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公開番号2025109321
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-25
出願番号2024003121
出願日2024-01-12
発明の名称スロットル装置
出願人東洋電装株式会社
代理人個人,個人
主分類F02D 11/02 20060101AFI20250717BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】耐久性を確保しつつ安定した操作感を実現する。
【解決手段】ロータ40は、カバー60の側へ突出した第1凸部10、第2凸部20を有し、単一のフリクションピン50は、ロータ40をカバー60の側へ付勢することでフリクションを発生させる。センサ基板37はロータ40の回動角度を検出する。所定の円弧領域A1は、ロータ40の回動によりフリクションピン50と当接し得るロータ40の最大の角度範囲θMAXを包含する180°未満の第1角度θ1の範囲を有する。第1凸部10は、少なくとも所定の円弧領域A1の両端位置の2点(PA、PB)でカバー60に当接するように設けられ、第2凸部20は、第2角度θ2の範囲内における少なくとも1点(点PC)でカバー60に当接するように設けられる。第1の距離R1は第2の距離RPよりも大きい(RP<R1)。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
ケースと、
前記ケースに固定されたカバーと、
前記ケースに対して相対的に、回動中心を中心に回動し、前記回動中心の軸線方向における前記カバーの側へ突出した第1凸部および第2凸部を有するロータと、
前記ケースに保持され、前記軸線方向における前記カバーの側へ前記ロータを付勢することでフリクションを発生させる単一のフリクションピンと、
前記ロータの回動角度を検出する検出部と、を備え、
前記第1凸部は、前記回動中心を中心とする前記ロータの回動により前記フリクションピンと当接し得る前記ロータの最大の角度範囲を包含する180°未満の第1角度範囲を有する所定の円弧領域のうち、少なくとも前記所定の円弧領域の両端位置の2点で前記カバーに当接するように設けられ、
前記第2凸部は、前記第1角度範囲に対して前記回動中心を挟んで対向する第2角度範囲内における少なくとも1点で前記カバーに当接するように設けられ、
前記回動中心から前記所定の円弧領域までの径方向における第1の距離は、前記回動中心から前記フリクションピンまでの径方向における第2の距離よりも大きい、スロットル装置。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記第1凸部は、前記所定の円弧領域の全体に亘って連続する円弧形状に設けられる、請求項1に記載のスロットル装置。
【請求項3】
前記第2凸部は、前記回動中心を中心として前記第2角度範囲内で連続する円弧形状に設けられる、請求項2に記載のスロットル装置。
【請求項4】
前記ロータの回動の全行程において、径方向における前記第1凸部と前記回動中心とを結ぶ仮想直線の延長上に前記第2凸部が位置する、請求項3に記載のスロットル装置。
【請求項5】
前記ロータと一体に回動し、前記回動角度の検出に用いられるマグネットを備え、
前記検出部は前記ケースに固定される、請求項1に記載のスロットル装置。
【請求項6】
前記マグネットは前記所定の円弧領域内に配置される、請求項5に記載のスロットル装置。
【請求項7】
前記回動中心から、前記第2凸部までの径方向における第3の距離は、前記第1の距離よりも小さい、請求項1に記載のスロットル装置。
【請求項8】
前記回動中心から、前記第2凸部までの径方向における第3の距離は、前記第2の距離よりも小さい、請求項1に記載のスロットル装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本技術は、スロットル装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、鞍乗型車両の運転者によるスロットルグリップの操作を検出し、電気信号として出力するスロットル装置が知られている。この種のスロットル装置においては、フリクション(摩擦力)により良好な操作感を付与するものがある。
【0003】
例えば特許文献1では、2本のフリクションピンを、回動中心を挟んで対向して配置し、ロータをカバー側に付勢することでフリクションを発生させている。
【0004】
特許文献2では、フリクションピンに相当する構成として、バネおよび押圧部品が1組設けられ、小型化が図られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6655641号公報
特開2020-122476号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献2では、バネおよび押圧部品の付勢力に伴う反力によって、回動軸回りでない回転モーメントが連動部材(ロータ)に作用し、連動部材とケースとの摺動部に作用する力が均等でなくなる場合がある。その結果、製品の出来栄えによっては、摩擦力(操作感)にバラつきが発生したり、摩擦力が偏ることにより偏摩耗が発生したりして、作動耐久性能が低下するおそれがある。従って、耐久性の確保と操作感の安定を両立する観点で改善の余地があった。
【0007】
本技術は、耐久性を確保しつつ安定した操作感を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために本技術のスロットル装置は、ケースと、前記ケースに固定されたカバーと、前記ケースに対して相対的に、回動中心を中心に回動し、前記回動中心の軸線方向における前記カバーの側へ突出した第1凸部および第2凸部を有するロータと、前記ケースに保持され、前記軸線方向における前記カバーの側へ前記ロータを付勢することでフリクションを発生させる単一のフリクションピンと、前記ロータの回動角度を検出する検出部と、を備え、前記第1凸部は、前記回動中心を中心とする前記ロータの回動により前記フリクションピンと当接し得る前記ロータの最大の角度範囲を包含する180°未満の第1角度範囲を有する所定の円弧領域のうち、少なくとも前記所定の円弧領域の両端位置の2点で前記カバーに当接するように設けられ、前記第2凸部は、前記第1角度範囲に対して前記回動中心を挟んで対向する第2角度範囲内における少なくとも1点で前記カバーに当接するように設けられ、前記回動中心から前記所定の円弧領域までの径方向における第1の距離は、前記回動中心から前記フリクションピンまでの径方向における第2の距離よりも大きい。
【発明の効果】
【0009】
本技術によれば、耐久性を確保しつつ安定した操作感を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
スロットル装置が適用される鞍乗型車両のハンドルバー周りの構成を示す前方斜視図である。
スロットル装置の分解斜視図である。
スロットル装置の縦断面図である。
スロットル装置の一部の斜視図である。
スロットルパイプの軸線方向から見たロータ等の模式図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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