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10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025102650
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-08
出願番号
2024187307
出願日
2024-10-24
発明の名称
画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人近島国際特許事務所
主分類
G03G
15/08 20060101AFI20250701BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】現像剤の剤面に応じた制御を適切に実行する。
【解決手段】第1の透磁率センサと第2の透磁率センサを有する現像装置と、搬送スクリューを回転駆動する駆動部と、現像剤補給部と、現像装置に振動を加える加振部と、制御部と、を備え、第2の透磁率センサの第2の検出部は、第1の透磁率センサの第1の検出部よりも鉛直方向上方に在り、制御部は、駆動部が搬送スクリューを回転駆動している間の第1の透磁率センサの出力値に基づいて、現像容器に現像剤を補給するよう現像剤補給部を制御する第1の制御を実行し、制御部は、駆動部が搬送スクリューを回転駆動している間の第2の透磁率センサの出力値に基づいて、現像装置に振動を加える加振動作を実行するよう加振部を制御する第2の制御を実行することを特徴とする画像形成装置。
【選択図】図13
特許請求の範囲
【請求項1】
像担持体と、
前記像担持体に形成された静電潜像を現像するためにトナーとキャリアを含む現像剤を担持する現像剤担持体と、前記現像剤担持体に供給される前記現像剤を収容する現像容器と、前記現像容器に収容された前記現像剤を搬送する搬送スクリューと、前記現像容器に収容された前記現像剤の一部を排出するための現像剤排出部と、前記現像容器に収容された前記現像剤の透磁率を検出する第1の検出部を有する第1の透磁率センサと、前記現像容器に収容された前記現像剤の透磁率を検出する第2の検出部を有する第2の透磁率センサと、を有する現像装置と、
前記搬送スクリューを回転駆動する駆動部と、
前記現像容器に前記現像剤を補給する現像剤補給部と、
前記現像装置に振動を加える加振部と、
制御部と、
を備え、
前記第2の検出部は、前記第1の検出部よりも鉛直方向上方に在り、
前記制御部は、前記駆動部が前記搬送スクリューを回転駆動している間の前記第1の透磁率センサの出力値に基づいて、前記現像容器に前記現像剤を補給するよう前記現像剤補給部を制御する第1の制御を実行し、
前記制御部は、前記駆動部が前記搬送スクリューを回転駆動している間の前記第2の透磁率センサの出力値に基づいて、前記現像装置に振動を加える加振動作を実行するよう前記加振部を制御する第2の制御を実行する
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 2,200 文字)
【請求項2】
前記駆動部は、前記現像装置が前記像担持体に形成された静電潜像を現像する現像動作時に前記搬送スクリューを第1の回転条件で回転駆動し、
前記制御部は、前記加振動作が実行された後に、前記駆動部が前記搬送スクリューを回転駆動している間の前記第2の透磁率センサの出力値に基づいて、前記現像動作を実行しない非現像動作時に前記搬送スクリューを前記第1の回転条件とは異なる第2の回転条件で回転駆動するよう前記駆動部を制御する第3の制御を実行する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記第1の回転条件は、前記搬送スクリューを第1の回転方向に回転することであり、
前記第2の回転条件は、前記搬送スクリューを前記第1の回転方向に回転することと、前記搬送スクリューを前記第1の回転方向とは反対の第2の回転方向に回転することと、を繰り返すことである
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記第1の回転条件は、前記搬送スクリューを第1の回転方向に回転することであり、
前記第2の回転条件は、環境湿度が第1の湿度である場合、前記搬送スクリューを第1の回転速度で前記第1の回転方向に回転することと、前記搬送スクリューを前記第1の回転速度で前記第1の回転方向とは反対の第2の回転方向に回転することと、を繰り返すことであり、前記環境湿度が前記第1の湿度よりも低い第2の湿度である場合、前記搬送スクリューを前記第1の回転速度よりも速い第2の回転速度で前記第1の回転方向に回転することと、前記搬送スクリューを前記第2の回転速度で前記第2の回転方向に回転することと、を繰り返すことである
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記第1の回転条件は、前記搬送スクリューを第1の回転速度で回転することであり、
前記第2の回転条件は、前記搬送スクリューを前記第1の回転速度よりも速い第2の回転速度で回転することである
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記第1の回転条件は、前記搬送スクリューを第1の回転速度で回転することであり、
前記第2の回転条件は、環境湿度が第1の湿度である場合、前記搬送スクリューを第1の回転速度よりも速い第2の回転速度で回転することであり、前記環境湿度が前記第1の湿度よりも低い第2の湿度である場合、前記搬送スクリューを前記第2の回転速度よりも速い第3の回転速度で回転することである
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御部は、所定枚数の記録材に画像が形成されるごとに前記加振動作を実行するよう前記加振部を制御する第3の制御を実行する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記加振部は、前記第2の検出部よりも鉛直方向上方に在る
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記第1の検出部及び前記第2の検出部は、前記搬送スクリューの現像剤搬送方向に関して前記搬送スクリューの羽根の4ピッチに相当する距離の範囲内に配置されている
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項10】
像担持体と、
前記像担持体に形成された静電潜像を現像するためにトナーとキャリアを含む現像剤を担持する現像剤担持体と、前記現像剤担持体に供給される前記現像剤を収容する現像容器と、前記現像容器に収容された前記現像剤を搬送する搬送スクリューと、前記現像容器に収容された前記現像剤の一部を排出するための現像剤排出部と、前記現像容器に収容された前記現像剤の透磁率を検出する第1の検出部を有する第1の透磁率センサと、前記現像容器に収容された前記現像剤の透磁率を検出する第2の検出部を有する第2の透磁率センサと、を有する現像装置と、
前記搬送スクリューを回転駆動する駆動部と、
前記現像容器に前記現像剤を補給する現像剤補給部と、
前記現像装置に振動を加える加振部と、
制御部と、
を備え、
前記第2の検出部は、前記第1の検出部よりも鉛直方向上方に在り、
前記制御部は、前記駆動部が前記搬送スクリューを回転駆動している間の前記第1の透磁率センサの出力値に基づいて、前記現像容器に前記現像剤を補給するよう前記現像剤補給部を制御する第1の制御を実行し、
前記制御部は、
前記駆動部が前記搬送スクリューを所定時間回転駆動している間の前記第2の透磁率センサの最大出力値と最小出力値との差分の絶対値が所定値よりも小さい場合、前記現像装置に振動を加える加振動作を実行するよう前記加振部を制御する第2の制御を実行し、
前記駆動部が前記搬送スクリューを前記所定時間回転駆動している間の前記第2の透磁率センサの最大出力値と最小出力値との差分の絶対値が前記所定値以上である場合、前記第2の制御を実行しない
ことを特徴とする画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複数の機能を有する複合機などの画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
電子写真方式を用いた画像形成装置では、像担持体に形成した静電潜像を現像装置によりトナー像として現像している。このような現像装置として、トナーと磁性キャリアを有する二成分現像剤を用いたものが従来から使用されている。二成分現像剤を用いた現像装置では、キャリアの劣化を抑制する目的で、微量のキャリアを含んだトナーを現像装置に補給しつつ、それに伴い余剰になった現像剤を、現像装置外に排出する所謂ACR(Auto Carrier Refresh)方式が広く採用されている。
【0003】
ACR方式の現像装置では、現像される画像の品質を一定に保つために、現像装置内の現像剤量を一定量に維持することが求められる。特許文献1では、現像装置内の現像剤の剤面高さ(嵩高さ)を検出するセンサを用いて、間接的に現像装置内の現像剤量を予測し、その結果に応じて現像装置内の現像剤量を、例えば搬送スクリューの回転速度を制御することにより調節する現像装置が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-28221号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の現像装置では、現像装置内の現像剤の透磁率を測定することにより現像剤の剤面高さを検出している。現像剤の透磁率を測定するインダクタンスセンサにおいては、現像剤に含まれる磁性キャリアの存在量の変化を、見かけ上の透磁率の変化として検出している。これにより、現像剤の剤面が上昇するとセンサ近傍の磁性キャリアが増加することで透磁率が高くなり、センサの出力値は上昇する。逆に、剤面が低下し、センサ近傍の磁性キャリアが減少すると、センサの出力値は低下する。このような剤面の変化に対するセンサの出力応答の関係から、現像剤面を正確に予測することができる。
【0006】
しかしながら、現像装置の使用を継続するにつれて、現像装置内の現像剤の流動性が低下する場合がある。そして、現像剤の流動性が低下すると、現像剤の剤面を検出するインダクタンスセンサの検出面近傍に現像剤の不動層が形成されてしまう場合がある。このような場合においては、インダクタンスセンサの出力値は不動層の影響を受けて上限値付近で飽和してしまい、剤面を正しく検出できなくなる虞がある。
【0007】
特許文献1に記載の構成の場合、センサの出力値から剤面の高さが上限よりも高くなった場合、搬送スクリューの速度を速くするなどして現像剤の排出量を増やす現像剤排出モードが実行される。このため、不動層の影響によりインダクタンスセンサの出力値が上限値付近で飽和して剤面を正しく検出できないと、現像剤排出モードを適切に行えない。
【0008】
本発明の目的は、現像剤の剤面に応じた制御を適切に実行することが可能な画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一態様は、像担持体と、前記像担持体に形成された静電潜像を現像するためにトナーとキャリアを含む現像剤を担持する現像剤担持体と、前記現像剤担持体に供給される前記現像剤を収容する現像容器と、前記現像容器に収容された前記現像剤を搬送する搬送スクリューと、前記現像容器に収容された前記現像剤の一部を排出するための現像剤排出部と、前記現像容器に収容された前記現像剤の透磁率を検出する第1の検出部を有する第1の透磁率センサと、前記現像容器に収容された前記現像剤の透磁率を検出する第2の検出部を有する第2の透磁率センサと、を有する現像装置と、前記搬送スクリューを回転駆動する駆動部と、前記現像容器に前記現像剤を補給する現像剤補給部と、前記現像装置に振動を加える加振部と、制御部と、を備え、前記第2の検出部は、前記第1の検出部よりも鉛直方向上方に在り、前記制御部は、前記駆動部が前記搬送スクリューを回転駆動している間の前記第1の透磁率センサの出力値に基づいて、前記現像容器に前記現像剤を補給するよう前記現像剤補給部を制御する第1の制御を実行し、前記制御部は、前記駆動部が前記搬送スクリューを回転駆動している間の前記第2の透磁率センサの出力値に基づいて、前記現像装置に振動を加える加振動作を実行するよう前記加振部を制御する第2の制御を実行することを特徴とする画像形成装置である。
【0010】
本発明の一態様は、像担持体と、前記像担持体に形成された静電潜像を現像するためにトナーとキャリアを含む現像剤を担持する現像剤担持体と、前記現像剤担持体に供給される前記現像剤を収容する現像容器と、前記現像容器に収容された前記現像剤を搬送する搬送スクリューと、前記現像容器に収容された前記現像剤の一部を排出するための現像剤排出部と、前記現像容器に収容された前記現像剤の透磁率を検出する第1の検出部を有する第1の透磁率センサと、前記現像容器に収容された前記現像剤の透磁率を検出する第2の検出部を有する第2の透磁率センサと、を有する現像装置と、前記搬送スクリューを回転駆動する駆動部と、前記現像容器に前記現像剤を補給する現像剤補給部と、前記現像装置に振動を加える加振部と、制御部と、を備え、前記第2の検出部は、前記第1の検出部よりも鉛直方向上方に在り、前記制御部は、前記駆動部が前記搬送スクリューを回転駆動している間の前記第1の透磁率センサの出力値に基づいて、前記現像容器に前記現像剤を補給するよう前記現像剤補給部を制御する第1の制御を実行し、前記制御部は、前記駆動部が前記搬送スクリューを所定時間回転駆動している間の前記第2の透磁率センサの最大出力値と最小出力値との差分の絶対値が所定値よりも小さい場合、前記現像装置に振動を加える加振動作を実行するよう前記加振部を制御する第2の制御を実行し、前記駆動部が前記搬送スクリューを前記所定時間回転駆動している間の前記第2の透磁率センサの最大出力値と最小出力値との差分の絶対値が前記所定値以上である場合、前記第2の制御を実行しないことを特徴とする画像形成装置である。
(【0011】以降は省略されています)
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