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公開番号
2025089780
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-16
出願番号
2023204637
出願日
2023-12-04
発明の名称
放射線撮像装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
主分類
G01T
7/00 20060101AFI20250609BHJP(測定;試験)
要約
【課題】同一の撮影画像内の画素値を用いて欠陥画素の画素値を補正することによる補正精度の低下を抑制できるようにする。
【解決手段】放射線撮像装置は、放射線に基づく撮影画像を撮影する撮影手段と、前記撮影手段により第1の撮影位置で撮影された第1の撮影画像に含まれる欠陥画素の画素値を、前記第1の撮影位置とは異なる第2の撮影位置で撮影された第2の撮影画像を用いて補正する補正処理手段とを有する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
放射線に基づく撮影画像を撮影する撮影手段と、
前記撮影手段により第1の撮影位置で撮影された第1の撮影画像に含まれる欠陥画素の画素値を、前記第1の撮影位置とは異なる第2の撮影位置で撮影された第2の撮影画像を用いて補正する補正処理手段と
を有することを特徴とする放射線撮像装置。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記撮影手段は、前記放射線撮像装置の移動による異なる複数の撮影位置で、放射線に基づく撮影画像を順に撮影し、
前記補正処理手段は、前記撮影手段により第1の撮影位置で撮影された第1の撮影画像に含まれる欠陥画素の画素値を、前記第1の撮影画像より前に第2の撮影位置で撮影された第2の撮影画像、又は、前記第1の撮影画像より後に第3の撮影位置で撮影された第3の撮影画像を用いて補正することを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
【請求項3】
前記補正処理手段は、
前記第1の撮影位置の情報と前記第2の撮影位置の情報を基に、前記第1の撮影画像に含まれる欠陥画素に対応する前記第2の撮影画像に含まれる画素の画素位置を特定し、前記特定した画素位置の画素値を用いて、前記第1の撮影画像に含まれる欠陥画素の画素値を補正し、又は、
前記第1の撮影位置の情報と前記第3の撮影位置の情報を基に、前記第1の撮影画像に含まれる欠陥画素に対応する前記第3の撮影画像に含まれる画素の画素位置を特定し、前記特定した画素位置の画素値を用いて、前記第1の撮影画像に含まれる欠陥画素の画素値を補正することを特徴とする請求項2に記載の放射線撮像装置。
【請求項4】
前記第1~第3の撮影位置の情報は、放射線撮像装置の移動位置の情報に基づく情報であることを特徴とする請求項3に記載の放射線撮像装置。
【請求項5】
撮影対象の被写体と前記放射線撮像装置とが相互に連動して移動し、
前記第1~第3の撮影位置の情報は、被写体の移動位置の情報に基づく情報であることを特徴とする請求項3に記載の放射線撮像装置。
【請求項6】
前記第1~第3の撮影画像の各々の撮影タイミングに対応して、前記第1~第3の撮影位置の情報の各々を格納する制御手段をさらに有することを特徴とする請求項3に記載の放射線撮像装置。
【請求項7】
前記第1~第3の撮影画像の撮影開始前に、前記第1~第3の撮影位置の情報を格納する制御手段をさらに有することを特徴とする請求項3に記載の放射線撮像装置。
【請求項8】
前記補正処理手段は、
前記第1の撮影画像に含まれる欠陥画素の周辺に欠陥画素がない場合には、前記第1の撮影画像に含まれる前記欠陥画素の周辺の画素の画素値を用いて、前記第1の撮影画像に含まれる欠陥画素の画素値を補正し、
前記第1の撮影画像に含まれる欠陥画素の周辺に欠陥画素がある場合には、前記第2の撮影画像又は前記第3の撮影画像を用いて、前記第1の撮影画像に含まれる欠陥画素の画素値を補正することを特徴とする請求項2に記載の放射線撮像装置。
【請求項9】
前記補正処理手段は、
前記特定した前記第2の撮影画像に含まれる画素が欠陥画素であり、かつ、前記特定した前記第3の撮影画像に含まれる画素が欠陥画素でない場合には、前記特定した前記第3の撮影画像に含まれる画素の画素値を用いて、前記第1の撮影画像に含まれる欠陥画素の画素値を補正し、
前記特定した前記第3の撮影画像に含まれる画素が欠陥画素であり、かつ、前記特定した前記第2の撮影画像に含まれる画素が欠陥画素でない場合には、前記特定した前記第2の撮影画像に含まれる画素の画素値を用いて、前記第1の撮影画像に含まれる欠陥画素の画素値を補正することを特徴とする請求項3に記載の放射線撮像装置。
【請求項10】
前記補正処理手段は、前記特定した前記第2の撮影画像に含まれる画素が欠陥画素でなく、かつ、前記特定した前記第3の撮影画像に含まれる画素が欠陥画素でない場合には、前記特定した前記第2の撮影画像に含まれる画素の画素値、又は、前記特定した前記第3の撮影画像に含まれる画素の画素値を用いて、前記第1の撮影画像に含まれる欠陥画素の画素値を補正することを特徴とする請求項9に記載の放射線撮像装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、放射線撮像装置、放射線撮像システム、放射線撮像装置の処理方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
現在、放射線による医療画像診断や非破壊検査に用いる撮影装置として、半導体材料によって形成された平面検出器(Flat Panel Detector、以下FPDと略す)を用いた放射線撮像装置が普及している。このような放射線撮像装置は、例えば医療画像診断においては、一般撮影のような静止画撮影や、透視撮影のような動画撮影のデジタル撮影装置として用いられている。また、工業用画像診断においては、半導体基板の静止画撮影、CT撮影にも用いられる。
【0003】
FPDに使用される放射線センサは、複数の光電変換素子をマトリクス状に配列して構成されていることから、製造技術や周辺回路の問題に起因する、放射線を検出できない画素や他の画素と比べて放射線の検出感度が異なる素子が存在する。以降、このような素子及びこの素子から生成される画像の画素を欠陥画素と呼ぶ。
【0004】
特許文献1には、予めFPDの欠陥画素を記憶しておき、欠陥画素に近接する周辺の複数の正常画素により補正処理を施す画像内補正が開示されている。
【0005】
また、特許文献2には、所定形状の欠陥画素が存在する場合、FPDに平行で且つ欠陥画素に直行する方向にFPDを移動させて放射線画像の撮影を行い、各画像データ中の被写体の位置が一致するように各画像データを重畳させることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2005-6196号公報
特開2008-237550号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1のように、欠陥画素に近接する周辺の複数画素による補正の場合、周辺画素にも欠陥画素があると、補正後の画素値の補正精度が低下、又は、補正できない欠陥画素が存在するため、製造コストの増加を招くという課題がある。
【0008】
また、工業用非破壊検査装置は、FPDの位置を撮影制御部であらかじめ決められた位置に、ステージなどの駆動部により高速に移動し撮影する。そのため、特許文献2のように、取得した画像に所定形状の欠陥画素の有無を識別し、欠陥画素が存在した場合に、FPDを移動させて撮影するという制御ができない。
【0009】
本開示の目的は、同一の撮影画像内の画素値を用いて欠陥画素の画素値を補正することによる補正精度の低下を抑制できるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
放射線撮像装置は、放射線に基づく撮影画像を撮影する撮影手段と、前記撮影手段により第1の撮影位置で撮影された第1の撮影画像に含まれる欠陥画素の画素値を、前記第1の撮影位置とは異なる第2の撮影位置で撮影された第2の撮影画像を用いて補正する補正処理手段とを有する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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