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公開番号
2025025269
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2023129893
出願日
2023-08-09
発明の名称
熱交換器
出願人
日産自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F28F
9/00 20060101AFI20250214BHJP(熱交換一般)
要約
【課題】薄板のコアのろう付け部における亀裂の発生を抑制することができる熱交換器を提供する。
【解決手段】本発明に係る熱交換器(EGRクーラ1)は、板金により形成された曲げアール部313を有するブラケット3の底壁部310が、コア2(シェル20)よりも厚い平板状のスペーサ7を介して、薄板のコア2のシェル20のシェル外側面200にろう付けされている。このため、薄板のコア2(シェル20)のシェル外側面200と、スペーサ7のスペーサ下面72とのろう付け周縁部に、いわゆるくさび形状の脆弱部が形成されるおそれがない。これにより、かかる脆弱部が形成されることによって生ずる、薄板のコア2(シェル20)のスペーサ7とのろう付け部における亀裂の発生を抑制することができる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
薄板で構成された外装の内側に、流体が通流する流体通路と、冷媒が通流する冷却通路と、が隣接して配置され、熱交換によって前記流体の冷却を可能とするコアと、
板金により折り曲げ形成され、底壁部から側壁部にかけて円弧状に曲折する曲げアール部を有し、前記底壁部の外底面が前記薄板の外側面にろう付けされるブラケットと、
前記薄板よりも大きな厚さを有する板状を呈し、厚さ方向の一側面が前記ブラケットの前記外底面にろう付けされ、前記厚さ方向の他側面が前記薄板の前記外側面にろう付けされるスペーサと、
を備えたことを特徴とする熱交換器。
続きを表示(約 360 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の熱交換器であって、
前記スペーサの前記他側面と前記薄板の前記外側面とのろう付け面積は、前記ブラケットの前記外底面と前記スペーサの前記一側面とのろう付け面積よりも大きい、
ことを特徴とする熱交換器。
【請求項3】
請求項1に記載の熱交換器は、前記コアの外周に前記薄板からなる複数の側面を有する角筒状に形成されたEGRクーラであり、
前記ブラケットは、前記スペーサを介して前記コアの側面の単一面にろう付けされている、
ことを特徴とする熱交換器。
【請求項4】
請求項1に記載の熱交換器であって、
前記薄板、前記ブラケット及び前記スペーサは、いずれもステンレス金属によって形成されている、
ことを特徴とする熱交換器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、熱交換器に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の熱交換器としては、例えば、以下の特許文献1に記載されたものが知られている。
【0003】
概略を説明すれば、この熱交換器では、薄板で構成されるコアの積層方向の端部に補強部材が設けられていて、当該補強部材にブラケットがろう付けされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-007672号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、前記従来の熱交換器は、前記積層方向の端部に厚板の補強部材が設けられていることにより、熱交換器の重量増や製造コスト増を招来してしまう点で、改善の余地が残されていた。
【0006】
特に、前記積層方向の端部が薄板で構成されたコアに、いわゆる曲げアール部を有するブラケットをろう付けする場合、前記曲げアール部と薄板との間が、いわゆるくさび形状となってしまう。これにより、ブラケットと薄板のろう付け部分に亀裂が発生しやすくなってしまう点で、改善の余地が残されていた。
【0007】
そこで、本発明は、前記従来の熱交換器の技術的課題に鑑みて案出されたものであって、薄板のコアのろう付け部における亀裂の発生を抑制することができる熱交換器を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、その一態様として、板金によって形成された曲げアールを有するブラケットの外底面が、平板状のスペーサを介して薄板からなるコアの外装にろう付けされている。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、板金製の曲げアール部を有するブラケットが板状のスペーサを介して薄板のコアにろう付けされていることにより、薄板とスペーサのろう付け端部に、くさび形状の脆弱部が形成されるおそれがない。したがって、前記くさび形状の脆弱部が形成されることによって生ずる、薄板のコアのろう付け部における亀裂の発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明に係る熱交換器の平面図である。
図1のA方向から視た矢視図である。
図2の要部拡大図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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