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公開番号
2025014833
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023117715
出願日
2023-07-19
発明の名称
冷却塔システム
出願人
栗田工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F28C
1/14 20060101AFI20250123BHJP(熱交換一般)
要約
【課題】新たな送風装置等の動力装置を設置することなく、冷却塔排気中の水分を高回収率にて回収することができ、また既設の冷却塔にも適用することができ、電力コストも低い冷却塔システムを提供する。
【解決手段】冷却塔1は、側面にルーバー3を有し、頂部に排気ファン8を有し、下部に下部水槽4を有した塔体2と、該塔体2内に配置され、上方から水が注ぎかけられる充填材5とを有する。排気ファン8からの排気を冷却するための熱交換器22は、排気ファン8が作動することによってルーバー3に誘引される空気と、排気ファン8からの排気とを熱交換させて該排気を冷却する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
冷却塔及び該冷却塔の排気ファンからの排気を冷却するための熱交換器を有する冷却塔システムであって、
該熱交換器は、前記排気ファンが作動することによって冷却塔内に誘引される空気と、前記排気ファンからの排気とを熱交換させて該排気を冷却するものである冷却塔システム。
続きを表示(約 510 文字)
【請求項2】
前記熱交換器は、前記冷却塔の側面の大気取入部に向って誘引される空気が通過するように該大気取入部に対面して配置されている請求項1の冷却塔システム。
【請求項3】
前記熱交換器は、複数の、平盤状で中空のチャンバボックスを、相互間に間隔をあけて平行に配列したものであり、
該チャンバボックスは、上端面と下端面とが開放しており、1対の側辺は閉じられており、
前記排気は、各チャンバボックスの上端面の開放口から該チャンバボックス内に流入し、下端面の開放口から流出し、
各チャンバボックス同士の間のスペースを前記空気が通過する請求項2の冷却塔システム。
【請求項4】
前記熱交換器に誘引される前記空気を冷却するための大気冷却器を有する請求項2の冷却塔システム。
【請求項5】
前記大気冷却器は、水の蒸発による気化熱によって、空気を冷却する気化冷却装置である請求項4の冷却塔システム。
【請求項6】
前記熱交換器を通過した前記排気を、低温流体と熱交換させてさらに冷却する排気冷却器を有する請求項1~5のいずれかの冷却塔システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、冷却塔と、該冷却塔の排気中の水分を回収する水回収機構とを有する冷却塔システムに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
開放式の冷却塔にあっては、塔頂のファンを作動させると共に、塔内に配置された充填材に散水することにより、充填材を伝わり落ちる水が気化熱によって冷却される。充填材間を通り抜けた空気は、塔頂のファンによって上方へ排出される。
【0003】
この冷却塔排気中には、水蒸気等の水分が大量に含まれており、冬季などにあっては、水蒸気が凝縮して白煙が生じることがある。
【0004】
かかる白煙を防止するための機構を備えた冷却塔として、特許文献1には冷却塔内の上部に空冷式の熱交換器を設け、塔内を上昇する水蒸気含有空気を冷却して水蒸気を凝縮させることにより、冷却塔排気中の水分量を減少させることが記載されている。熱交換器の低温流体通路には大気又はそれよりも温度の低い空気が通気される。
【0005】
特許文献2には、冷却塔のファン出口側にコロナ放電式水滴除去装置を設置し、コロナ放電によって水滴を帯電させて電極に吸着させ、排気中から水滴を除去することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特表2006-502365号公報
特開平8-49989号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1では、空冷式の熱交換器を冷却塔内に設置するため、冷却塔の塔体が大型化する。また、既設の冷却塔を改装して空冷式の熱交換器を冷却塔内に設置することは困難である。
【0008】
特許文献2の冷却塔にあっては、冷却塔排気中の水滴はコロナ放電式水滴除去装置によって排気中から除去され得るが、凝縮していない水蒸気については除去されないので、夏場など気温の高い時期では水滴があまり回収されず、水回収率が低い。また、コロナ放電式水滴除去装置により電力が消費されるので、電力コストが高くなる。
【0009】
本発明は、新たな送風装置等の動力装置を設置することなく、冷却塔排気中の水分を高回収率にて回収することができ、また既設の冷却塔にも適用することができ、電力コストも低い冷却塔システムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の冷却塔システムは、冷却塔及び該冷却塔の排気ファンからの排気を冷却するための熱交換器を有する冷却塔システムであって、該熱交換器は、前記排気ファンが作動することによって冷却塔内に誘引される空気と、前記排気ファンからの排気とを熱交換させて該排気を冷却するものである。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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