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公開番号
2025133390
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-11
出願番号
2024031308
出願日
2024-03-01
発明の名称
制御装置
出願人
ダイハツ工業株式会社
代理人
個人
主分類
F02D
45/00 20060101AFI20250904BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】発明の目的は、内燃機関のファイアリング運転の開始時に、モーターにより適切なトルクを内燃機関のクランクシャフトに付与できる制御装置を提供することである。
【解決手段】本発明に係る制御装置では、積算吸気量は、内燃機関が始動してからの現在までに内燃機関が行ったファイアリング運転における吸気量の積算値の増加に伴って増加する値である。制御装置は、ファイアリング運転の開始時に、積算吸気量が増加すると内燃機関が出力するトルクが大きくなるように、内燃機関が出力するトルクを推定する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
制御装置であって、
積算吸気量は、内燃機関が始動してからの現在までに前記内燃機関が行ったファイアリング運転における吸気量の積算値の増加に伴って増加する値であり、
前記制御装置は、ファイアリング運転の開始時に、前記積算吸気量が増加すると前記内燃機関が出力するトルクが大きくなるように、前記内燃機関が出力するトルクを推定する、
制御装置。
続きを表示(約 710 文字)
【請求項2】
前記内燃機関が始動してからn回目に行われるモータリング運転を第nモータリング運転と定義し、
nは、自然数であり、
前記制御装置は、前記ファイアリング運転を行わずに第1モータリング運転を行った場合、前記内燃機関が第1モータリング運転を行った期間の吸気量の総量を前記積算吸気量に加算し、
前記制御装置は、前記ファイアリング運転を行った後に第1モータリング運転を行った場合、前記内燃機関が第1モータリング運転を行った期間の吸気量の総量を前記積算吸気量から減算し、
前記制御装置は、前記内燃機関が第mモータリング運転を行った期間の吸気量の総量を前記積算吸気量から減算する、
mは、2以上の整数である、
請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
水温は、前記内燃機関の冷却水の温度であり、
前記制御装置は、ファイアリング運転の開始時に、前記水温が上昇すると前記内燃機関が出力するトルクが大きくなるように、前記内燃機関が出力するトルクを推定する、
請求項1または請求項2に記載の制御装置。
【請求項4】
内燃機関と前記内燃機関を始動させるモーターとを備える車両の制御装置であって、
積算吸気量は、前記内燃機関が始動してからの現在までに前記内燃機関が行ったファイアリング運転における吸気量の積算値の増加に伴って増加する値であり、
前記制御装置は、ファイアリング運転の開始時に、前記積算吸気量が増加すると前記モーターが出力するトルクが低下するように、前記モーターを制御する、
制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関の制御装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の制御装置に関する発明としては、例えば、特許文献1に記載の出力状態検出装置が知られている。出力状態検出装置は、冷却水温、吸入空気量、機関回転数、空燃比、点火時期のうちの少なくとも1つの値(あるいはこれらの値の組み合わせ)に基づいてエンジンの運転状態を判断し、この運転状態からエンジンの出力トルクを算出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-343458号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、エンジンのファイアリングの開始時には、エンジンの出力トルクに基づいて、モーターが適切なトルクをエンジンのクランクシャフトに付与する。したがって、モーターが適切なトルクを発生できるように、エンジンの出力トルクを精度よく算出することが重要である。
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の出力状態検出装置において、出力トルクの算出に冷却水温が用いられると、冷却水温の温度変化がエンジンの燃焼室の温度変化に対して遅延する。そのため、この出力状態検出装置は、高い精度で出力トルクを算出することが難しい。その結果、特許文献1に記載の出力状態検出装置では、モーターにより適切なトルクを内燃機関のクランクシャフトに付与することが難しい。
【0006】
そこで、本発明の目的は、内燃機関のファイアリング運転の開始時に、モーターにより適切なトルクを内燃機関のクランクシャフトに付与できる制御装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1側面は、
制御装置であって、
積算吸気量は、内燃機関が始動してからの現在までに前記内燃機関が行ったファイアリング運転における吸気量の積算値の増加に伴って増加する値であり、
前記制御装置は、ファイアリング運転の開始時に、前記積算吸気量が増加すると前記内燃機関が出力するトルクが大きくなるように、前記内燃機関が出力するトルクを推定する、
制御装置である。
【0008】
第2側面は、
前記内燃機関が始動してからn回目に行われるモータリング運転を第nモータリング運転と定義し、
nは、自然数であり、
前記制御装置は、前記ファイアリング運転を行わずに第1モータリング運転を行った場合、前記内燃機関が第1モータリング運転を行った期間の吸気量の総量を前記積算吸気量に加算し、
前記制御装置は、前記ファイアリング運転を行った後に第1モータリング運転を行った場合、前記内燃機関が第1モータリング運転を行った期間の吸気量の総量を前記積算吸気量から減算し、
前記制御装置は、前記内燃機関が第mモータリング運転を行った期間の吸気量の総量を前記積算吸気量から減算する、
mは、2以上の整数である、
第1側面に記載の制御装置である。
【0009】
第3側面は、
水温は、前記内燃機関の冷却水の温度であり、
前記制御装置は、ファイアリング運転の開始時に、前記水温が上昇すると前記内燃機関が出力するトルクが大きくなるように、前記内燃機関が出力するトルクを推定する、
第1側面または第2側面に記載の制御装置である。
【0010】
第4側面は、
内燃機関と前記内燃機関を始動させるモーターとを備える車両の制御装置であって、
積算吸気量は、前記内燃機関が始動してからの現在までに前記内燃機関が行ったファイアリング運転における吸気量の積算値の増加に伴って増加する値であり、
前記制御装置は、ファイアリング運転の開始時に、前記積算吸気量が増加すると前記モーターが出力するトルクが低下するように、前記モーターを制御する、
制御装置である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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