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公開番号
2025097717
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-01
出願番号
2023214069
出願日
2023-12-19
発明の名称
冷却塔システム
出願人
栗田工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F28C
1/04 20060101AFI20250624BHJP(熱交換一般)
要約
【課題】冷却塔からの蒸発水を回収することで節水を実現するとともに、水質管理により健全な設備保全を実現することができる冷却塔システムを提供する。
【解決手段】冷却塔1は、側面にルーバー3を有し、頂部に排気ファン8を有し、下部に下部水槽4を有した塔体2と、該塔体2内に配置され、上方から水が注ぎかけられる充填材5と、電気伝導率センサ16の検出電気伝導率に基づいて補給水バルブ15を制御する制御器17とを有する。排気ファン8からの排気を冷却するための熱交換器22により生じた凝縮水を補給水として利用する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
水が充填材に散水されて冷却され、冷却水となる冷却塔と、
該冷却塔に補給水を供給する補給水供給手段と、
該冷却塔の排気ファンからの排気を冷却して凝縮水を生じさせる熱交換器と、
該熱交換器で生じた凝縮水を該補給水供給手段に供給する水回収手段と、
前記冷却水の濃縮倍率を所定範囲とするためのブロー制御手段と、
を有する冷却塔システム。
続きを表示(約 520 文字)
【請求項2】
前記熱交換器は、前記排気ファンが作動することによって冷却塔内に誘引される空気と、前記排気ファンからの排気とを熱交換させて該排気を冷却するものである請求項1の冷却塔システム。
【請求項3】
前記熱交換器は、前記冷却塔の側面の大気取入部に向って誘引される空気が通過するように該大気取入部に対面して配置されている請求項2の冷却塔システム。
【請求項4】
前記熱交換器は、複数の、平盤状で中空のチャンバボックスを、盤面が上下方向となるように相互間に間隔をあけて平行に配列したものであり、
該チャンバボックスは、上端面と下端面とが開放しており、1対の側辺は閉じられており、
前記排気は、各チャンバボックスの上端面の開放口から該チャンバボックス内に流入し、下端面の開放口から流出し、
各チャンバボックス同士の間のスペースを前記空気が通過する請求項3の冷却塔システム。
【請求項5】
前記ブロー制御手段は、冷却水の水質を検出する水質センサと、該水質センサの検出値に基づいて補給水の供給量又はブロー水量を制御する制御手段とを有する請求項1~4のいずれかの冷却塔システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、冷却塔と、該冷却塔の排気中の水分を回収する水回収機構とを有する冷却塔システムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
開放循環式の冷却塔にあっては、塔頂のファンを作動させると共に、塔内に配置された充填材に散水することにより、充填材を伝わり落ちる水が気化熱によって冷却され、冷水となる。充填材間を通り抜けた空気は、塔頂のファンによって上方へ排出される。
【0003】
冷却塔の下部水槽内に落下して貯留された冷水は、冷凍機等の被冷却機器に送水され、熱交換して昇温した後、冷却塔に戻る。
【0004】
上記の冷却塔排気中には、水蒸気等の水分が大量に含まれており、冬季などにあっては、水蒸気が凝縮して白煙が生じることがある。
【0005】
かかる白煙を防止するための機構を備えた冷却塔として、特許文献1には冷却塔内の上部に空冷式の熱交換器を設け、塔内を上昇する水蒸気含有空気を冷却して水蒸気を凝縮させることにより、冷却塔排気中の水分量を減少させることが記載されている。この熱交換器の低温流体通路には大気又はそれよりも温度の低い空気が通気される。
【0006】
開放循環冷却水系においては、蒸発、飛散、ブロー等により水が失われるので、補給水を供給する。蒸発による系外への冷却水の排出は、液体の水が水蒸気となり大気中へ放出されることによるものである。特許文献2~4には、この水蒸気を凝縮させて回収し、冷却水に利用することが記載されている。
【0007】
ブロー水による系外への冷却水の排出は、蒸発による冷却水の濃縮を適正に管理するために実施されるものである。飛散水による系外への冷却水の排出は、冷却塔で散水された際に生じる冷却水の水滴が系外へ飛散し排出されるものである。ブロー水と飛散水とは、まとめて全ブロー水と称されている。補給水量は、蒸発水量と全ブロー水量の和に一致する。
【0008】
冷却水の一部が冷却塔で蒸発すると、冷却水が濃縮する。冷却水の濃縮により冷却水中の溶存塩類濃度が高くなると、熱交換器や冷却塔などにそれらがスケールとして析出することがある。これを防止するために、過剰な濃縮が起こらないように、ピット等から濃縮した冷却水を排出するブローを行うと共に、ブロー量に見合った量の補給水を冷却水系に供給する。また、スケール分散剤を添加する(特許文献5)。なお、特許文献5には、ブロー水を逆浸透膜装置で処理し、処理水を冷却水系に戻すことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特表2006-502365号公報
特開平8-49989号公報
特開平6-109379号公報
特開2003-207293号公報
特許第5773013号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、冷却塔からの蒸発水を回収することで節水を実現するとともに、水質管理により健全な設備保全を実現することができる冷却塔システムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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