TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025134138
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-17
出願番号2024031844
出願日2024-03-04
発明の名称コンデンサ
出願人ニチコン株式会社
代理人個人
主分類H01G 2/10 20060101AFI20250909BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】センサに接続された接続線の安定した配索を可能にする。
【解決手段】ケースの開口面側に露出する封止樹脂の一部を、封止樹脂に対し位置決めされる蓋部材7により被覆し、コンデンサ素子、第1、第2のバスバーの一部およびセンサをケースの収容部に収容するとともに、蓋部材7の封止樹脂と対向する対向面側に形成したガイド部74により、センサに接続された接続線をガイドしながら収容部の外に導出する。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
一対の端面電極を有するコンデンサ素子と、前記一対の端面電極それぞれに電気的に接続された第1のバスバーおよび第2のバスバーと、一面が開口した開口部を有するとともに内部に収容部を有するケースを備え、前記コンデンサ素子および前記一対のバスバーの一部を前記収容部に収容した状態で、前記ケース内を封止樹脂により封止されたコンデンサにおいて、
前記ケースの開口面側に露出する前記封止樹脂の少なくとも一部を被覆する蓋部材と、
前記コンデンサ素子および前記一対のバスバーの一部とともに前記収容部に収容され前記コンデンサの状態を検出するセンサと、
一端側が前記センサに接続され他端側が前記収容部の外に導出される接続線と
を備え、
前記蓋部材は、前記封止樹脂と対向する対向面側に形成され、前記接続線をガイドしながら前記接続線を前記収容部の外に導出するガイド部を有することを特徴とするコンデンサ。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
前記蓋部材は、
前記対向面側に形成され前記センサを保持する保持部をさらに有することを特徴とする請求項1に記載のコンデンサ。
【請求項3】
前記保持部の前記対向面側の端面が、前記第1のバスバーおよび前記第2のバスバーのうち前記ケースの開口面側に位置するバスバーに当接することにより、前記センサが前記コンデンサ素子に対し所定距離の位置に配置されていることを特徴とする請求項2に記載のコンデンサ。
【請求項4】
前記ガイド部は、前記対向面から前記封止樹脂側に突出した一対のガイド壁を有し、当該ガイド壁の間に前記接続線が嵌挿されることで前記接続線を前記蓋部材に対し位置決めするとともに、前記ガイド壁が前記封止樹脂に埋没することで前記蓋部材が前記封止樹脂に固定されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のコンデンサ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コンデンサ素子の一対の端面電極それぞれにバスバーが電気的に接続され、ケースにコンデンサ素子および一対のバスバーの一部を収容した状態で封止樹脂により封止されたコンデンサに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、一対の端面電極を有するコンデンサ素子と、コンデンサ素子の一対の端面電極に電気的に接続される一対のバスバーと、一面が開口した開口面を有するとともに内部に収容部を有し、該収容部内にコンデンサ素子および一対のバスバーの一部を収容空間に収容するケースと、上記コンデンサ素子および一対のバスバーの一部を収容部に収容した状態でケース内を封止する封止樹脂とを備えるフィルムコンデンサがある。
【0003】
この種のフィルムコンデンサはインバータ機器に広く使用され、インバータ機器の小型化、高出力化に伴い、フィルムコンデンサの小型化の要求が高まる一方、フィルムコンデンサに求められる耐湿性能などの環境性能は変わらないため、フィルムコンデンサには小型化に加えて高い耐湿性能も要求される。
【0004】
ところで、一般的なフィルムコンデンサは、封止樹脂のケースの開口面に露出する露出面積が大きいことから、封止樹脂を通してコンデンサ素子への外部からの水分の浸入が生じ易く、フィルムコンデンサの耐湿性能の低下原因となっている。そこで、例えば特許文献1に記載のように、封止樹脂の上面側の露出面全面を合成樹脂板により覆い、封止樹脂を通したコンデンサ素子への水分の浸入を防止することが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2004-158775号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、上記した特許文献1に記載の構成では、封止樹脂の露出面に合成樹脂板を配置して露出面の全面が覆われるため、コンデンサの状態を検出する温度センサなどのセンサを設置する場合には、合成樹脂板を配置する前にセンサを所定位置に設置する必要がある。具体的には、合成樹脂板を配置する前に接続線の先端に接続されたセンサを耐熱テープ等の固定材によりコンデンサの近傍等の所定位置に固定し、その後に封止樹脂により封止して接続線を封止樹脂外に引き出している。しかしながら、この場合、センサ自体は固定材により固定されるものの、接続線は封止樹脂内を引き回され、封止樹脂から外に導出されることになる。そのため、接続線を決められた所定位置に安定して配索することができず、検出結果に影響するなど、接続線の引き回しに伴う不測の事態を招くおそれがあった。
【0007】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、センサに接続された接続線の安定した配索を可能にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するために、本発明に係るコンデンサは、一対の端面電極を有するコンデンサ素子と、前記一対の端面電極それぞれに電気的に接続された第1のバスバーおよび第2のバスバーと、一面が開口した開口部を有するとともに内部に収容部を有するケースを備え、前記コンデンサ素子および前記一対のバスバーの一部を前記収容部に収容した状態で、前記ケース内を封止樹脂により封止されたコンデンサにおいて、前記ケースの開口面側に露出する前記封止樹脂の少なくとも一部を被覆する蓋部材と、前記コンデンサ素子および前記一対のバスバーの一部とともに前記収容部に収容され前記コンデンサの状態を検出するセンサと、一端側が前記センサに接続され他端側が前記収容部の外に導出される接続線とを備え、前記蓋部材は、前記封止樹脂と対向する対向面側に形成され、前記接続線をガイドしながら前記接続線を前記収容部の外に導出するガイド部を有することを特徴としている。
【0009】
この構成によれば、ケースの開口面側に露出する封止樹脂の少なくとも一部を、封止樹脂に対し位置決めされる蓋部材により被覆し、コンデンサ素子、一対のバスバーの一部およびセンサをケースの収容部に収容するとともに、蓋部材の封止樹脂と対向する対向面側に形成したガイド部により、センサに接続された接続線をガイドしながら収容部の外に導出するため、センサに接続された接続線を安定して配索することができる。その結果、接続線の引き回しの態様の相違による不測の事態の発生を防止し、センサによるコンデンサの状態を安定して正確に検出することができる。
【0010】
また、前記蓋部材は、前記対向面側に形成され前記センサを保持する保持部をさらに有してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

ニチコン株式会社
組電池
17日前
ニチコン株式会社
電力供給システム
1日前
ニチコン株式会社
二次電池検査装置
11日前
ニチコン株式会社
AC入力検出回路
15日前
ニチコン株式会社
梱包箱およびそれを用いた蓄電池ユニット梱包構造
15日前
日本発條株式会社
積層体
19日前
個人
フレキシブル電気化学素子
8日前
ローム株式会社
半導体装置
17日前
ローム株式会社
半導体装置
10日前
ローム株式会社
半導体装置
17日前
日新イオン機器株式会社
イオン源
4日前
ローム株式会社
半導体装置
15日前
ローム株式会社
半導体装置
17日前
株式会社ユーシン
操作装置
8日前
個人
防雪防塵カバー
19日前
太陽誘電株式会社
全固体電池
15日前
株式会社ホロン
冷陰極電子源
15日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
19日前
株式会社ホロン
冷陰極電子源
2日前
オムロン株式会社
電磁継電器
9日前
株式会社GSユアサ
蓄電設備
8日前
個人
半導体パッケージ用ガラス基板
18日前
株式会社GSユアサ
蓄電設備
8日前
太陽誘電株式会社
コイル部品
8日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
15日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
19日前
トヨタ自動車株式会社
バッテリ
9日前
日東電工株式会社
積層体
9日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
17日前
サクサ株式会社
電池の固定構造
8日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
19日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
8日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
15日前
ノリタケ株式会社
熱伝導シート
8日前
ローム株式会社
電子装置
19日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
15日前
続きを見る