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公開番号2025112592
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-01
出願番号2024006914
出願日2024-01-19
発明の名称食品製造ロスのアップサイクルシステムの導入支援方法及びプログラム
出願人栗田工業株式会社
代理人個人,個人
主分類G06Q 50/10 20120101AFI20250725BHJP(計算;計数)
要約【課題】食品製造ロスの体積を低減する減容化装置を提供する。
【解決手段】食品製造ロスの減容化装置は、食品製造ロスを貯留するタンク21と、食品製造ロスを濾過する膜を有する膜処理装置と、を備え、前記膜処理装置からの膜濃縮水はタンク21に循環される。膜処理装置は限外濾過膜分離装置24を含む。膜処理装置は、限外濾過膜分離装置24で得られた処理水を処理する逆浸透膜分離装置27をさらに含んでもよい。食品製造ロスは、ウイスキーの蒸留廃液、小豆煮汁、米とぎ汁、液体状食品(例えば豆乳)などである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
食品製造ロスを貯留するタンクと、
前記食品製造ロスを濾過する膜を有する膜処理装置と、
を備え、
前記膜処理装置からの膜濃縮水は前記タンクに循環される、食品製造ロスの減容化装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記膜処理装置は限外濾過膜分離装置を含む、請求項1に記載の食品製造ロスの減容化装置。
【請求項3】
前記膜処理装置は、前記限外濾過膜分離装置で得られた処理水を処理する逆浸透膜分離装置をさらに含む、請求項2に記載の食品製造ロスの減容化装置。
【請求項4】
前記食品製造ロスは、ウイスキーの蒸留廃液である、請求項1~3のいずれかに記載の食品製造ロスの減容化装置。
【請求項5】
食品製造ロスのアップサイクルシステムの導入支援方法であって、
コンピュータが、
前記食品製造ロスの成分解析データ及び排出量データを取得するデータ取得処理と、
前記食品製造ロスの現在の処理コストを算出する処理コスト算出処理と、
前記成分解析データ及び前記排出量データを用いて、前記食品製造ロスを貯留するタンク及び前記食品製造ロスを濾過する膜を含む膜処理装置を有し、前記膜処理装置からの膜濃縮水が前記タンクに循環される減容化装置を導入する費用と、減容化後に資源化される前記食品製造ロスの引取額とを考慮した、前記アップサイクルシステムを導入して前記食品製造ロスを資源化する場合の資源化コストを算出する資源化コスト算出処理と、
前記処理コストと前記資源化コストとを比較し、比較結果を出力する比較処理と、
を実行する、食品製造ロスのアップサイクルシステムの導入支援方法。
【請求項6】
前記コンピュータが、前記現在の処理コストとして、既設の処理設備における前記食品製造ロスの処理コスト、又は前記食品製造ロスの処理を産廃処理施設に委託する場合の産廃処理委託コストを算出する、請求項5に記載の導入支援方法。
【請求項7】
食品製造ロスのアップサイクルシステムの導入支援プログラムであって、
前記食品製造ロスの成分解析データ及び排出量データを取得するステップと、
前記食品製造ロスの現在の処理コストを算出するステップと、
前記成分解析データ及び前記排出量データを用いて、前記食品製造ロスを貯留するタンク及び前記食品製造ロスを濾過する膜を含む膜処理装置を有し、前記膜処理装置からの膜濃縮水が前記タンクに循環される減容化装置を導入する費用と、減容化後に資源化される前記食品製造ロスの引取額とを考慮した、前記アップサイクルシステムを導入して前記食品製造ロスを資源化する場合の資源化コストを算出するステップと、
前記処理コストと前記資源化コストとを比較し、比較結果を出力するステップと、
をコンピュータに実行させるプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、食品製造ロスの減容化装置、食品製造ロスのアップサイクルシステムの導入支援方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
食品製造工程からは、食品製造ロスが生じる。食品製造ロスとしては、例えば、容器への充填不良、ラベル不鮮明等の理由で容器とともに廃棄される液体状食品(豆乳、野菜ジュース、ヨーグルトなど)や、ウイスキーの蒸留廃液、小豆煮汁、米とぎ汁、あるいは製品品目の変更時(例:豆乳のコーヒー味からバナナ味への変更など)に発生するCIP排水(Clean in Place定置洗浄排水)などが挙げられる。
【0003】
図4は、食品製造ロスの処理設備の一例を示すフロー図である。食品製造ロスは、原水槽1を経て反応槽2に導入され、pH調整剤添加装置3からpH調整剤が添加され、中性付近にpH調整されると共に、無機凝集剤添加装置4から無機凝集剤が添加され、撹拌機で撹拌される。撹拌された液は、凝集槽6に移送され、高分子凝集剤添加装置7から高分子凝集剤が添加され、撹拌機で撹拌され、凝集フロックが生成する。この凝集フロックを含んだ凝集液は、加圧浮上槽8に導入され、浮上した凝集フロックよりなる浮上汚泥と分離水とに分離される。
【0004】
浮上汚泥は、汚泥貯槽9を経て、無機凝集剤及び高分子凝集剤が各添加装置10,11から添加され、ベルトプレス脱水機12にて脱水され、脱水汚泥となる。
【0005】
加圧浮上槽8からの分離水は、調整槽13に導入される。調整槽13には他工程からの低濃度排水も導入される。
【0006】
調整槽13内の水は、好気性反応槽14(この従来例では、生物膜14a及び散気管14bを備えた生物膜式曝気槽)にて好気性生物処理された後、処理水は放流工程に送られる。
【0007】
特許文献1には、食品製造廃棄物などの有機性固形分を含む廃棄物をメタン発酵してメタンを生成させ回収する方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2007-289946号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
豆乳やウイスキーの蒸留廃液、小豆煮汁、米とぎ汁等の食品製造ロスは、BODやCODCr濃度が高く、図4のように処理する場合、処理のための電力コストや薬剤コストが高い。また、悪臭が発生するとともに、汚泥発生量が多い。食品製造ロスの処理を産廃処理業者に委託することもあるが、液体を多く含み体積が大きいため、多大な運搬コスト及び処理コストがかかっていた。
【0010】
そこで、食品製造ロスを、メタン化や飼料化の原料として資源化処理する外部依託先に販売してアップサイクルし、販売利益を得ることが検討されることがある。
(【0011】以降は省略されています)

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