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公開番号2025130320
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-08
出願番号2024027424
出願日2024-02-27
発明の名称スイッチ装置および車両
出願人東洋電装株式会社
代理人個人,個人
主分類H01H 13/52 20060101AFI20250901BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】操作子の確実な復帰と接点部分の防水機能とを実現する。
【解決手段】スイッチ装置100は、押下操作され、上ケース40に対して相対的に移動する操作ノブ50と、操作ノブ50と上ケース40との間に配置され、操作ノブ50を押下方向とは反対の復帰方向へ付勢するスプリング60と、固定接点21が配置された基板20と、基板20を保持する下ケース10と、変形可能な部材で構成され、ベース部31とドーム部32とを含み、ドーム部32の先端部37が操作ノブ50に固定されると共に、ドーム部32の内側における固定接点21に対向する位置に可動接点36が配置された接点部材30と、を有する。基板20と上ケース40とによってベース部31が挟持されることで、可動接点36および固定接点21が、ドーム部32と基板20とによって形成される空間S0に内包される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1のケースと、
押下操作され、前記第1のケースに対して相対的に移動する操作子と、
前記操作子と前記第1のケースとの間に配置され、前記操作子を押下方向とは反対の復帰方向へ付勢する弾性部材と、
固定接点が配置された基板と、
前記基板を保持する第2のケースと、
変形可能な部材で構成され、ベース部と前記ベース部から膨んで形成されたドーム部とを含み、前記ドーム部の先端部が前記操作子に固定されると共に、前記ドーム部の内側における前記固定接点に対向する位置に可動接点が配置された接点部材と、を有し、
前記基板または前記第2のケースの少なくとも一方と前記第1のケースとによって前記ベース部が挟持されることで、前記可動接点および前記固定接点が、前記基板または前記第2のケースの前記少なくとも一方と前記ドーム部とによって形成される空間に内包される、スイッチ装置。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記第1のケースは、前記操作子を押下方向に移動可能に保持する、請求項1に記載のスイッチ装置。
【請求項3】
前記接点部材は弾性を有する、請求項1に記載のスイッチ装置。
【請求項4】
押下された前記操作子は、前記弾性部材と前記接点部材との協働によって非操作位置へ復帰する、請求項3に記載のスイッチ装置。
【請求項5】
前記ベース部には、前記第1のケースと密着する環状の第1のリブが形成されている、請求項1に記載のスイッチ装置。
【請求項6】
前記ベース部には、前記基板または前記第2のケースの前記少なくとも一方と密着する環状の第2のリブが形成されている、請求項1に記載のスイッチ装置。
【請求項7】
前記第1のケースには第1の係合部が設けられ、前記操作子には第1の係合対応部が設けられ、
前記第1の係合部と前記第1の係合対応部とが係合することで、前記操作子の非操作位置が規制される、請求項1に記載のスイッチ装置。
【請求項8】
前記第1のケースには第2の係合部が設けられ、前記操作子には第2の係合対応部が設けられ、
前記第2の係合部と前記第2の係合対応部とが係合することで、前記操作子の押下終了位置が規制される、請求項1に記載のスイッチ装置。
【請求項9】
ケースと、
押下操作され、前記ケースに対して相対的に移動する操作子と、
前記操作子と前記ケースとの間に配置され、前記操作子を押下方向とは反対の復帰方向へ付勢する弾性部材と、
固定接点が配置された基板と、
変形可能な部材で構成され、ベース部と前記ベース部から膨んで形成されたドーム部とを含み、前記ドーム部の先端部に前記操作子が固定されると共に、前記ドーム部の内側における前記固定接点に対向する位置に可動接点が配置された接点部材と、を有し、
前記基板と前記ケースとによって前記ベース部が挟持されることで、前記可動接点および前記固定接点が、前記基板と前記ドーム部とによって形成される空間に内包される、スイッチ装置。
【請求項10】
請求項1乃至9のいずれか1項に記載のスイッチ装置を備える、車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本技術は、スイッチ装置および車両に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
変形可能な接点部材を操作子の押下により変形させて操作を検出するスイッチ装置が知られている。例えば、特許文献1では、操作子が押下されると、ラバーで構成された接点部材に設けられた可動接点が、基板上に配置された固定接点に当接することで、操作子の移動が検出される。そして操作子は、押下が解除されると、接点部材の弾性力によって非操作位置へ復帰する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-39994号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、小さい電流値でスイッチ操作の検出を行うことが多くなったことに応じて、水の侵入による誤作動防止のため接点部分への防水性能が一層重要となってきている。特許文献1では、接点部材の接触端部が基板に圧接されることで防塵効果があるとされる。しかし、防水については十分な機能を果たせていない。従って、接点部分の防水機能を高い精度で実現する上で改善の余地があった。
【0005】
また、操作子は、専ら接点部材の弾性力によって非操作位置へ復帰する構成であるので、経年変化によって復帰力が弱まり適切な復帰が困難になるおそれがあり操作子の確実な復帰においても改善の余地があった。
【0006】
本技術は、操作子の確実な復帰と接点部分の防水機能とを実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために本技術のスイッチ装置は、第1のケースと、押下操作され、前記第1のケースに対して相対的に移動する操作子と、前記操作子と前記第1のケースとの間に配置され、前記操作子を押下方向とは反対の復帰方向へ付勢する弾性部材と、固定接点が配置された基板と、前記基板を保持する第2のケースと、変形可能な部材で構成され、ベース部と前記ベース部から膨んで形成されたドーム部とを含み、前記ドーム部の先端部が前記操作子に固定されると共に、前記ドーム部の内側における前記固定接点に対向する位置に可動接点が配置された接点部材と、を有し、前記基板または前記第2のケースの少なくとも一方と前記第1のケースとによって前記ベース部が挟持されることで、前記可動接点および前記固定接点が、前記基板または前記第2のケースの前記少なくとも一方と前記ドーム部とによって形成される空間に内包される。
【発明の効果】
【0008】
本技術によれば、操作子の確実な復帰と接点部分の防水機能とを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
スイッチ装置の斜視図である。
スイッチ装置の縦断面図である。
第1変形例のスイッチ装置における、下ケースと上ケースとの締結部付近の拡大断面図である。
第2変形例のスイッチ装置における、下ケースと上ケースとの締結部付近の拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本技術の実施形態を説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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