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公開番号2025083727
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-02
出願番号2023197289
出願日2023-11-21
発明の名称回路制御装置
出願人三浦工業株式会社
代理人弁理士法人北大阪特許事務所
主分類H02J 1/00 20060101AFI20250526BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】スイッチ型の突入電流防止回路においてスイッチの不具合等が生じても、大きな突入電流が流れることを防ぐことが可能となる回路制御装置を提供する。
【解決手段】燃料電池から後段側への電流の経路となる第1経路と、第1経路における前段側特定位置とその後段側の後段側特定位置との間の領域に設けられ、オン/オフが切替可能である第1スイッチと、前段側特定位置から後段側特定位置へ延びており、前記領域よりも電気抵抗が高くなるように形成された電流の経路となる第2経路と、第2経路に設けられ、オン/オフが切替可能である第2スイッチと、を備える回路の状態を制御するものであって、前段側特定位置よりも前段側の位置における電圧値と、後段側特定位置よりも後段側の位置における電圧値との差を検出し、前記差の値に関する所定条件が満たされない場合に、第1スイッチのオフ状態からオン状態への切替を禁止する回路制御装置とする。
【選択図】図5

特許請求の範囲【請求項1】
燃料電池から後段側への電流の経路となる第1経路と、
前記第1経路における前段側特定位置とその後段側の後段側特定位置との間の領域に設けられ、オン/オフが切替可能である第1スイッチと、
前記前段側特定位置から前記後段側特定位置へ延びており、前記領域よりも電気抵抗が高くなるように形成された前記電流の経路となる第2経路と、
前記第2経路に設けられ、オン/オフが切替可能である第2スイッチと、を備える回路の状態を制御する回路制御装置であって、
前記前段側特定位置よりも前段側の位置における電圧値と、前記後段側特定位置よりも後段側の位置における電圧値との差を検出し、
前記差の値に関する所定条件が満たされない場合に、前記第1スイッチのオフ状態からオン状態への切替を禁止する回路制御装置。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
前記所定条件は、前記差の値の絶対値が所定値より小さい場合に満たされる条件である請求項1に記載の回路制御装置。
【請求項3】
前記燃料電池の発電開始時における前記回路を、前記第1スイッチがオフ状態であって前記第2スイッチがオン状態である状態とし、
前記発電開始時から所定時間の経過時に前記所定条件が満たされた場合に、前記第1スイッチをオン状態に切替える切替制御を行う請求項1または請求項2に記載の回路制御装置。
【請求項4】
前記切替制御を行った後、既定時間の経過時に前記第2スイッチをオフ状態に切替える請求項3に記載の回路制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電流経路を有した回路を制御する回路制御装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、燃料電池等を用いて自家発電を行い、需要家へ自家発電電力を供給することが可能な電力供給システムが利用されている。このような電力供給システムを利用すれば、需要家が電力事業者から購入している商用電力(例えば石炭やLNGを一次エネルギー源とする火力発電電力)の一部を自家発電電力に切り替えることができ、その結果、二酸化炭素の排出量削減を図ることも可能である。
【0003】
さらに上述した自家発電を行う電力供給システムとして、商用電源系統の停電発生時に自立運転を可能としたシステムも提案されている。このような自然災害等による停電発生時に自立して電力供給を維持するシステムを実現することで、社会生活や経済活動への悪影響を軽減させることが可能である。
【0004】
ところで燃料電池を利用する電力供給システムにおいて、発電開始時に燃料電池から大きな突入電流が流れると、燃料電池が燃料欠乏により損傷する虞がある。そのため、このような突入電流を流さないようするための突入電流防止回路が設けられる。特許文献1~3は、燃料電池に対する突入電流防止回路を備える電力供給システムを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-181461号公報
特開2015-088240号公報
特開2013-078183号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1~3に開示された突入電流防止回路は、メインの電流経路と電気抵抗を大きくした突入電流防止用の電流経路とが並列に配置され、これらの電流経路それぞれにオン/オフが切替可能なスイッチを設けたスイッチ型の突入電流防止回路となっている。
【0007】
上述したスイッチ型の突入電流防止回路によれば、各スイッチを適切に制御して、発電開始直後は突入電流防止用の電流経路を電流が流れるようにし、所定時間が経過した後にメインの電流経路を電流が流れるようにすれば、大きな突入電流が流れることを防ぐことが可能である。しかし、スイッチの不具合等によって発電開始後に突入電流防止用の電流経路を電流が流れなかった場合には、メインの電流経路を導通させた時に大きな突入電流が流れてしまう虞がある。
【0008】
本発明は上記課題に鑑み、スイッチ型の突入電流防止回路においてスイッチの不具合等が生じても、大きな突入電流が流れることを防ぐことが可能となる回路制御装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る回路制御装置は、燃料電池から後段側への電流の経路となる第1経路と、前記第1経路における前段側特定位置とその後段側の後段側特定位置との間の領域に設けられ、オン/オフが切替可能である第1スイッチと、前記前段側特定位置から前記後段側特定位置へ延びており、前記領域よりも電気抵抗が高くなるように形成された前記電流の経路となる第2経路と、前記第2経路に設けられ、オン/オフが切替可能である第2スイッチと、を備える回路の状態を制御する回路制御装置であって、前記前段側特定位置よりも前段側の位置における電圧値と、前記後段側特定位置よりも後段側の位置における電圧値との差を検出し、前記差の値に関する所定条件が満たされない場合に、前記第1スイッチのオフ状態からオン状態への切替を禁止する構成とする。
【0010】
本構成によれば、スイッチ型の突入電流防止回路においてスイッチの不具合等が生じても、大きな突入電流が流れることを防ぐことが可能となる。また上記構成としてより具体的には、前記所定条件は、前記差の値の絶対値が所定値より小さい場合に満たされる条件である構成としても良い。
(【0011】以降は省略されています)

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