前記第1調整弁(15)を制御し前記第2燃料供給路(52)のガスを前記第1燃料供給路(51)に供給する制御手段(6)とを備えるボイラ(1)。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1種類のガスと当該第1種類のガスよりも燃焼速度が速い第2種類のガスとを混合させた混合ガスを燃料として燃焼室に供給するための第1燃料供給路と、
前記第1燃料供給路に接続され、前記第2種類のガスよりも燃焼速度が遅いガスを前記第1燃料供給路に供給して前記混合ガスに混合させるための第2燃料供給路と、
前記第2燃料供給路に設けられた第1調整弁と、
前記混合ガスから前記第2種類のガスの混合比率を特定するための特定手段と、
前記特定手段により特定された前記第2種類のガスの混合比率が所定値以上となったときに前記第1調整弁を制御し前記第2燃料供給路のガスを前記第1燃料供給路に供給する制御手段とを備える、ボイラ。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
パイロットバーナと、
前記第1燃料供給路に設けられた第2調整弁と、
前記第1燃料供給路の混合ガスの一部を前記第2調整弁よりも上流側から分岐させて前記パイロットバーナに供給するための第3燃料供給路とを備え、
前記特定手段は、前記第3燃料供給路に設けられている、請求項1に記載のボイラ。
【請求項3】
前記制御手段は、前記第2燃料供給路のガスを前記第1燃料供給路に供給している状態において、前記特定手段により特定された前記第2種類のガスの混合比率が予め定められた値以上となるように前記第1調整弁の開度を制御する、請求項1に記載のボイラ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ボイラに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、地球温暖化を防止するために、CO2(二酸化炭素)排出量の削減が求められている。このため、天然ガスと、天然ガスとは異なる気体燃料との混焼により、二酸化炭素の排出量の削減が試みられている。例えば天然ガスに加え、アンモニアを燃料の一部に使用し、混焼するボイラがある(例えば、特許文献1)。また、天然ガスと水素との混焼も試みられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-032391号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、水素は、天然ガスよりも燃焼速度が速い。このため、水素の混合比率が高くなると、燃焼室内における燃焼速度が速くなる。その結果、逆火となるリスクが高まる虞がある。
【0005】
本発明は、かかる実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、燃焼速度が速いガスとの混焼において、逆火となるリスクを低減するためのボイラを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うボイラは、第1種類のガスと当該第1種類のガスよりも燃焼速度が速い第2種類のガスとを混合させた混合ガスを燃料として燃焼室に供給するための第1燃料供給路と、前記第1燃料供給路に接続され、前記第2種類のガスよりも燃焼速度が遅いガスを前記第1燃料供給路に供給して前記混合ガスに混合させるための第2燃料供給路と、前記第2燃料供給路に設けられた第1調整弁と、前記混合ガスから前記第2種類のガスの混合比率を特定するための特定手段と、前記特定手段により特定された前記第2種類のガスの混合比率が所定値以上となったときに前記第1調整弁を制御し前記第2燃料供給路のガスを前記第1燃料供給路に供給する制御手段とを備える。
【0007】
上記の構成によれば、第1燃料供給路に供給される混合ガスのうち、燃焼速度が速い第2種類のガスの混合比率が所定値以上となったときに、第2種類のガスよりも燃焼速度が遅いガスが第1燃料供給路に供給される。これにより、燃焼室において逆火となるリスクを低減することができる。
【0008】
好ましくは、パイロットバーナと、前記第1燃料供給路に設けられた第2調整弁と、前記第1燃料供給路の混合ガスの一部を前記第2調整弁よりも上流側から分岐させて前記パイロットバーナに供給するための第3燃料供給路とを備え、前記特定手段は、前記第3燃料供給路に設けられている。
【0009】
上記の構成によれば、第2種類のガスの混合比率を特定するための特定手段が、パイロットバーナに混合ガスを供給するための第3燃料供給路に設けられるため、例えば混合比率を特定するために新たな燃料通路を設ける必要がなく、さらに、混合比率を特定するために使用した混合ガスをパイロットバーナの燃焼に利用することができる。
【0010】
好ましくは、前記制御手段は、前記第2燃料供給路のガスを前記第1燃料供給路に供給している状態において、前記特定手段により特定された前記第2種類のガスの混合比率が予め定められた値以上となるように前記第1調整弁の開度を制御する。
(【0011】以降は省略されています)

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