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公開番号
2025098680
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-02
出願番号
2023214993
出願日
2023-12-20
発明の名称
制御装置
出願人
ダイハツ工業株式会社
代理人
個人
主分類
F02D
43/00 20060101AFI20250625BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】本発明の目的は、内燃機関に始動不良が発生することを抑制でき、かつ、車両が急発進するオーバーランが発生することを抑制できる内燃機関の制御装置を提供することである。
【解決手段】本発明は、オートマチックトランスミッション、内燃機関および電子スロットルを備える車両の制御装置である。制御装置は、内燃機関が始動した直後において内燃機関の回転速度を目標回転速度に近づけるために、内燃機関の点火時期を進角または遅角させる点火時期制御を実行する。内燃機関からオートマチックトランスミッションへ動力が伝達される状態を駆動レンジと定義する。制御装置は、点火時期制御より前に駆動レンジが選択された場合、目標回転速度から内燃機関の回転速度を減算して得られる回転速度差、および、内燃機関の回転速度の微分値に基づいて、内燃機関の吸気量の上限値または電子スロットルの開度の上限値を算出する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
オートマチックトランスミッション、内燃機関および電子スロットルを備える車両の制御装置であって、
前記制御装置は、前記内燃機関が始動した直後において前記内燃機関の回転速度を目標回転速度に近づけるために、前記内燃機関の点火時期を進角または遅角させる点火時期制御を実行し、
前記内燃機関から前記オートマチックトランスミッションへ動力が伝達される状態を駆動レンジと定義し、
前記制御装置は、前記点火時期制御より前に前記駆動レンジが選択された場合、前記目標回転速度から前記内燃機関の回転速度を減算して得られる回転速度差、および、前記内燃機関の回転速度の微分値に基づいて、前記内燃機関の吸気量の上限値または前記電子スロットルの開度の上限値を算出する、
制御装置。
続きを表示(約 690 文字)
【請求項2】
前記制御装置は、前記回転速度差が大きくなるにしたがって前記上限値が大きくなるように算出し、前記微分値が大きくなるにしたがって前記上限値が小さくなるように算出する、
請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記車両は、前記車両の加速度を取得する加速度取得部をさらに備えており、
前記制御装置は、前記加速度取得部が取得した加速度が所定値より小さい場合、前記上限値を設定して前記電子スロットルを制御する、
請求項1または請求項2に記載の制御装置。
【請求項4】
オートマチックトランスミッション、内燃機関および電子スロットルを備える車両の制御装置であって、
前記制御装置は、前記内燃機関が始動した直後において前記内燃機関の回転速度を目標回転速度に近づけるために、前記内燃機関の点火時期を進角または遅角させる点火時期制御を実行し、
前記内燃機関から前記オートマチックトランスミッションへ動力が伝達される状態を駆動レンジと定義し、
前記内燃機関から前記オートマチックトランスミッションへ動力が伝達されない状態を非駆動レンジと定義し、
前記制御装置は、前記点火時期制御より前に前記駆動レンジが選択された状態でドライバーがアクセルペダルを全開にしたときの前記電子スロットルの開度が、前記点火時期制御より前に前記非駆動レンジが選択された状態でドライバーがアクセルペダルを全開にしたときの前記電子スロットルの開度より小さくなるように、前記電子スロットルを制御する、
制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関の制御装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の内燃機関の制御装置に関する発明としては、例えば、特許文献1に記載のスロットル制御装置が知られている。このスロットル制御装置は、アイドリングストップ時の加速度の急変を抑制することを目的としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-3884号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、オートマチックトランスミッションを備える車両の内燃機関の始動時において、内燃機関に始動不良が発生することを抑制しつつ、車両が急発進するオーバーランが発生することを抑制したいという要望がある。しかしながら、特許文献1では、このような要望に言及されておらず、また、解決手段についても言及されていない。
【0005】
そこで、本発明の目的は、内燃機関が停止することを抑制でき、かつ、車両が急発進するオーバーランが発生することを抑制できる内燃機関の制御装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1側面は、
オートマチックトランスミッション、内燃機関および電子スロットルを備える車両の制御装置であって、
前記制御装置は、前記内燃機関が始動した直後において前記内燃機関の回転速度を目標回転速度に近づけるために、前記内燃機関の点火時期を進角または遅角させる点火時期制御を実行し、
前記内燃機関から前記オートマチックトランスミッションへ動力が伝達される状態を駆動レンジと定義し、
前記制御装置は、前記点火時期制御より前に前記駆動レンジが選択された場合、前記目標回転速度から前記内燃機関の回転速度を減算して得られる回転速度差、および、前記内燃機関の回転速度の微分値に基づいて、前記内燃機関の吸気量の上限値または前記電子スロットルの開度の上限値を算出する、
制御装置である。
【0007】
本発明の第2側面は、
前記制御装置は、前記回転速度差が大きくなるにしたがって前記上限値が大きくなるように算出し、前記微分値が大きくなるにしたがって前記上限値が小さくなるように算出する、
第1側面に記載の制御装置である。
【0008】
本発明の第3側面は、
前記車両は、前記車両の加速度を取得する加速度取得部をさらに備えており、
前記制御装置は、前記加速度取得部が取得した加速度が所定値より小さい場合、前記上限値を設定して前記電子スロットルを制御する、
第1側面または第2側面に記載の制御装置である。
【0009】
本発明の第4側面は、
オートマチックトランスミッション、内燃機関および電子スロットルを備える車両の制御装置であって、
前記制御装置は、前記内燃機関が始動した直後において前記内燃機関の回転速度を目標回転速度に近づけるために、前記内燃機関の点火時期を進角または遅角させる点火時期制御を実行し、
前記内燃機関から前記オートマチックトランスミッションへ動力が伝達される状態を駆動レンジと定義し、
前記内燃機関から前記オートマチックトランスミッションへ動力が伝達されない状態を非駆動レンジと定義し、
前記制御装置は、前記点火時期制御より前に前記駆動レンジが選択された状態でドライバーがアクセルペダルを全開にしたときの前記電子スロットルの開度が、前記点火時期制御より前に前記非駆動レンジが選択された状態でドライバーがアクセルペダルを全開にしたときの前記電子スロットルの開度より小さくなるように、前記電子スロットルを制御する、
制御装置である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、内燃機関に始動不良が発生することを抑制でき、かつ、車両が急発進するオーバーランが発生することを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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