TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025104505
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2023222353
出願日
2023-12-28
発明の名称
光学測定装置
出願人
ウシオ電機株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G01N
21/78 20060101AFI20250703BHJP(測定;試験)
要約
【課題】複数種類の測定試料の観測光を同時に得ることができる光学測定装置を提供する。
【解決手段】光学測定装置1は、複数の試薬に対応する複数の反応槽に励起光を照射する光源ユニット20と、反応槽108a~108dにそれぞれ収容された各測定試料から放射される観測光を測定するセンサユニット60と、各測定試料から放射される各観測光をセンサユニット60へ導光する導光路42a~42dおよび導光路42a~42dを包囲する遮蔽部材44からなる導光機構40とを備え、導光路42aは反応槽108aと、導光路42bは反応槽108bと、導光路42cは反応槽108cと、導光路42dは反応槽108dとそれぞれ一対一に対応するように設けられている。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
筐体内に配置された反応槽に収容された、試薬と混合した検体からなる測定試料に励起光を照射し、当該測定試料からの観測光を測定する光学測定装置において、
前記筐体内に配置され、複数種類の試薬にそれぞれ対応する複数の前記反応槽に収容された各前記測定試料に対して励起光を照射する光源ユニットと、
前記筐体内に配置され、前記各測定試料から放射される観測光を測定するセンサユニットと、
前記筐体内に配置され、前記各測定試料から放射される観測光を前記センサユニットへ導光する第1導光路および当該第1導光路を包囲する第1遮光部材からなる第1導光機構と、を備え、
前記第1導光機構は、前記複数の反応槽と同数の前記第1導光路を有し、各前記第1導光路は各前記反応槽と一対一に対応するように設けられていることを特徴とする光学測定装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
請求項1において、
前記光源ユニットは、前記複数の反応槽と同数の光源を有し、各光源は前記各反応槽にそれぞれ一対一に対応するように設けられていることを特徴とする光学測定装置。
【請求項3】
請求項2において、
前記筐体内に配置され、前記複数の光源からそれぞれ放射される各励起光を前記複数の反応槽へ導光する第2導光路および当該第2導光路を包囲する第2遮光部材からなる第2導光機構をさらに備え、
前記第2導光機構は、前記複数の光源と同数の前記第2導光路を有し、各第2導光路は前記各光源と一対一に対応するように設けられていることを特徴とする光学測定装置。
【請求項4】
請求項1において、
前記光源ユニットは1つの光源から構成され、
前記1つの光源から放射される励起光を拡散して前記各反応槽に照射する拡散部材をさらに備えることを特徴とする光学測定装置。
【請求項5】
請求項1において、
前記光源ユニットは1つの光源から構成され、
前記1つの光源から放射される励起光を分岐させて前記各反応槽に照射する光ファイバーをさらに備えることを特徴とする光学測定装置。
【請求項6】
請求項1において、
前記センサユニットは、前記複数の第1導光路と同数の受光センサを有し、各受光センサは前記各第1導光路と一対一に対応するように設けられていることを特徴とする光学測定装置。
【請求項7】
請求項1において、
前記センサユニットは、前記各第1導光路からそれぞれ出射される観測光を共通に受光する1つの受光センサを有することを特徴とする光学測定装置。
【請求項8】
請求項7において、
前記筐体内に配置され、前記複数の第1導光路のうち、いずれか1つの第1導光路の観測光の入射端または出射端を選択的に開放し、かつ、残りの第1導光路の前記入射端または前記出射端を遮蔽する光路選択部材をさらに備え、
前記1つの受光センサは、前記複数の第1導光路のうち前記光路選択部材で開放された第1導光路から出射される観測光のみを受光することを特徴とする光学測定装置。
【請求項9】
請求項1において、
前記複数の第1導光路の受光する各観測光は、同じ検体と他とは異なる別個の試薬との反応から得られた観測光であることを特徴とする光学測定装置。
【請求項10】
請求項1において、
前記筐体内に配置され、前記複数の反応槽を加熱する加熱機構をさらに備えることを特徴とする光学測定装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、測定試料中の病原体等の標的物質の有無を光学的に測定する光学測定装置に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、検体中の細菌やウイルス等の標的物質の検査方法として、検体中の標的物質を試薬に反応させてなる測定試料に可視光や紫外線からなる励起光を照射し、測定試料からの観測光をセンサで受光して、標的物質の有無を調べる光学測定方法が知られている。
このような光学測定方法を利用した光学測定装置は、例えば、下記特許文献1および2に記載されている。
特許文献1および2に記載の技術では、1つの測定試料と1つの受光センサとの間の光路に1つの導光路があり、導光路は、測定試料からの観測光が透過するように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7205190号公報
特許第6433398号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来の技術では、1つの測定試料からの観測光を1つの導光路にて1つのセンサへと導光する構成となっている。そのため、複数種類の測定試料の観測光をセンサへと同時に導光することができず、複数種類の観測光を複数のセンサで同時に測定したり、1つのセンサで順次に切り換えて測定したりすることができなかった。
そこで、本発明は、複数種類の測定試料の観測光をセンサ側へと同時に導光することができる光学測定装置を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、本発明に係る光学測定装置の一態様は、筐体内に配置された反応槽に収容された、試薬と混合した検体からなる測定試料に励起光を照射し、当該測定試料からの観測光を測定する光学測定装置において、前記筐体内に配置され、複数種類の試薬にそれぞれ対応する複数の前記反応槽に収容された各前記測定試料に対して励起光を照射する光源ユニットと、前記筐体内に配置され、前記各測定試料から放射される観測光を測定するセンサユニットと、前記筐体内に配置され、前記各測定試料から放射される観測光を前記センサユニットへ導光する第1導光路および当該第1導光路を包囲する第1遮光部材からなる第1導光機構と、を備え、前記第1導光機構は、前記複数の反応槽と同数の前記第1導光路を有し、各前記第1導光路は各前記反応槽と一対一に対応するように設けられている。
また、上記の光学測定装置において、前記光源ユニットは、前記複数の反応槽と同数の光源を有し、各光源は前記各反応槽にそれぞれ一対一に対応するように設けられていてもよい。
【0006】
また、上記の光学測定装置において、前記筐体内に配置され、前記複数の光源からそれぞれ放射される各励起光を前記複数の反応槽へ導光する第2導光路および当該第2導光路を包囲する第2遮光部材からなる第2導光機構をさらに備え、前記第2導光機構は、前記複数の光源と同数の前記第2導光路を有し、各第2導光路は前記各光源と一対一に対応するように設けられていてもよい。
また、上記の光学測定装置において、前記光源ユニットは1つの光源から構成され、
前記1つの光源から放射される励起光を拡散して前記各反応槽に照射する拡散部材をさらに備えていてもよい。
また、上記の光学測定装置において、前記光源ユニットは1つの光源から構成され、
前記1つの光源から放射される励起光を分岐させて前記各反応槽に照射する光ファイバーをさらに備えていてもよい。
また、上記の光学測定装置において、前記センサユニットは、前記複数の第1導光路と同数の受光センサを有し、各受光センサは前記各第1導光路と一対一に対応するように設けられていてもよい。
また、上記の光学測定装置において、前記センサユニットは、前記各第1導光路からそれぞれ出射される観測光を共通に受光する1つの受光センサを有していてもよい。
【0007】
また、上記の光学測定装置において、前記筐体内に配置され、前記複数の第1導光路のうち、いずれか1つの第1導光路の観測光の入射端または出射端を選択的に開放し、かつ、残りの第1導光路の前記入射端または前記出射端を遮蔽する光路選択部材をさらに備え、前記1つの受光センサは、前記複数の第1導光路のうち前記光路選択部材で開放された第1導光路から出射される観測光のみを受光する構成としてもよい。
また、上記の光学測定装置において、前記複数の第1導光路の受光する各観測光は、他の観測光とは異なる種類の試薬を含む1または複数の試薬と個別に反応した観測光であってもよい。
また、上記の光学測定装置において、前記筐体内に配置され、前記複数の反応槽を加熱する加熱機構をさらに備えていてもよい。
また、上記の光学測定装置において、前記加熱機構は、前記複数の反応槽と同数の個別に温度調整が可能な加熱部を有し、各加熱部は前記各反応槽に一対一に対応するように設けられていてもよい。
【発明の効果】
【0008】
本発明の光学測定装置は、複数種類の測定試料の観測光をセンサ側へと同時に導光することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態における光学測定装置の概略構成を示す側面断面図であり、図2のB-B’線に対応する断面図である。
第1実施形態における光学測定装置の概略構成を示す平面断面図であり、図1のA-A’線に対応する断面図である。
第1実施形態における光学測定装置の概略構成を示す正面断面図であり、図2のC-C’線に対応する断面図である。
図4は、カートリッジの概略構成を示す平面図である。
第2実施形態における光学測定装置の概略構成を示す側面断面図である。
第2実施形態における光学測定装置の概略構成を示す正面断面図である。
第3実施形態における光学測定装置の概略構成を示す正面断面図である。
第4実施形態における光学測定装置の概略構成を示す正面断面図である。
第5実施形態における光学測定装置の概略構成を示す正面断面図である。
第6実施形態における光学測定装置の概略構成を示す側面断面図である。
遮蔽機構の具体的構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための様々な形態について詳細に説明する。
なお、以下に説明する実施の形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正または変更されるべきものであり、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
国立大学法人山口大学
核酸の導入方法、核酸導入装置
今日
日本精機株式会社
計器装置
7日前
株式会社東光高岳
計器
3日前
日本精機株式会社
液面検出装置
9日前
株式会社ミツトヨ
測定器
今日
大和製衡株式会社
組合せ秤
15日前
大和製衡株式会社
組合せ秤
9日前
大和製衡株式会社
組合せ秤
9日前
有限会社原製作所
検出回路
29日前
大同特殊鋼株式会社
疵検出方法
今日
個人
フロートレス液面センサー
22日前
日本特殊陶業株式会社
ガスセンサ
1日前
日本特殊陶業株式会社
ガスセンサ
10日前
日本特殊陶業株式会社
ガスセンサ
21日前
エグゼヴィータ株式会社
端末装置
1日前
日本特殊陶業株式会社
ガスセンサ
1日前
ダイハツ工業株式会社
試験用治具
15日前
キヤノン株式会社
放射線撮像装置
24日前
日本特殊陶業株式会社
ガスセンサ
10日前
大同特殊鋼株式会社
座標系較正方法
24日前
富士電機株式会社
エンコーダ
2日前
タカノ株式会社
試料分析装置
今日
富士電機株式会社
エンコーダ
2日前
バイオテック株式会社
容器設置装置
1日前
タカノ株式会社
試料分析装置
今日
柳井電機工業株式会社
部材検査装置
1日前
株式会社クボタ
作業車
14日前
株式会社ノーリツ
通信システム
7日前
大同特殊鋼株式会社
ラベル色特定方法
24日前
JNC株式会社
トランジスタ型センサ
今日
JNC株式会社
トランジスタ型センサ
今日
トヨタ自動車株式会社
歯車の検査方法
10日前
新電元メカトロニクス株式会社
位置検出装置
7日前
株式会社フジキン
流量測定装置
16日前
旭光電機株式会社
漏出検出装置
21日前
TDK株式会社
計測装置
8日前
続きを見る
他の特許を見る