TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025001738
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-09
出願番号
2023101376
出願日
2023-06-21
発明の名称
冷却塔
出願人
日本スピンドル製造株式会社
代理人
弁理士法人雄渾
主分類
F28C
1/06 20060101AFI20241226BHJP(熱交換一般)
要約
【課題】本発明の課題は、冷却塔の充填材の配置により生じる、冷却塔内のいわゆるデッドスペースを低減するためになされたものであって、デッドスペースをできる限り小さくすることで、冷却塔の小型化を維持しつつ、充填剤の大きさや形状における設計上の自由度の向上を図れる冷却塔を提供することを目的とする。
【解決手段】上記課題を解決するために、液体を冷却する冷却塔であって、前記冷却塔の充填材はカウンターフロー用充填材を上に、クロスフロー用充填材がその下に隙間なく重ねて設けられていることを特徴とする冷却塔を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
液体を冷却する冷却塔であって、
前記冷却塔の充填材はカウンターフロー用充填材を上に、クロスフロー用充填材がその下に隙間なく重ねて設けられている、
ことを特徴とする冷却塔。
続きを表示(約 320 文字)
【請求項2】
前記充填材はカウンターフロー用充填材を上に、クロスフロー用充填材がその下に重ねて設けられ、前記ウンターフロー用充填材と前記クロスフロー用充填材の間に、通気性部材が挟み込まれている、
ことを特徴とする請求項1に記載の冷却塔。
【請求項3】
前記通気性部材が、カウンターフロー用充填剤としての構造、又は、クロスフロー用充填材としての構造を有すること、
を特徴とする請求項2に記載の冷却塔。
【請求項4】
前記クロスフロー用充填材が2つに分割され、前記塔体内の両側部に相互に対向し、かつ対向面側に空間を形成するように設けられた、
ことを特徴とする請求項1~3に記載の冷却塔。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、水と空気を接触させて、水の気化により蒸発熱が奪われることを利用して水を冷却する、冷却塔に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
冷却塔は、空気流中に冷却水を落下させ空気と接触した水の一部が蒸発することにより水温を下げる。冷却対象である処理水は、冷却塔内の充填材の表面を流下しながら、排気ファンにより塔内に誘引される外気と直接接触する。処理水は充填材の表面を伝い流れている時に外気と接触する。充填材により処理水は外気と効率よく接触し、処理水の一部を蒸発させ、残りの処理水の温度を下げる。
このような冷却塔には、充填材の表面を鉛直方向に流下する処理水と吸引される外気の流れ方向により、カウンターフロー型とクロスフロー型がある。
【0003】
カウンターフロー型の冷却塔は、充填剤を構成する部材の表面を処理水が上から下へ流下する間に、処理水の流下方向とは対向する方向に流れる外気により冷却される。
クロスフロー型の冷却塔では、充填剤を構成する部材の表面を処理水が上から下へ流下する点はカウンターフロー型冷却塔とは同様であるが、処理水の流下方向とは直交する方向に流れる外気により冷却される。
【0004】
特許文献2に記載の冷却塔では、冷却塔の塔体内の両側部にカウンターフロー用充填材を配設し、その外側面に対向する塔体に空気吸込口を形成するとともに、送風ファンの下方空間にクロスフロー用充填材を設ける冷却塔が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平10-311690号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
カウンターフロー型冷却塔は、図5に示すように、塔体下部の充填材下端と吸気口ルーバーに囲まれた部分は、外気を取り入れる空間となり、いわゆるデッドスペースとなる。冷却能力向上のため、水と空気の接触時間、又は接触面積を大きくする場合は、充填材を高さ方向、または幅方向に伸ばすことになる。このため、前者の場合は冷却塔が高くなり、後者の場合は冷却塔の設置面積が大きくなるという問題があった。
【0007】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、カウンターフロー型冷却塔におけるデッドスペースを活用することで、冷却塔の小型化を維持しつつ、充填材の大きさや形状における設計上の自由度の向上を図れる冷却塔を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用している。すなわち、本発明の一態様に係る発明は、液体を冷却する冷却塔であって、前記冷却塔の充填材はカウンターフロー用充填材を上に、クロスフロー用充填材がその下に隙間なく重ねて設けられていることを特徴とする冷却塔である。
【0009】
本態様によれば、クロスフロー型充填材下部のスペースに、カウンターフロー型充填材が隙間を設けることなく重ねて設けられている。これにより、冷却塔の塔内のデッドスペースを最小限とすることができる。
【0010】
上記態様の冷却塔においては、前記充填材はカウンターフロー用充填材を上に、クロスフロー用充填材がその下に重ねて設けられ、前記カウンターフロー用充填材と前記クロスフロー用充填材の間に、通気性部材が挟み込まれていてもよい。
これにより、カウンターフロー用充填材とクロスフロー用充填材を積層する場合において、充填材の支持構造によっては隙間が生じる場合がある。この隙間を、充填材と同様に処理水との熱交換が可能なシート状その他多孔質で通気性を有する部材で構成された通気性のある、通気性部材を挿入することで、この隙間においても処理水の冷却が期待できる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
熱交換器
5か月前
ホーコス株式会社
熱交換ユニット
18日前
個人
冷媒液注入及び封止方法
9か月前
個人
放熱ニット網
11か月前
住友精密工業株式会社
熱交換器
4か月前
株式会社パイオラックス
熱交換器
6日前
ホシザキ株式会社
冷凍機器
5か月前
東京窯業株式会社
蓄熱体構造
7か月前
古河電気工業株式会社
構造体
8か月前
株式会社ティラド
ラジエータ
25日前
株式会社ティラド
熱交換器のヘッダタンク
10か月前
株式会社ティラド
ドロンカップ型熱交換器
4か月前
個人
輻射パネルおよびその製造方法
7か月前
リンナイ株式会社
熱交換器
5か月前
リンナイ株式会社
熱交換器
5か月前
リンナイ株式会社
熱交換器
5か月前
リンナイ株式会社
熱交換器
5か月前
スズキ株式会社
熱交換器
3か月前
住友精密工業株式会社
熱交換器
10か月前
株式会社アイシン
水噴射冷却システム
18日前
リンナイ株式会社
熱交換器
5か月前
リンナイ株式会社
熱交換器
5か月前
個人
熱交換器
2か月前
日新電機株式会社
化学蓄熱反応器
1か月前
株式会社デンソー
熱交換器
2か月前
株式会社豊田中央研究所
冷却装置
5か月前
栗田工業株式会社
冷却塔システム
12日前
サンデン株式会社
熱交換器
11日前
サンデン株式会社
熱交換器
11日前
サンデン株式会社
熱交換器
11日前
シャープ株式会社
熱交換器、及び、除湿機
11か月前
株式会社ティラド
カッププレート積層型熱交換器
9か月前
株式会社神戸製鋼所
熱交換器
4か月前
古河電気工業株式会社
ヒートパイプ
12日前
株式会社レゾナック
熱交換器
7か月前
中部抵抗器株式会社
密閉構造体用冷却装置
1か月前
続きを見る
他の特許を見る