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公開番号2025086417
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-09
出願番号2023200349
出願日2023-11-28
発明の名称空調装置
出願人ダイニチ工業株式会社
代理人
主分類F04D 25/16 20060101AFI20250602BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】大風量としても遠心ファンの騒音を抑えて静音性を向上させられる空調装置を提供することを目的とする。
【解決手段】上面に吹出口111、112を有する本体100内に遠心ファン10と吐出口24を吹出口111、112に向けたスクロールケーシング20とからなる送風機1が配置された空調装置であって、本体100の幅を2等分する中心線Lを挟んで送風機1が配置され、送風機1は中心線Lに対してスクロールケーシング20が左右対称となっており、遠心ファン10の回転方向が逆である。これにより、一方の送風機1が他方の送風機の空気流路160を狭めないため、吐出口24から吹出口111、112へ直線的に空気が流れる。そのため、空気流路160の圧損が抑えられ、大風量としても遠心ファン10の騒音を抑えて静音性を向上させられる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
上面に吹出口を有する本体と、
遠心ファンとスクロールケーシングとからなり、前記スクロールケーシングの吐出口を上に向けて配置される送風機と、を備え、
前記送風機は、前記本体の幅を2等分する中心線を挟んで配置される第1送風機と第2送風機から構成され、
前記第1送風機と前記第2送風機は、前記中心線に対して前記スクロールケーシングが左右対称となるよう配置され、前記遠心ファンの回転方向が逆である空調装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記スクロールケーシングは、舌部を基点として渦巻き状に形成された周壁と、前記周壁の巻終部から吐出口を繋ぐ延設板と、を備え、
前記第1送風機と前記第2送風機は、前記延設板が前記本体の側面と向かい合うように配置され、
前記吹出口は、前記第1送風機と接続される第1吹出口と、前記第2送風機と接続される第2吹出口とからなる請求項1に記載の空調装置。
【請求項3】
前記スクロールケーシングは、舌部を基点として渦巻き状に形成された周壁と、前記周壁の巻終部から吐出口を繋ぐ延設板と、を備え、
前記第1送風機と前記第2送風機は、前記延設板が向かい合うように配置され、
前記吹出口は、前記第1送風機と前記第2送風機の前記吐出口に対向する位置に設けられる請求項1に記載の空調装置。
【請求項4】
上面に吹出口を有する本体と、
遠心ファンとスクロールケーシングとからなり、前記スクロールケーシングの吐出口を上に向けて配置される送風機と、
回転軸の両側に前記送風機が接続される両軸モータと、を備え、
前記両軸モータは、前記本体の幅を2等分する中心線を挟んで並行に配置される第1両軸モータと第2両軸モータから構成され、
前記送風機は、前記第1両軸モータに接続される2つの第1送風機と、前記第2両軸モータに接続される2つの第2送風機から構成され、
前記第1送風機と前記第2送風機は、前記遠心ファンの回転方向が逆である空調装置。
【請求項5】
前記スクロールケーシングは、内部に空気を取り込む吸込口を有し、
前記第1送風機は、前記吸気口を前記第1両軸モータ側に向けて配置され、
前記第2送風機は、前記吸気口を前記第2両軸モータ側に向けて配置される請求項4に記載の空調装置。
【請求項6】
前記本体の下方に設けられる吸気部と、
前記吸気部と前記吹出口を繋ぎ、下から上に向かう空気が流れる空気流路と、
前記空気流路の空気流に垂直な断面の全域に設けられる空気浄化部と、を備え、
前記空気浄化部は前記送風機よりも空気流方向上流に位置し、
前記吸気部は少なくとも、前記回転軸に垂直な前記本体の側面に設けられ、
前記吸気部の両端は、前記第1送風機および前記第2送風機の前記吸込口よりも前記本体の外側に位置している請求項5に記載の空調装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、室内空気を清浄化する空調装置に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、吸気口から吹出口に至る空気流路内に遠心ファンが配置された空調装置が知られている。このような空調装置では、近年、広い空間で使用される風量が大きいタイプの需要も高まっている。風量を大きくするために、遠心ファンの回転数を大きくする方法もあるが、遠心ファンの回転数により生じる騒音が問題となる。
【0003】
そこで、例えば特許文献1のように、本体内に遠心ファンを2つ設けることによって、遠心ファンの回転数は抑えながらも風量を大きくした空調装置が提案されている。遠心ファンの回転数を抑えることで騒音は小さくなり、回転数を抑えた遠心ファンを複数配置しても、1つの送風機で大風量とした場合よりも騒音を抑えることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開20004-101125号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の構成では、一方の遠心ファンが他方の遠心ファンの空気流路に張り出し、空気流路が屈曲する部分があるため圧損が大きくなる。そのため、所望の大風量が得られなかったり、大風量とするには遠心ファンの回転数を大きくしなくてはならず、騒音が大きくなったりする可能性がある。そのため、遠心ファンの配置には改良の余地がある。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するためのもので、大風量としながらも遠心ファンの騒音を抑えて静音性を向上させられる空調装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、
上面に吹出口を有する本体と、
遠心ファンとスクロールケーシングとからなり、前記スクロールケーシングの吐出口を上に向けて配置される送風機と、を備え、
送風機は、本体の幅を2等分する中心線を挟んで配置される第1送風機と第2送風機から構成され、
第1送風機と第2送風機は、中心線に対してスクロールケーシングが左右対称となるよう配置され、遠心ファンの回転方向が逆である空調装置である。
【0008】
また、本発明は、
上面に吹出口を有する本体と、
遠心ファンとスクロールケーシングとからなり、スクロールケーシングの吐出口を上に向けて配置される送風機と、
回転軸の両側に送風機が接続される両軸モータと、を備え、
両軸モータは、本体の幅を2等分する中心線を挟んで並行に配置される第1両軸モータと第2両軸モータから構成され、
送風機は、第1両軸モータに接続される2つの第1送風機と、第2両軸モータに接続される2つの第2送風機から構成され、
第1送風機と第2送風機は、遠心ファンの回転方向が逆である空調装置である。
【発明の効果】
【0009】
上述のように構成することにより、大風量としながらも遠心ファンの騒音を抑えて静音性を向上させた空調装置となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1実施例における送風機の正面図である。
第1実施例における送風機の断面図である。
第1実施例の空調装置の模式断面図である。
第2実施例の空調装置の模式断面図である。
第3実施例の空調装置の外観斜視図である。
第3実施例の空調装置の断面図である。
図6に示す空調装置のA-A´断面図である。
吸気口から送風機の吸込口に向かう空気の流れを模式的に表した図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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