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公開番号2025125277
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-27
出願番号2024021236
出願日2024-02-15
発明の名称監視システム
出願人株式会社国際電気
代理人個人,個人,個人
主分類G01S 13/86 20060101AFI20250820BHJP(測定;試験)
要約【課題】レーダー装置により検出された物体の形状をより明確に把握できるようにした監視システムを提供する。
【解決手段】本発明の一実施形態に係る監視システムは、所定の検出範囲Rに向けて設置されたレーダー装置200と、検出範囲Rをそれぞれ異なる位置から撮影する複数のカメラ220と、レーダー装置200により検出範囲R内に存在する物体Tが検知された場合に、物体Tの位置情報と複数のカメラ220のそれぞれの位置情報とに基づいて、物体Tから近い位置にある2台以上のカメラ220を選択し、これら2台以上のカメラ220で物体Tの撮影が行われるように制御する監視制御装置240とを備える。
【選択図】図3


特許請求の範囲【請求項1】
監視対象エリアに向けて設置されたレーダー装置と、
前記監視対象エリアをそれぞれ異なる位置から撮影する複数のカメラと、
前記レーダー装置により前記監視対象エリア内に存在する物体が検知された場合に、前記物体の位置情報と前記複数のカメラのそれぞれの位置情報とに基づいて、前記物体から近い位置にある2以上のカメラを選択し、前記2以上のカメラで前記物体の撮影が行われるように制御する制御装置とを備えたことを特徴とする監視システム。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
請求項1に記載の監視システムにおいて、
前記2以上のカメラで撮影された2以上の画像を表示する表示装置を更に備え、
前記表示装置は、前記2以上の画像と共に、前記2以上の画像のそれぞれの撮影方向を示す情報を表示することを特徴とする監視システム。
【請求項3】
請求項1に記載の監視システムにおいて、
前記2以上のカメラで撮影された2以上の画像を表示する表示装置を更に備え、
前記表示装置は、前記2以上の画像を、各画像における前記物体の大きさを揃えた態様で表示することを特徴とする監視システム。
【請求項4】
請求項1に記載の監視システムにおいて、
前記監視対象エリアは、移動体が走行する路面を含み、
前記複数のカメラは、前記路面に埋め込み可能な低背化されたカメラであり、前記監視対象エリアの内側に設置されたことを特徴とする監視システム。
【請求項5】
請求項1に記載の監視システムにおいて、
前記複数のカメラは、前記監視対象エリアに対する移動体の進入方向に向けて設置されており、前記制御装置により前記物体の撮影のために選択されるまで、前記監視対象エリアに進入してきた前記移動体の撮影を行うことを特徴とする監視システム。
【請求項6】
請求項5に記載の監視システムにおいて、
前記2以上のカメラで撮影された2以上の画像を表示する表示装置を更に備え、
前記表示装置は、前記2以上の画像と共に、前記物体が検知される直前に前記監視対象エリアに前記移動体が進入した際の画像を表示することを特徴とする監視システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、監視対象エリア内に存在する物体をレーダー装置により検知する監視システムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、空港の滑走路に落ちている異物を検知して速やかに取り除くために、送信波に対する反射波の受信結果に基づいて所定範囲内に存在する物体を検出するレーダー装置が活用されている。マイクロ波やミリ波帯などを用いたレーダー装置としては、例えば、図1のような構造のFMCW(Frequency Modulated Continuous-Wave)レーダー装置がある。
【0003】
図1のレーダー装置100は、FMCW送信源101からの周波数変調されたレーダー信号を、送信電力増幅器103で増幅し、送信アンテナ104から送信する。レーダー装置100の検出範囲内に物体T(反射物)が存在する場合には、レーダー装置からの送信波が物体Tで反射される。物体Tからの反射波は、レーダー装置100の受信アンテナ105で受信され、受信電力増幅器106で増幅された後、電力分配器102からの送信レーダー信号成分と混合器107によってミキシングされ、IF信号に変換される。混合器107から出力されたIF信号は、信号処理部108でA/D変換及び信号処理される。その結果として、物体Tによる反射受信電力(反射波電力)、物体Tまでの距離、また、物体Tが移動している場合の速度(レーダー装置100に対する相対速度)等のレーダー検出結果が得られる。
【0004】
本発明に係る技術分野の従来技術としては、以下のようなものがある。例えば、特許文献1には、移動体にミリ波レーダーを設置し、目標位置の近くにそれぞれ設置された第1の反射体と第2の反射体との間の距離と、これら反射体からの反射波の受信結果とに基づいて、目標位置までの距離を測定する発明が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2017/018021号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
レーダー装置の使用用途として、道路や滑走路などの路面上に存在する物体を検出する用途がある。道路や滑走路上には通常、落下物や放置物などの反射物は存在しない。そのため、レーダー装置は、反射物が存在しない監視エリアに対してレーダー送信波を送り続け、何らかの反射物が監視エリアに現れた場合にのみ受信波(反射波)が得られ、その物体を検出することになる。
【0007】
レーダー装置が検出した物体の形状を確認するためには、カメラによって撮影された画像が有効である。すなわち、レーダー装置によって物体の存在する位置を特定し、その位置をカメラで撮影して表示装置に表示することで、監視員は物体の形状を把握することが可能となる。物体の形状をより正確に把握するためには、カメラ撮影で得られる画像の精細さを向上させる必要がある。しかしながら、カメラ撮影で得られる画像の精細さは、カメラと物体間の距離、天候(雨、雪、霧など)、時間(昼間、夜間)等の種々の撮影条件によって変化する。
【0008】
図2には、レーダー装置とカメラを連動させた監視システムの概要を示してある。図2の監視システムは、所定の検出範囲Rに向けて設置されたレーダー装置100およびカメラ120と、制御室や監視室などに設置された監視制御装置140および表示装置160とを備えている。図2の例では、レーダー装置100とカメラ120を同じ地点に設置してある。
【0009】
レーダー装置100は、検出範囲Rに対して送信されたレーダー送信波の反射波を受信し、信号処理して得られるレーダー検出結果を監視制御装置140に出力する。レーダー装置100から出力されるレーダー検出結果には、レーダー装置100から物体Tまでの距離やレーダー装置100に対する物体Tの角度(方位)などの情報が含まれており、監視制御装置140を経由してカメラ120に与えられる。カメラ120は、レーダー装置100からの物体Tに対する距離や角度の情報に基づいて画角を調整し、物体Tの撮影を行う。カメラ120によって撮影された物体Tの画像は、表示装置160に表示される。監視員は、表示装置160に表示された画像を見ることで、レーダー装置100によって検出された物体Tの形状を確認することができる。
【0010】
しかしながら、物体Tとカメラ120との距離が遠い場合、撮影画像内に物体Tが十分なサイズで収まらず(つまり、撮影画像における物体Tのサイズが小さい)、表示装置160上で撮影画像を見ても物体Tの形状を明瞭に確認できない場合がある。また、天候によって物体Tとカメラ120の間に雨、雪、霧などが存在する場合や、夜間など明るさが足りない場合などにも、物体Tの形状を明瞭に確認できなくなる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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