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公開番号2025109559
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-25
出願番号2024003522
出願日2024-01-12
発明の名称試験装置
出願人株式会社国際電気
代理人個人
主分類G01R 31/00 20060101AFI20250717BHJP(測定;試験)
要約【課題】 膨大なログファイルの中から不良となった整備対象器材の過去の試験結果等を容易に取り出して表示でき、不良原因の解析や保守作業を効率的に行うことができる試験装置を提供する。
【解決手段】 試験コントローラ20が、計測結果のデータに計測の日付を付してログファイルとしてログフォルダに記憶し、指定されたログフォルダから、不良を解析するためのデータを解析用データとして抽出して解析用データを生成し、モジュール名・試験種類・シリアル番号に対応する解析用データファイル82に、解析用データを振り分けて蓄積する試験装置としている。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
被試験器の交換可能な整備対象器材の性能を測定して、試験を実施する試験装置であって、
試験信号を出力して前記整備対象器材からの出力を計測する複数の測定器と、
前記測定器のいずれかと前記被試験器とを接続する切替部と、
前記複数の測定器からの計測結果のデータを入力して分析する試験制御部とを備え、
前記試験制御部が、前記計測結果のデータに前記計測の日付を付してログファイルとしてログフォルダに記憶し、前記ログファイルから、不良を解析するためのデータを解析用データとして抽出し、前記整備対象器材と試験種類に対応する解析用データファイルを生成しておき、前記解析用データを整備対象器材及び試験種類に応じて前記解析用データファイルに振り分けて蓄積することを特徴とする試験装置。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記試験制御部は、予め整備対象器材の名称のフォルダを生成し、当該フォルダ内に試験種類の名称のフォルダを生成しておき、前記試験種類の名称のフォルダ内に解析用データファイルを生成し、前記解析用データファイルの名称に製造番号に対応したシリアル番号を用いることを特徴とする請求項1記載の試験装置。
【請求項3】
前記試験制御部は、試験済の整備対象器材について、整備対象器材の名称、試験種類名称及びシリアル番号に対応する解析用データファイルの一覧を表示部に表示させ、前記一覧から選択された解析用データを試験結果として前記表示部に表示させることを特徴とする請求項2記載の試験装置。
【請求項4】
前記試験制御部は、前記試験結果を表示する際に、前記選択された解析用データファイルに蓄積された過去の試験結果と比較可能に表示することを特徴とする請求項3記載の試験装置。
【請求項5】
前記試験制御部は、試験結果を表示する際に、日付毎に、試験項目に対応したセルに前記試験結果を表示し、前記試験結果が良好な場合、異常な場合、又は測定値の境界値に該当する場合に応じて前記セルの色を変化させることを特徴とする請求項4記載の試験装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のモジュールを備えた無線機等の性能を測定する試験装置に係り、特に、整備対象器材のモジュールの不良解析や保守作業を効率的に行うことができる試験装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
[従来の技術]
航空機等に搭載される電子機器(ユニット)は、複数のモジュールを備えており、試験装置によって試験が行われる。電子機器が故障すると、電子機器を構成する交換可能な複数のモジュールのうち、どのモジュールが故障したかが特定(要因解析)され、特定された故障モジュールの調整、修理又は交換が行われる。
【0003】
試験装置は、試験の結果をログファイルとして作成する機能がある。
ログファイルには、整備対象器材(モジュール)ごとに、試験装置が測定器及び整備対象器材に出力した指示や、測定器及び整備対象器材から取得したデータ、試験結果(良/否、計測結果)等が時系列に記録されている。
【0004】
出力されるログファイルのファイル数は、実施した試験によって異なるが、1日で100ファイルを超える場合もある。
そして、従来、試験によって異常と判定された場合には、要因解析に必要なデータを、整備員が手動でログファイルから抽出して(取り出して、選択して)いたため、時間がかかっていた。
【0005】
また、従来、試験装置の表示部で確認できる試験結果は、整備員が保存等の操作を行ったデータしか残らないものであったため、例えば試験結果が正常であった場合等のデータが少なく、過去の試験結果との比較を行ってモジュールの性能劣化の傾向を判断するには不十分であった。
【0006】
[関連技術]
尚、関連する先行技術として、特開2017-041127号公報「試験装置」(特許文献1)がある。
特許文献1には、被試験装置が試験装置に接続されている場合に、試験装置の制御部が、被試験装置のバージョン情報を取得して、試験対象項目の更新の有無を判定し、更新不要の場合に試験を実行することが示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2017-041127号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
このように、従来の試験装置では、不良の原因を解析する際に、当該整備対象器材の過去の試験結果等を整備員がログファイルから手動で選択しなければならず、時間がかかり、不良原因の解析や保守作業を迅速に行うことができないという問題点があった。
【0009】
尚、特許文献1には、ログファイルから、不良を解析するためのデータを解析用データとして抽出して、解析用データを整備対象器材と試験種類に対応してファイルに振り分けて蓄積する構成の記載がない。
【0010】
本発明は上記実状に鑑みて為されたもので、膨大なログファイルの中から不良となった整備対象器材の過去の試験結果等を容易に取り出して表示でき、不良原因の解析や保守作業を効率的に行うことができる試験装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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