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公開番号
2025094859
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-25
出願番号
2023210657
出願日
2023-12-13
発明の名称
試験用治具
出願人
ダイハツ工業株式会社
代理人
個人
主分類
G01R
31/00 20060101AFI20250618BHJP(測定;試験)
要約
【課題】試験対象デバイスの電極タブに対して作用する負荷を抑制しつつ、試験対象デバイスに係る電気的な試験を精度良く安定的に行えるようにするための試験用治具を提供すること。
【解決手段】試験用治具10は、第一構成体20と、第一構成体20に対して近接離反可能に設けられた第二構成体30と、第一構成体20及び第二構成体30の間に電極タブ3を挟み込んだ状態で両者を離反不能にロックするロック機構70と、電極タブ3及び試験装置5を電気的に接続するための接続端子40と、を有し、接続端子40は、挟持状態において電極タブ3に対して重なる位置に設けられた電極側接続部42aと、挟持状態において第一構成体20及び第二構成体30の外部において試験装置5に対して接続可能に設けられた試験装置側接続部42bと、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
電極タブを備えた試験対象デバイスを試験装置に対して接続して試験を行うために用いられる試験用治具であって、
第一構成体と、
前記第一構成体に対して近接離反可能に設けられた第二構成体と、
前記第一構成体及び前記第二構成体の間に前記電極タブを挟み込んだ挟持状態において、前記第一構成体及び前記第二構成体を離反不能にロックするロック機構と、
前記電極タブ及び前記試験装置を電気的に接続するための接続端子と、
を有し、
前記接続端子は、
前記挟持状態において前記電極タブに対して重なる位置に設けられた電極側接続部と、
前記挟持状態において前記第一構成体及び前記第二構成体の外部において前記試験装置に対して接続可能に設けられた試験装置側接続部と、
を有すること、を特徴とする試験用治具。
続きを表示(約 620 文字)
【請求項2】
前記試験装置側接続部が、前記第一構成体及び前記第二構成体に対して第一方向に突出するように設けられており、
前記ロック機構が、前記第一構成体及び前記第二構成体に対し、前記第一方向と直交する第二方向に設けられていること、を特徴とする請求項1に記載の試験用治具。
【請求項3】
前記ロック機構が、
前記第一構成体側に設けられた第一ロック機構構成部と、
前記第二構成体側に設けられた第二ロック機構構成部と、
付勢部と、
を有し、
前記第一ロック機構構成部及び前記第二ロック機構構成部のうち一方が、前記第一構成体及び前記第二構成体による前記電極タブの挟持方向に向けて所定のピッチで並ぶ鋸歯を備えた鋸歯状部を有するものであり、
前記第一ロック機構構成部及び前記第二ロック機構構成部の他方が、前記鋸歯状部に噛合する噛合歯を備えた噛合部材であり、
前記鋸歯に対して前記噛合歯を噛み合わせた状態において、前記電極タブを挟持する方向への前記第一構成体及び前記第二構成体の相対移動が許容され、逆方向への移動が制限されるものであり、
前記付勢部が、前記鋸歯に対して前記噛合歯が噛み合う方向に向けて、前記第一ロック機構構成部及び前記第二ロック機構構成部の少なくとも一方に対して付勢力を作用させるものであること、を特徴とする請求項1又は2に記載の試験用治具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電極タブを備えた試験対象デバイスに係る電気的な試験に用いられる試験用治具に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、下記特許文献1に開示されているリチウムイオン二次電池のように、電極タブが外側に向けて突出するように形成された電機系あるいは電子系のデバイスが提供されている。具体的には、特許文献1の図14に開示された疑似双極型積層電池や双極型電池のようなものが提供されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-152383号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したように電極タブが外側に向けて突出するように形成されたデバイス(以下、「試験対象デバイス」とも称す)について、特性評価等のための試験を行う場合には、当該試験用の試験装置が備える端子(以下、「試験装置端子」とも称す)と、試験対象デバイスが備える電極タブとを電気的に接続する必要がある。性能評価試験等の精度や安定性を担保するためには、試験装置端子と、試験対象デバイスの電極タブとの接圧の管理が重要となる。かかる観点から、本発明者らは、例えば図5(a)に示すように、試験装置端子100、及び試験対象デバイスの電極タブ102にそれぞれ孔104,106を設け、図5(b)に示すように孔104,106に亘ってボルト108を挿通してナット110で締結する方法が考えた。このような構成とした場合には、ボルト108及びナット110の締結トルクに基づいて、試験装置端子100と電極タブ102との接圧管理を容易に行える。
【0005】
しかしながら、図5に例示したようにして試験装置端子100と、試験対象デバイスの電極タブ102との接続を行う場合には、試験対象デバイスの電極タブ102にボルト締結用の孔106を設ける加工が必須となる。また、上記特許文献1に開示されているリチウムイオン二次電池等のデバイスにおいては、電極タブが薄板によって形成される。そのため、このようなデバイスにおいては、ボルト締結用の孔を設けることによる負荷や、試験装置端子が設けられた試験装置側の配線の動きによって発生する負荷が電極タブに作用するのを抑制したいという要望がある。
【0006】
そこで本発明は、試験対象デバイスの電極タブに対して作用する負荷を抑制しつつ、試験対象デバイスに係る電気的な試験を精度良く安定的に行えるようにするための試験用治具の提供を目的とした。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)本発明の試験用治具は、電極タブを備えた試験対象デバイスを試験装置に対して接続して試験を行うために用いられるものであって、第一構成体と、前記第一構成体に対して近接離反可能に設けられた第二構成体と、前記第一構成体及び前記第二構成体の間に前記電極タブを挟み込んだ挟持状態において、前記第一構成体及び前記第二構成体を離反不能にロックするロック機構と、前記電極タブ及び前記試験装置を電気的に接続するための接続端子と、を有し、前記接続端子は、前記挟持状態において前記電極タブに対して重なる位置に設けられた電極側接続部と、前記挟持状態において前記第一構成体及び前記第二構成体の外部において前記試験装置に対して接続可能に設けられた試験装置側接続部と、を有すること、を特徴とするものである。
【0008】
本発明の試験用治具は、第一構成体及び第二構成体によって電極タブを挟み込んだ状態においてロック機構によってロック状態とすることにより、接続端子の電極側接続部を電極タブに対して重ねて導通させた状態を安定的に維持できる。また、本発明の試験用治具は、接続端子の試験装置側接続部が、挟持状態において第一構成体及び第二構成体の外部で試験装置に対して接続可能に設けられたものとされている。そのため、本発明の試験用治具は、試験装置への接続のために電極タブに対して負荷が作用するのを抑制できる。従って、本発明の試験用治具によれば、試験対象デバイスの電極タブに対して作用する負荷を抑制しつつ、試験対象デバイスに係る電気的な試験を精度良く安定的に行うことができる。
【0009】
(2)本発明の試験用治具は、前記試験装置側接続部が、前記第一構成体及び前記第二構成体に対して第一方向に突出するように設けられており、前記ロック機構が、前記第一構成体及び前記第二構成体に対し、前記第一方向と直交する第二方向に設けられているものであると良い。
【0010】
本発明の試験用治具は、上記(2)のような構成とすることにより、試験装置側接続部に接続された試験対象デバイスの電極タブと、ロック機構とが干渉するのを抑制できる。これにより、本発明の試験用治具は、電極タブの破損をより一層確実に抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)
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