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公開番号
2025078499
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-20
出願番号
2023191114
出願日
2023-11-08
発明の名称
熱交換器
出願人
株式会社デンソー
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F28F
1/30 20060101AFI20250513BHJP(熱交換一般)
要約
【課題】構成部材同士を接着剤で接合する際にも熱伝導率を高く保つ。
【解決手段】チューブ10とフィン20とは、それぞれの融点よりも低い融点の樹脂材6によって接合されており、樹脂材6は複数個のフィラー5a,5b,5cを含む。フィラー5a,5b,5cの熱伝導率は樹脂材6の熱伝導率よりも高く、フィラー5a,5bは、チューブ10に接触する第1接触面とフィンに接触する第2接触面とを有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
内部に第1媒体が通る第1流路(1b)が形成され、所定間隔をおいて配置される複数のチューブ(10)と、
対向配置される前記チューブのそれぞれに当接し、第1媒体と熱交換を行う第2媒体が通る第2流路(1a)を形成するフィン(20)と、を備え、
前記チューブと前記フィンとは、それぞれの融点よりも低い融点の樹脂材(6)によって接合されており、前記樹脂材は複数個のフィラー(5a,5b,5c,5,5A,5B)を含み、
前記フィラーの熱伝導率は前記樹脂材の熱伝導率よりも高く、
前記フィラーは、前記チューブに接触する第1接触面(51a,51b)と前記フィンに接触する第2接触面(52a,52b)とを有するものを含む、熱交換器。
続きを表示(約 470 文字)
【請求項2】
前記フィラーは、前記第1接触面同士の形状が異なるか、又は前記第2接触面同士の形状が異なるものを含む、請求項1に記載の熱交換器。
【請求項3】
前記フィラーは、前記第1接触面同士の面積が異なるか、又は前記第2接触面同士の面積が異なるものを含む、請求項1に記載の熱交換器。
【請求項4】
前記フィラーは、前記第1接触面又は前記第2接触面を有さないものを含む、請求項1に記載の熱交換器。
【請求項5】
前記フィラーは、前記樹脂材の厚み方向に沿った厚さ(5at)よりも、前記第1接触面及び前記第2接触面における接触最大長さ(52al)が大きいものを含む、請求項1に記載の熱交換器。
【請求項6】
前記フィラーは、前記樹脂材の厚み方向に沿った厚さ(5at,5bt)よりも、外形最大長さ(5al,5bl)が大きいものを含む、請求項1に記載の熱交換器。
【請求項7】
前記フィラーの剛性は、前記チューブ及び前記フィンの剛性よりも低い、請求項1に記載の熱交換器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、熱交換器に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1では、構成部材同士を接着剤で接合した熱交換器について記載されている。熱交換器の構成部材同士は熱伝導率を高く保つことが求められるが、接着剤は熱伝導率が低い。そこで、下記特許文献1では、接着剤に高熱伝導率のフィラーを含有させてこの課題を解決しようとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6341098号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、構成部材とフィラーとが接触した部分を介して熱が伝わることになるが、フィラーが例えば球状の場合、構成部材とフィラーとの接触面積は極めて狭くなる。この狭い接触部分を介して熱を伝えようとすると、その接触面積の小ささに応じた接触抵抗によって熱移動が阻害される。そこで、フィラーを大きくして表面積を増大させることが考えられるが、接着剤で接合する部分の総体積は変わらないため、フィラーを大きくすれば含有許容量が下がってしまい、結果として接触面積を増やすことができない。
【0005】
本開示は、構成部材同士を接着剤で接合する際にも熱伝導率を高く保つことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、内部に第1媒体が通る第1流路(1b)が形成され、所定間隔をおいて配置される複数のチューブ(10)と、対向配置されるチューブのそれぞれに当接し、第1媒体と熱交換を行う第2媒体が通る第2流路(1a)を形成するフィン(20)と、を備える熱交換器である。チューブとフィンとは、それぞれの融点よりも低い融点の樹脂材(6)によって接合されており、樹脂材は複数個のフィラー(5a,5b,5c,5,5A,5B)を含んでいる。フィラーの熱伝導率は樹脂材の熱伝導率よりも高く、フィラーは、チューブに接触する第1接触面(51a,51b)とフィンに接触する第2接触面(52a,52b)とを有するものを含む。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、構成部材同士を接着剤で接合する際にも熱伝導率を高く保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本実施形態における熱交換器を示す斜視図である。
図2は、図1のII視を示す図である。
図3は、チューブとフィンの接合部分を説明するための拡大図である。
図4は、チューブとフィンを接合するプロセスについて説明するための図である。
図5は、フィラーの一例を説明するための図である。
図6は、フィラーの一例を説明するための図である。
図7は、フィラーの一例を説明するための図である。
図8は、フィラーの一例を説明するための図である。
図9は、フィラーの一例を説明するための図である。
図10は、フィラーの一例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照しながら本実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
【0010】
図1に示されるように、熱交換器1は、コア部2と、ヘッダタンク3,4とを備えている。熱交換器1は、第1媒体と第2媒体との間で熱交換を行うものである。コア部2は、チューブ10と、フィン20とを備えている。チューブ10は、その内部を第1媒体が流れるように構成されている。チューブ10は複数本設けられており、チューブ10とフィン20とは交互に積層されている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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