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公開番号2025125900
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-28
出願番号2024022158
出願日2024-02-16
発明の名称インターロック装置
出願人ダイハツ工業株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類B60L 3/00 20190101AFI20250821BHJP(車両一般)
要約【課題】パワーコントロールユニットの内部に設けられた回路の電圧が十分に低下していない場合にカバーをロックする。
【解決手段】インターロック装置は、電動車両に備えられるパワーコントロールユニットを開閉するカバーをロックするインターロック装置であって、パワーコントロールユニットの内部に設けられたコンデンサに並列に接続され、コンデンサに蓄積された電荷によって電磁力を発生するコイルと、コイルから電磁力が発生された場合、カバーを閉じた状態でカバーを外部から開放することができないようにロックするロック機構と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
電動車両に備えられるパワーコントロールユニットを開閉するカバーをロックするインターロック装置であって、
前記パワーコントロールユニットの内部に設けられたコンデンサに並列に接続され、前記コンデンサに蓄積された電荷によって電磁力を発生するコイルと、
前記コイルから前記電磁力が発生された場合、前記カバーを閉じた状態で前記カバーを外部から開放することができないようにロックするロック機構と、
を備えるインターロック装置。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
前記ロック機構が設けられる可動部材をさらに備え、
前記ロック機構は、前記カバーを閉じた状態で前記カバーを外部から開放することができないようにロックする第1位置と、前記カバーのロックを解除して前記カバーを外部から開放可能とする第2位置との間を往復移動可能に前記可動部材に設けられ、
前記可動部材は、前記電磁力が発生された場合、前記ロック機構を前記第1位置に移動させる
請求項1に記載のインターロック装置。
【請求項3】
前記コンデンサが発生する電圧が所定電圧より小さい場合に、前記ロック機構が前記第1位置から離れて前記第2位置に移動する力を前記可動部材に加える弾性部材をさらに備える
請求項2に記載のインターロック装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インターロック装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
ハイブリッド車または電気自動車等の電動車両は、インバータ等の高電圧回路をパワーコントロールユニット内に設けることにより、客室および荷室から隔絶して閉空間内に収納している。電動車両は、高電圧機器を保守または点検する作業者の安全性を確保するため対策がなされている。例えば、電動車両は、高電圧機器を収納する筐体のカバーが開放された場合、高電圧機器への電力供給を強制的に停止する。
【0003】
また、インバータ等の高電圧回路は、一般的に、コンデンサを含む。コンデンサは、電力供給が停止された後も電荷を蓄積し続ける。このため、電動車両に設けられる高電圧回路は、コンデンサに並列に接続されたパッシブ放電抵抗、および、ECU(Electronic Control Unit)等により制御されるアクティブ放電回路により、電力供給が停止した後にコンデンサに蓄積された電荷を放電する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-014577号公報
特開2022-181191号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、パッシブ放電抵抗およびアクティブ放電回路による電荷の放電は一定の時間を要する。従って、コンデンサは、パッシブ放電抵抗およびアクティブ放電回路により電荷を放電したとしても、パワーコントロールユニットのカバーが開放された直後には電荷が蓄積されている。このため、作業者は、カバーを開放した後、検電をして安全性を確認してから、パワーコントロールユニットの内部の高電圧回路の保守または点検をしなければならない。
【0006】
また、パッシブ放電抵抗は、高電圧が印加されるので、高耐圧の部材により構成される。このため、パッシブ放電抵抗は、耐圧の仕様を満たすため、多くの個数の部品を直列に接続する構成となり、大型化してしまう。また、パッシブ放電抵抗は、高耐圧の部材を用いて小型化した場合には、高価となってしまう。
【0007】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、パワーコントロールユニットの内部に設けられた回路の電圧が十分に低下していない場合にカバーをロックすることができるインターロック装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るインターロック装置は、電動車両に備えられるパワーコントロールユニットを開閉するカバーをロックするインターロック装置であって、前記パワーコントロールユニットの内部に設けられたコンデンサに並列に接続され、前記コンデンサに蓄積された電荷によって電磁力を発生するコイルと、前記コイルから前記電磁力が発生された場合、前記カバーを閉じた状態で前記カバーを外部から開放することができないようにロックするロック機構と、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、パワーコントロールユニットの内部に設けられた回路の電圧が十分に低下していない場合にカバーをロックすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、電動車両の構成を示す図である。
図2は、カバーがロックされている状態におけるパワーコントロールユニットの構成を示す図である。
図3は、カバーがロックされていない状態におけるパワーコントロールユニットの構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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