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公開番号2025016083
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-31
出願番号2023119120
出願日2023-07-21
発明の名称熱交換器
出願人サンデン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F28F 9/02 20060101AFI20250124BHJP(熱交換一般)
要約【課題】熱交換器のサイズの増加を防ぎ、熱交換効率を高めることが可能な熱交換器を提供する。
【解決手段】熱交換器100は、第一熱媒体m1が流通する一方向に長いチューブ1と、第一熱媒体m1の入口側および出口側にそれぞれ設けられるヘッダタンク7とを有する熱交換コア15と、熱交換コア15の収容領域10Aと、第一熱媒体m1と熱交換する第二熱媒体m2の流入口103Aと流出口103Aとを有するケース10と、を備え、ヘッダタンク7の少なくとも一方をチューブ1の長さ方向Lにおける一端から他端までの間に配置し、流入口103Aおよび流出口103Bの少なくとも一方をチューブ1の長さ方向Lにおける一端から他端までの間に配置した。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項１】
第一熱媒体が流通する一方向に長いチューブと、該第一熱媒体の入口側および出口側にそれぞれ設けられるヘッダタンクとを有する熱交換コアと、
前記熱交換コアの収容領域と、前記第一熱媒体と熱交換する第二熱媒体の流入口と流出口とを有するケースと、
を備える熱交換器であって、
前記ヘッダタンクの少なくとも一方を前記チューブの長さ方向における一端から他端までの間に配置し、
前記流入口および前記流出口の少なくとも一方を前記チューブの長さ方向における一端から他端までの間に配置した、
ことを特徴とする熱交換器。
続きを表示（約 810 文字）【請求項２】
一対の前記ヘッダタンクを前記チューブの長さ方向における一端から他端までの間に配置し、
前記流入口および前記流出口を前記一対のヘッダタンクの間に配置した、
ことを特徴とする請求項１に記載の熱交換器。
【請求項３】
前記チューブは扁平形状であり、前記一対のヘッダタンクと前記流入口および前記流出口とを、該チューブの幅方向の一方側に配置した、
ことを特徴とする請求項２に記載の熱交換器。
【請求項４】
前記ケースは前記流入口から流入した前記第二熱媒体を前記チューブの流入口側端部に向けて導くガイド部を有する、
ことを特徴とする請求項１に記載の熱交換器。
【請求項５】
前記チューブは複数積層され、前記第二熱媒体を該チューブの積層方向に流通させる流通路を有する、
ことを特徴とする請求項３に記載の熱交換器。
【請求項６】
前記流入口から流入した前記第二熱媒体を前記チューブの幅方向の他方側に流通させ、
該他方側から前記流出口に流通させる他の流通路を有する、
ことを特徴とする請求項５に記載の熱交換器。
【請求項７】
前記熱交換コアは、
前記チューブと、該チューブの長さ方向における長さが該チューブよりも短いフィンとを交互に積層してなり、
前記チューブの長さ方向の両端に該チューブを保持するプレートが設けられ、
前記他の流通路は、前記プレートと前記フィンの間に設けたクリアランスである、
ことを特徴とする請求項６に記載の熱交換器。
【請求項８】
前記流入口および前記流出口と、前記一対のヘッダタンクは、前記チューブの長さ方向に沿って少なくとも一部が重なるように並んで配置される、
ことを特徴とする請求項３に記載の熱交換器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、熱交換器に関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、複数のチューブを積層した熱交換コアと、熱交換コアを収容するケースを備え、チューブの内部に第一熱媒体を流し、熱交換コアとケースの間に第二熱媒体を流すように構成された熱交換器（第一熱媒体－第二熱媒体熱交換器）が知られている。このような熱交換器では、チューブに対する第一熱媒体の入出部となる入口側ヘッダタンクと出口側ヘッダタンクをチューブの延在方向（長さ方向）における一方の端部または、両端部の外側に設けていた。また、第一熱媒体と熱交換する第二熱媒体の入出口は、チューブを挟むようにその幅方向の両側に配置したり、チューブの長さ方向の対角線上に配置していた（例えば、特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
米国特許出願公開第２００３／００３２０９４号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、従来の構造では、特に車載用途などにおいて、熱交換効率の向上に限界があった。
【０００５】
通常、熱交換器としての能力（熱交換効率）を高める場合、チューブの長さを増やしたり、チューブの幅を増やすなどして熱交換ができる領域を確保することが考えられるが、車載用の熱交換器など、小型化の要求がある場合には、決められた空間に熱交換器を配置する必要があり、チューブの長さや幅を増やすにも限界がある。具体的に、特許文献１に記載のような構成の熱交換器の場合、チューブの延在方向の端部に入口用ヘッダタンクおよびヘッダタンクを設けており、熱交換器の外形サイズの増加を防ぐ（サイズを維持する）場合にはチューブの長さが制約される。
【０００６】
また、従来の熱交換器は冷媒と熱交換する熱媒体の入出口は、特許文献１に記載のようにチューブを挟むようにその幅方向の両側に配置したり、チューブの長さ方向の対角線上に配置していた。
【０００７】
このような構成では熱交換コアのサイズに対してこれを収容するケースのサイズが大きくなり、熱交換器の小型化と熱交換効率の向上に限界があった。
【０００８】
本発明は、斯かる実情に鑑み、熱交換器のサイズの増加を防ぎ、熱交換効率を高めることが可能な熱交換器を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【０００９】
本発明は、第一熱媒体が流通する一方向に長いチューブと、該第一熱媒体の入口側および出口側にそれぞれ設けられるヘッダタンクとを有する熱交換コアと、前記熱交換コアの収容領域と、前記第一熱媒体と熱交換する第二熱媒体の流入口と流出口とを有するケースと、を備える熱交換器であって、前記ヘッダタンクの少なくとも一方を前記チューブの長さ方向における一端から他端までの間に配置し、前記流入口および前記流出口の少なくとも一方を前記チューブの長さ方向における一端から他端までの間に配置した、ことを特徴とする熱交換器に係るものである。
【発明の効果】
【００１０】
本発明によれば、熱交換器のサイズの増加を防ぎ、熱交換効率を高めることが可能な熱交換器を提供な熱交換器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
（【００１１】以降は省略されています）

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