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公開番号2025081028
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-27
出願番号2023194504
出願日2023-11-15
発明の名称熱交換器
出願人三浦工業株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類F28D 21/00 20060101AFI20250520BHJP(熱交換一般)
要約【課題】流路構造体とシェルとの間に気液界面が生じることを回避すること。
【解決手段】熱交換器1は、三重周期極小曲面に沿う隔壁4によって隔てられ第1流体Faが流れる第1流路5と第2流体Fbが流れる第2流路6とを有する流路構造体2と、流路構造体2を覆うシェル3と、を備える。第1流路5の第1部分5Aは、シェル3の内面3Aと、シェル3の内面3Aから離れた位置に配置される流路構造体2との間に設けられる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
三重周期極小曲面に沿う隔壁によって隔てられ第１流体が流れる第１流路と第２流体が流れる第２流路とを有する流路構造体と、
前記流路構造体を覆うシェルと、を備え、
前記第１流路の第１部分は、前記シェルの内面と、前記シェルの内面から離れた位置に配置される前記流路構造体との間に設けられる、
熱交換器。
続きを表示（約 110 文字）【請求項２】
前記シェルの内面に対向する前記流路構造体の隔壁は、閉塞壁であり、
前記第１流路の第１部分と前記第２流路の第２部分とは、前記閉塞壁を介して隣り合うように設けられる、
請求項１に記載の熱交換器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本明細書で開示する技術は、熱交換器に関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
熱交換器に係る技術分野において、特許文献１に開示されているような、三重周期極小曲面（ＴＰＭＳ：Triply Periodic Minimal Surface）構造を有する熱交換器が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
米国特許出願公開第２０２０／０２１５４８０号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
三重周期極小曲面の流路構造体を備える熱交換器において、流路構造体と流路構造体を覆うシェルとの間に気液界面が生じると、液体の濃縮や局所的な過熱により破損につながる可能性がある。
【０００５】
本明細書で開示する技術は、流路構造体とシェルとの間に気液界面が生じることを回避することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本明細書は、熱交換器を開示する。熱交換器は、三重周期極小曲面に沿う隔壁によって隔てられ第１流体が流れる第１流路と第２流体が流れる第２流路とを有する流路構造体と、流路構造体を覆うシェルと、を備える。第１流路の第１部分は、シェルの内面と、シェルの内面から離れた位置に配置される流路構造体との間に設けられる。
【発明の効果】
【０００７】
本明細書で開示する技術によれば、流路構造体とシェルとの間に気液界面が生じることが回避される。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
図１は、第１実施形態に係る熱交換器を示す縦断面図である。
図２は、第２実施形態に係る流路構造体の一部を拡大した斜視図である。
図３は、第１実施形態に係る流路構造体の一部を拡大した斜視図である。
図４は、第１実施形態に係る流路構造体の一部を拡大した縦断面図である。
図５は、比較例に係る流路構造体の一部を拡大した斜視図である。
図６は、第２実施形態に係る熱交換器を示す縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
［第１実施形態］
以下、第１実施形態について図面を参照しながら説明する。第１実施形態においては、３次元直交座標系を設定し、３次元直交座標系を参照しながら各部の位置関係について説明する。水平面内のＸ軸に平行な方向をＸ軸方向とする。水平面内においてＸ軸と直交するＹ軸に平行な方向をＹ軸方向とする。Ｘ軸及びＹ軸のそれぞれと直交するＺ軸に平行な方向をＺ軸方向とする。
【００１０】
図１は、第１実施形態に係る熱交換器１を示す縦断面図である。熱交換器１は、第１流体Ｆａと第２流体Ｆｂとを熱交換する。本実施形態において、第１流体Ｆａは、水道水や地下水等の液体であり、第２流体Ｆｂは、燃焼ガスや圧縮空気等の気体である。図１に示すように、熱交換器１は、流路構造体２と、シェル３とを備える。
（【００１１】以降は省略されています）

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